お金持ち企業は仕事の質も年収も高いため、キャリアアップに有効です

IT業界(SIer) 転職

IT業界ならSIerへの転職をオススメする5つの理由【転職】

私がSIerへの転職をオススメする理由を5つ挙げます。

  • 理由①:働きやすい
  • 理由②:福利厚生が充実している
  • 理由③:コミュニケーション能力が高まる
  • 理由④:世の中のトレンドが分かる
  • 理由⑤:動かせるお金の額が大きい

理由①:働きやすい


ひと昔前まで、SI業界は残業がとても多く、さらにパワハラ体質でもあり、働きにくい業界でした。残業時間が100時間を超え、中には会社に寝袋で泊り込んで働く人までいました。今の会社で部長職についているのはそうした減私奉公の厳しい環境に耐え抜き、成果を上げてきた方々です。

さらにシステム障害を起こせば、ユーザから過剰に怒鳴られたり、今では人権問題になるような状況もありました。サービス残業も横行して、残業しても給料が増えないことも問題でした。

それでもSI業界の上流は年収1,000万円を狙えるとても給与水準の高い業界で、「給料は良いがキツイ業界」だったのです。これでは給料が良くても転職したくないですね。
業界全体がそうした状況から一変したのは2007年にワークライフバランス憲章が策定されたのが大きく関連しています。

パワハラやサービス残業を行った企業は、社会的に大きなペナルティを受けるようになりました。SI業界は大手が中心で中小独立系というのは少ないため、この国の方針は業界全体によく浸透しました。

労務基準監督署による監査などの効果もあって、多くの企業では平均残業時間は多い所でも40〜50時間以内に収まっており、業界の体質は随分と改善されました。

私の会社でも残業規制は厳しく、万が一規制を超過した場合には社長まで報告が上がります。さらに月に1回は絶対に年休を取得しなくてはなりません。

こうした変化により年収1,000万円でも「残業地獄」…というのは過去の話です。しかし2007年以前のSI業界について語る人も多いので、高収入はそのままで働きやすい環境に変化しているかどうか、お目当の個別企業について調べてみて下さい。

理由②:福利厚生が充実している

これもSIerは大企業が多いための特徴といえます。私の勤務している会社では、寮費は1万円ほど。それ以外にも余暇に使えるホテルや財形、退職金や401Kの積立など全てを合わせると、年間およそ200万円ほど額面の年収意外の福利厚生があります。

理由③:コミュニケーション能力が高まる

これは好き嫌いもあると思いますが、SIerでは技術よりもコミュニケーション能力を重視します。どういうことかと言いますと、システム構築をオーダーメイドの家やスーツを作ることをイメージすると良いと思います。

オーダーメイドの家やスーツを作る時に最も重要な事は何だと思いますか?お客様のニーズを的確に把握し、そのお客様に最適な商品をローコストで提供する事です。それを実現するためには家の部材やスーツの生地について詳しい方が良いには良いですが、それよりもお客様を惹きつける人間力や、顧客ニーズを引き出すコミュニケーション能力の方が重視されるのです。WEB系では技術力が重視されますので、この点はWEB系と大きく異なる点です。むしろ、技術に強い人はSIerの中で数が少なく、うちの会社でもAIやビックデータ、金融商品などの特定分野に限って技術力のある人材を育成しています。

理由④:世の中のトレンドが分かる

技術力を重視していないため、世の中のトレンドから疎いのでは?と思われるかもしれませんが、そんな事はありません。確かにPHPのバージョンがどうした、新しくリリースされたエディタが使いやすいかといったトレンドには疎いですが、もっとマクロなトレンドには皆詳しいです。

例えば金融系なら金融の、製造系なら製造の業界トレンドについて皆詳しいです。中には金融や製造などの業界に転職する人もいる程で、業務知識も豊富な人が多いのです。

もちろんIT業界についても国内外の大手プレイヤーに関する情報を中心に、トレンドをしっかり把握しており、社内の同僚と会話するととても刺激を受けます。

理由⑤:動かせるお金の額が大きい

SIerの業務は売り上げが大きいことが多く、その分動かすお金が大きくなります。一つの開発案件でも数億〜数十億、メガバンクですと数百億といった案件もあります。そのため、開発には子会社や他社のメンバーをアサインし、自ら開発をする事は新人を除いてはレアケースです。大きなお金と多くのメンバーをいかに効率的かつ生産的に動かして行くかが腕の見せ所です。

お金の使い方もケチケチしておらず、開発に必要な製品であれば有償の製品をバンバン導入します。データベースならOracle、AIならIBMのワトソン、などなど。そのため、イノベーティブな新製品の営業も連絡が多く入るため、使える先端技術に関する知識も集まりやすい業態と言えます。

