WEB系言語ランキング2020|WEB系エンジニアを目指す人に
本記事の内容
WEB系トップ企業が使う言語一覧
WEB系TOP企業が使っている言語を調査しました
今回指標として使ったのは、日経BP社のWebブランド調査。TOPのうち一般企業(5位サントリー、10位TDL)を除いた8ブランドについて、開発で使われているプログラミング言語を調査しました。
[対象とするWEB系企業]
WEBブランド調査上位(≒WEB系上位)企業とその使用言語
[日経BP Webブランド調査TOP10にランクインした企業と使用言語の一覧]
- 1位: 楽天
JavaScript、Kotlin、Swift、Ruby、PHP、Java、Node.js - 2位: Yahoo!Japan(Zホールディングス)
JavaScript、Kotlin、Swift、Node.js、Java、PHP - 3位: Amazon Japan
JavaScript、Java、Perl、C++ - 4位: Google Japan
TypeScript、JavaScript、Go、Python、Java、C/C++ - 6位: Youtube(Google)
TypeScript、JavaScript、Go、Python、Java、C/C++ - 7位: Wikipedia
JavaScript、PHP - 8位: クックパッド
JavaScript、Rust、Java、Go、Python、Ruby - 9位: 楽天カード(楽天)
JavaScript、Kotlin、Swift、Ruby、PHP、Java、Node.js
どの企業も、それほど代わり映えのしないラインナップですので、まとめて整理してみましょう!
まとめ:WEB系TOP企業で使われる主な言語一覧(イメージ)
以上でWEB系TOP企業で使われる主な言語はまとまりましたので、これを前提にランキングを作成しましょう。
WEB系言語ランキング2020(いま習得すべき言語)
ここからは、これらの言語のうち、どれを優先して習得すべきかランキング形式で整理してみたいと思います。
[WEB系言語ランキング2020]
-
1位:Python
2位:JavaScriptどちらもすぐに学ぶべき -
3位:Kotlin
4位:Swiftスマホの開発をしたい人は両方学ぶべき -
5位:GO
6位:TypeScript
7位:Node.js新しいサービスを作りたい人は1つ習得すべき -
8位:Java
9位:PHP
10位:Ruby保守案件をこなしたい人はどれか1つは習得すべき
理由は順に解説します。
まず最初に学ぶべきPython&JavaScript
プログラミング言語初心者なら、まずはPythonとJavaScriptの習得をオススメします。
WEB系の開発に携わるのであればどのようなタイプのエンジニアであれJavaScriptの知識は前提として絶対必要ですし、Pythonは言語設計が良いうえに汎用的で利用者も多いため、プログラミング学習にも実践にも使える最もバランスの良い言語だからです。
スマホアプリの開発に携わりたいならKotlin&Swift
もしスマホアプリの開発に携わりたいと思っているのなら、Kotlin&Swiftの習得をオススメします。
現状、iOS向けアプリの開発ならSwift一択です。
一方でAndroidアプリの開発はKotlinかJavaを選択可能ですが、これからWEB系企業でスマホアプリの開発に携わりたいのであればKotlinを習得しておくべきです。
尖った仕事をしたいならGO、TypeScript、Node.js
GO、TypeScript、Node.jsは流行り廃りの激しいWEB業界の中でも尖った言語です。
TypeScriptはmicrosoft、GOはGoogleが開発している言語で、各社社内だけでなくグローバルに人気のある言語でもあります。
保守案件よりもバリバリ新しいプロダクトを開発したいという人にオススメです。
一方でGoogleやMicrosoftが推しているからといって必ずしも10年後にも使われ続ける言語とは限りません。
どの言語を選んでも、アジャイル開発やプロダクトを作るために他者と連携して業務を円滑に進めていく能力は本質的なものです。
万が一廃れてしまった場合のことも考え、業務では言語そのものに囚われるのではなく、開発業務の本質を捉えるよう意識して働くと良いです。
現行の求人数から言語を選ぶなら、Java、PHP、Ruby
ここでは、IT人材紹介会社のレバテックによるプログラミング言語別求人ランキングの結果(下表)を紹介しておきたいと思います。WEB系言語の中でも歴史ある言語がTOP3にランクインしています。
[レバテックキャリア プログラミング言語別求人ランキング2019]
- 1位:Java
- 2位:PHP
- 3位:Ruby
※データが古いため、直近のランキングを独自調査しました(後述)。直近でRubyは順位を落としています。
これら3言語は、求人数が多い反面、面白みのない保守案件が相当数を占めますが、習得しておけば当面食いっぱぐれのない言語と言えます。
また、Javaの求人案件には、かなりの数のSIer案件(非WEB系会社)が含まれている点も留意してください。
WEB系の仕事を選ぶなら、C/C++は捨ててよい
GoogleやAmazonでも未だにC/C++のプロダクトが残っているようですね。例えばGoogleはブラウザやOSの開発、検索エンジンに使う独自の分散ファイルシステムなど、通常のWEB系企業が手掛けないような低レベルのテクノロジーを扱っており、いずれはGOに置き換えたいのではないかと推察されます。
このように、WEB系を目指すなら、あえてC/C++の習得に力を入れる必要はないでしょう。
もしC言語系のプログラミングスキルを持っていてそのスキルを生かしたいのであれば、C#への移行をオススメします。
sansanやルナルナなどのWEB系企業では、C#をメインの言語として利用しているようです。
WEB系言語ランキング2020(求人数順)
ネット上に最新の求人数ランキングが無かったため、直近(2020年5月9日)の正社員求人から独自調査して求人数のランキングを作成しました。
[プログラミング言語別求人数ランキング2020]
- 1位:Java1,858件
- 2位:PHP762件
- 3位:JavaScript541件
- 4位:Python497件
- 5位:Ruby320件
- 6位:Swift140件
- 7位:Kotlin89件
- 8位:TypeScript80件
- 9位:GO64件
- 10位:Node.js 67件
やはりJavaが強いですね。言語仕様が古くつまらない案件が多い反面、やはり食いっぱぐれの無い言語です。JavaScriptやPythonも上位ですので、これらの言語の習得を優先することをオススメします。
合わせて参考にしていただければ幸いです。
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最後にIT業界の他の分野のランキングを紹介します。就職・転職などの際の参考になれば幸いです。
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参考:IT業界の全体概略図
今回は以上です。
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