プログラマーの年収は200万円以下です【IT業界の残酷な成功法則】

IT業界研究

プログラマーの年収からIT業界の構造を紐解いて、幸せに働くための成功法則を解説してみたいと思います。

この記事を読んでほしい方

  • IT業界で働こうかな、と検討中の方
  • IT業界で幸せに生きていきたい現職の方

3分ほどで読める記事ですのでお付き合いくださいm(_ _)m

プログラマーの年収は200万円以下です【事実】

プログラマーの年収は200万円です

ベトナムの平均年収は30万円ほど。この写真のホーチミンも首都ハノイも、物価が安くて住みやすい街です。

日本からベトナムに開発を頼むと、費用は1年で400万円以下。働いてくれてる普通のプログラマーの年収は100万円〜200万円くらいです。

プログラム開発は場所の制約がなく、以前からリモートワークしやすい仕事です。ソースコードには話す言語も直接関係ありませんから、ベトナムでは多くの日本企業向けのプログラムコードを開発しています。

以前は中国でのプログラム開発が盛んでしたが、チャイナリスクに加えて賃金が上昇してしまったので、より単価の安い地域に仕事がシフトしています

プログラミングは場所や言葉を選ばないので、プログラマーを目指すとき、最初の最大のライバルは、世界で最も賃金の安い国のプログラマーだという事実に目を向けてみたいと思います。つまりプログラマーの年収は、グローバルで200万円くらいが1つ基準になります。プログラマーの国際的なコスト競争は、非常にハードです。

プログラミングでは食えないのでSIerに入社しました

プログラミングでは食えないのでSIerに入社

子供の頃、私はプログラミングが大好きでした。

中学生になるとプログラミングを始めて、当時は将来プログラマーになろうと考えていました。大学院で書いた論文もプログラミング言語研究の分野でしたが、遂にプログラマーとして働くことはありませんでした。

成功法則①:プログラミングや作業を仕事にしない

大学院卒業後、私はシステム開発会社(SIer)に入社しました。14年ほど金融分野で働いて、管理職になった今は年収1,000万円に届きました。

システム開発と言っても、今ではどのSIerも開発業務は外部に委託していて、自社ではプログラミングしません。計画策定・進捗管理・課題管理のような、管理と報告がメインの仕事になります。

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私が学生だった当時、プログラミング言語研究分野の教授でさえ、会社に入ったらプログラミングなんてしないのが常識みたいな感じでした。プログラミングしたいなら研究室に残れ、と。

どのシステム会社も開発の海外委託が始まった時期で、日本に居てプログラマーではもう食えないなと思いました。でも今は当時より、プログラマーという職種を選ぶ日本人がずっと増えているはず

ネットにはプログラマー最高みたく煽って儲けている人もいますが、NoCodeと呼ばれるプログラム不要の開発サービスも出てきている中、今さらプログラマーという名の”作業者”になるのは賢い選択ではないです。

成功法則②:「10倍」を考えて仕事をする

ではIT業界では何を仕事にするべきかと言うと、1つの基準は頭を使って「10倍」の成果を出せる可能性があるか。IT業界はスピードが速く、倍々に成長するからです。

プログラミングに限らず、なにかの作業に時間を遣ってしまうと10倍の成果は出しにくい。でも作業する時間を減らして効率化や工夫に頭を使えば、将来10倍の成果が出せます。例を挙げると、事業の拡大や品質管理、業務効率化などの分野は成果を出しやすく、難易度が低めです。

プログラミング関連でいうと、チームリーダーやマネージャーなら、マネジメントスキルを磨いていけば、将来は10倍の開発規模のチームを率いることができるのでOKです。
あるいは、職種はプログラマーのままで「10倍使われるWEBサービス」や「10倍安全性が高いアルゴリズム」の設計を担当しつつ、プログラミングまでやりきるなら、飯が食えます。頭を使って作業もするとなると、私のような凡人にはハード過ぎますが。。。

差別化すると価値が生まれる

プログラマーだけでなく、他のIT技術職も海外とのコスト競争に巻き込まれたら日本では勝てません。タイやジョージアのような、物価が安くて環境の良い地域に移住して現地の水準の生活をするならそれでもいいですけど、日本に住んで食っていくなら、ひと工夫しないといけない。