【業界歴12年の私が語る】IT業界志望なら、お金持ち系SIerがオススメです

私が日系のSIerに新卒で入社して、12年が経ちました。今もその会社に在籍し、年収1,000万円ほど給料で生活をしています。

私の勤務しているのは資本が潤沢なお金持ち企業です。福利厚生も充実しているので、それらの無いフリーランスの方や外資系企業に勤務されている方と比較する場合の実質年収はおよそ1,200万円になります。しかし一方で激務ではなく、まったり仕事ができています。この記事では、激務を避けて年収1,000万円を無理なく稼げるようになるためにはどうしたら良いか、解説します。

激務をこなして年収2,000万円やそれ以上を稼ぎ出したい方を除けば、日系のお金持ち企業のシステム部門やSIerに勤めるのがおすすめです。

日系のお金持ち企業とはどのような会社なのかについて、後ほど解説します。

大卒ならば高学歴でなくて良い

もしあなたが大卒で今の仕事を続けても給料が上がる見込みがないと感じているなら、転職して年収1,000万円を目指しませんか?どのIT企業も人材不足で優秀な人材を欲しているため、今は転職による年収UPのチャンスです。

ただしどの企業にも就業規則があり、大手SIerの社員になるには大卒以上の学歴を求められるのが一般的です。ただし新卒採用とは異なり、中途採用の場合は有名大学を卒業していなくても優秀な人材と判断されれば、採用される可能性が高いです。特に女性のリーダークラス育成は企業にとって大きな経営課題となっているため、人事権を持つ役員が最も欲している人材層です。そのため、いま女性の転職はかなり有利だと思って良いです。

しかし業界大手企業でも、平均年収は800万円台

冒頭、私の年収は1,000万円超と書きましたが、実は日系SI業界大手企業に就職してもそんなには稼げません。

  • NTTデータ 平均年収820万円(38.4歳)
  • 新日鉄住金ソリューションズ 平均年収837万円(39.4歳)
  • 伊藤忠テクノサイエンス 平均年収855万円(40.5歳)

いずれも日本を代表する大手SIerですが、年収はこんなものです。

金融系SIerに就職すれば、英語ができなくても課長にならなくても年収1,000万円

ではどうすれば年収1,000万円を達成できるのでしょうか?この記事の冒頭で、「お金持ち企業」という条件を書きました。大手企業だから年収が高いのではなく、儲かっている会社であることが重要な条件です。儲かっている会社は顧客の属性が良く、お金持ちの会社を相手にビジネスをするのが常識です。

では儲かっている会社はどこかというと、国内においては証券・銀行・保険などの金融機関が圧倒的に収益力が高いわけです。ただし銀行は今再編の真っ只中で、多くの行員が不要となることが見込まれており、顧客として不安定な状況のためオススメできません。

そこで私がオススメしたいのは、日系の中でも銀行以外の金融系のSIerです。例えば、野村総合研究所の平均年収は1,166万円(40.2歳)で、業界最高水準です。同じく金融各社のシンクタンクや、金融系SIerのやシンプレクスも平均年収は非公開ですが30代で1,000万円を稼げる会社です。※各社の総合研究所はシンクタンクとも呼ばれますが、大手シンクタンクは三菱総研を除いてSIerだと思って問題ありません。

日系金融大手各社の情報システム部門も狙い目

また証券・保険大手各社が持つ情報システム部門も、平均年収1,000万円にリーチします。以下のような企業のシステム部門志望で就職するということです。

  • 野村證券
  • 東京海上日動火災保険
  • 三井住友海上

リクルートや電通の情報システム会社も1,000万円に準じた年収を得られる

さらに他の選択肢として、リクルートや電通も金融系に準じた給料となっています。お金持ち企業で、社員にはしっかりとお金を出すというスタンスです。

  • リクルートホールディングス 情報システム部門
  • リクルートテクノロジーズ
  • 電通国際情報サービス
  • 電通デジタル

金融系SIerや金融業界の情報システム部門に転職するには?

ページ下部(こちら)で解説していますのでご覧ください。

金融系SIerはビックデータやAI領域が急速に発展する中で生き残れるか?

給料もさる事ながら、IT業界で気になるのは業界内の技術革新の進歩が早いため、将来古い技術しか判らない、取り残された人材になってしまうのではないか?という不安をエンジニアは抱えています。

実はこの点についても金融系SIerは強みを持っており、既に30年以上も高給を出しながらも生き残っている企業がほとんどです。

【断言】資本力の無いシステム会社が技術力で生き残れるほど甘くない

技術者にとっては夢のない事を申しますが、技術革新に適応して生き残る事のできる会社は、技術力のある企業ではなく、お金持ち企業です。

システム業界では次々とキラ星の如く新技術が誕生します。最近の大きなテーマでは、ビックデータやAI、量子コンピューター、仮想通貨などで、既存システムは新技術を用いた、より競争力の高いシステムに毎年リプレースされていきます。

こうした新技術に対して、自社の力で技術者を育てても、とても追いつきません。常に最新の技術を持つ会社と手を組んで、必要な企業から必要な最新技術を必要なだけ導入する方が効率的で、生き残る可能性が高いです。そのためには、革新的な企業に相手にしてもらえるだけの資本力が何よりも必要なのです。

また、このようにその時必要な技術を持つ企業と組んでシステム開発する手法は、一般に「マルチベンダ」と呼ばれます。金融系SIerは競争力を強化するため、いずれもマルチベンダー方式を採用しています。さらに大手企業が組んで先端技術の検証をしたり、協議会を開くなど強い企業が集まって、より強い海外の資本に負けることが無いように経営努力を積み重ねています。

一方でベンチャーや中小零細企業、大手企業の中でも資本力の無い企業は、会社の持つコア技術が世間のトレンドと合致しているうちはいいですが、いずれ社会動向や技術革新に適応するのが難しくなっていき、収益が落ちて社員の年収にも悪影響を及ぼしてしまう傾向があります。

新技術への対応という意味においても、上記に挙げた企業は資本力があるために将来も生き残る確率が高く、就職するにはオススメなのです。

キャリアアップで年収アップを目指そう


もしあなたが今お勤めの企業にこの先10年在籍したら年収はいくらになると思いますか?もし十分な年収アップが見込めないのなら、思い切ってお金持ち企業に転職してはいかがでしょう。

年収UPを目指して転職する場合、IT業界に詳しく、腕の良いコンサルタントに相談できるエージェントを選ぶべきです。私のオススメの転職エージェントはTechClipsです。今の年収から100万円アップも狙えます。

 

私の勤務先からもTechClipsを利用して年収UPした同期が数名います。ただし私の勤務先は国内最高水準の給与のため、転職先はいずれも外資系企業で、転職後はバリバリ働いています。

目先のシステム開発ではなく、システムのあるべき姿を考え抜く力を養おう

ここまで読んでいただいた方には理解していただけると思いますが、年収を上げるために英語やプログラミングを学ぶというのは間違いです。何よりもお金持ち企業に好かれる人材を目指すことが重要です。それは一体どのような人材を目指せば良いのでしょうか。

もしもあなたがプログラマーなら、システム開発するときには設計よりもまずプログラミングしたいと思うかもしれません。インフラエンジニアなら、OSやミドルウェア、ネットワークの設定をどのように行うか日々考えて作業している方が多いでしょう。

しかし年収1,000万円を目指すなら、システムの目先の開発や設計/設定ではなく、システムの「あるべき姿」を第一に考える癖をつけましょう。この発想がお金持ち企業で働く人の考え方です。

例題:働き方改革

例えば社会の動向に基づいて、働き方改革をシステムの力で実現するとしたら、どのような方法が考えられるでしょうか?5分間、考えてみてください。


 

唯一の正解はありませんが、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • ユーザの在宅勤務を実現するシステムの構築(★)
  • メンテナンス作業の自動化
  • オンライン処理への置き換えによるバッチレス化
  • 障害対応時のプロセス簡略化

アイディアが浮かびましたか?次に、これらを実現するためには、現状のシステムや業務プロセスのどこに手を入れれば良いでしょうか?

例題(★):在宅勤務を実現するシステムの絵を描こう

例えば在宅勤務を実現するシステムを構築するにはどうしたら良いか考えます。登場人物や業務要件、システム構成、性能要件などを手書きで良いので絵に描いてみましょう。

全体の構成や目的、メリット・デメリットなどを俯瞰できる絵が描けて、システム担当者にも業務担当者にも説明ができれば、年収1,000万円の仕事はほぼできたも同然です。あとはその絵に基づいて要件書なり外部設計書を書き起こし、この後のシステム開発は外注してしまいます。これが年収1,000万円を稼ぐ最上流エンジニアの仕事内容です。

細かいプログラムや設定値などは外注先に任せて一番大切なシステムのコンセプトや概念を抑えるようにしましょう。繰り返しますが細かいプログラムや設定値まで理解できればより良いのですが、最も大切なのはコンセプトであって、上流のエンジニアにとっては細かいプログラムを理解していなくても大した問題ではないのです。