成功法則③:海外勢との差別化をはかる

コスト競争を避けるには、安価な値段で仕事を受ける海外プログラマー(エンジニア)に対して、差別化戦略を取る必要があります。4つ例を挙げます。

  • 優秀なプログラマー(エンジニア)になる
  • 高い専門性を持つ
  • 顧客と信頼関係を築く
  • 業務(ビジネス&サービス)を理解する

優秀なプログラマー(エンジニア)は目指さなくていい

プログラマーになった以上は優秀なコーダーになりたいと思うのですが、この発想だとコスパが悪いです。ベトナムなどの海外にも優秀なコーダーがいて、結局はコスト競争になって負けちゃうからです。なので、戦う土俵を変えることを考えるべきです。

高い専門性も必須ではない

技術力のあるプログラマーも憧れますけど、やっぱり海外との差別化にならない。趣味と割り切って勉強するならいいですが、コスト競争を回避するには、あまり役に立たないです。

顧客と信頼関係を築く

本音は海外のプログラマーじゃなく、日本人と仕事をしたいんだという顧客は多いです。偏見はよくないけど、やはり日本人同士の方がコミュニケーションを取りやすく、信頼関係を築きやすいですから。

顧客からの問い合わせへの丁寧な対応や、現地でないとできない作業依頼などは日本人の方が圧倒的に有利ですから、しっかり対応することで差別化できます。

業務(ビジネス&サービス)を理解する

プログラムはビジネスを実現するための手段であって、目的はビジネスそのもの。ですからビジネスを理解することは、より良いプログラムの開発に繋がります。

海外のプログラマーに開発をお願いした場合、業務まで理解してもらうのはなかなか難しいです。5年とかずっとその会社の仕事をやってくれる海外メンバーならば別ですけど、基本的には国内メンバーの方が業務の理解度は高い。その分プログラムの品質を高められるので、差別化のポイントになります。

つまり、IT業界はコミュ障だと生きづらい世界です

IT業界はコミュ障だと生きづらい世界

コミュ障だから技術力を磨いて勝負したいと思っている人は、IT業界で頑張っても、挫折しちゃうかもしれません。
IT業界に就職しても、基本的には技術で勝負できないからです(例外あり)。

業界に入る前はIT=技術と思うかもしれませんが、システム開発(SIer)もWEB系企業も人間力や内部の人間しか知らない業務サービスを理解するといった、技術以外のフィールドが主戦場なんです。

「技術よりコミュ力」といったスキルの重要性のギャップは、これからIT業界で働こうという若い人にとって、かなり理解不能な事実かと。プログラミングスクールに高いお金を出してもIT業界に潜り込めるというだけで、それ以上の価値はほとんど生み出さないんです。

成功法則④:技術が好きなら徹底的に尖る

もし技術に人一倍興味があるのなら、徹底的に尖った人材になるべきです。

大きい企業には数人ですが先端分野の尖った人材がいまして、セキュリティエンジニアやデータサイエンティストのポジションがあります。他にも、研究職という選択肢もあります。

ただし若干名ですし、会社でも特殊なキャリアになるので理解者が少なく、職場に居ても幸福感が高いとは限らないです。

成功法則⑤:海外移住すると成功のハードルが下がる

コミュ障で技術が好きな人が日本で働いても年収が上がりにくく、チームでも浮いてしまいがちで自己肯定感の低い人生になって悩む人も少なくありません。

それなら物価の安い国で、年収と顧客の期待値を下げて、リモートワークした方が幸せです。

平均年収で言うとベトナムが30万円、ジョージアが75万円、タイが100万円ですから、プログラマーとして年収200万円稼げれば現地で十分すぎる生活ができますので。人生のハードルが大きく下がります。

タイのチェンマイあたりに行くと、ハードルを下げたいフリーランスエンジニアが世界中から集まってきていて、聖地化しています。タイは日本よりおおらかな点も魅力です。

チェンマイなど快適に過ごせる海外の街に移住すれば、顧客との信頼関係の構築やビジネス理解に少し距離を置いて、技術を重視したりと好きなように楽しく働くのにぴったりです。

万が一、始めた仕事が自分のやりたいこととミスマッチしてしまった場合でも、あっさり辞退してOKです。生活費が安いので、一時的な失業リスクを低く抑えることができるからです。

まとめ

これからの働き方は、できるだけストレスや我慢などのやりたくない事を減らすことで健康を維持し、やりたい事をやり続けた方が時代に合っていると思います。そして、成果の出せる条件を整えて、今後はもっと戦略的に働いていくべきではないでしょうか。

  • 成功法則①:プログラミングや作業を仕事にしない
  • 成功法則②:「10倍」を考えて仕事をする
  • 成功法則③:海外勢との差別化をはかる
  • 成功法則④:技術が好きなら徹底的に尖る
  • 成功法則⑤:海外移住すると成功のハードルが下がる

今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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