SIer社員向け|転職先はどの企業が良い?|年収ランキングあり
ざわざわしている
ここ数年、周囲がざわざわしています。
なんの事かといえば、SIerに務める友人・知人の転職者が際立って増えてます。転職する人の社歴も2年〜20年以上の人まで、とても幅広いです。
本記事では、私の周囲に転職アリと判断した人が激増した理由について調査し、SIer社員が良い転職をする方法について提案します。
本記事の内容
IT業界で転職者数が急増している
世の中では統計的にどうなんだろうと調べていたところ、リクルートエージェント社のサイトで以下のグラフを見つけました。
ここ数年で、IT業界の転職者数が倍増していることが客観的にわかります。
コロナの影響でもIT系求人は減ってない
コロナ後(3月)のIT系人材の求人倍率は7倍を超えています。対面での面接を控える企業や、オンライン面接に切り替える企業が多い一方、どの企業も採用は継続しているようです。
[IT系求人は緑線の推移]
SIer社員の転職先はどういった企業がよい?
では、SIerからの転職先はどのような企業が良いのでしょうか?私の周囲の実例から見ると、転職先はほぼコンサルティングファーム一択です。
[友人・知人(SIer社員)の転職先]
- コンサルティングファーム ほぼココ(数十名)
- 一般事業会社の社内SE 数名
- WEB系企業 1名のみ
- 金融機関 数名
- GAFA 1名のみ
私の周りの実例をヒアリングした内容を踏まえて、上記の企業への転職について考えてみます。
ボトルネックは雇用条件
転職でボトルネックとなるのが、現職と比べた際の雇用条件。
転職市場が売り手市場とはいえ、年収などの条件交渉はシビアな面があります。
実情|転職先はほぼコンサルティングファーム 一択
コンサルティングファームへの転職条件
SIer社員が現職よりも良い雇用条件の転職先を求めると、ほぼコンサルティングファーム一択になってしまいます。各社の年収レンジを見てみます。
[求人情報から年収レンジを収集し、年収レンジの上限金額でランキング]
- : 日本アイ・ビー・エム690万円〜2,700万円
- 2位: アクセンチュア400万円〜2,500万円
- 2位: 野村総合研究所1,000万円〜2,500万円
- 4位: PwC800万円〜2,100万円
- 5位: SHIFT400万円〜2,000万円
- 5位: EY Japan500万円〜2,000万円
- 5位: ベイカレント・コンサルティング500万円〜2,000万円
- 5位: KPMGコンサルティング500万円〜2,000万円
- 5位: アビームコンサルティング500万円〜2,000万円
- 5位: ノースサンド500万円〜2,000万円
- 5位: PwCコンサルティング600万円〜2,000万円
- 5位: デロイト トーマツ コンサルティング620万円〜2,000万円
- 5位: シンプレクス700万円〜2,000万円
- 5位: ALBERT804万円〜2,000万円
- 5位: ビジョン・コンサルティング1,000万円〜2,000万円
- 16位: デロイトトーマツサイバー580万円〜1,800万円
- 16位: エル・ティー・エス800万円〜1,800万円
- 16位: ディーバ1,000万円〜1,800万円
- 19位: キャップジェミニ525万円〜1,700万円
- 20位: Cambridge Technology Partners620万円〜1,680万円
- 21位: ISIDビジネスコンサルティング434万円〜1,634万円
- 22位: クニエ450万円〜1,600万円
- 22位: 秀玄舎500万円〜1,600万円
- 25位: Dirbato350万円〜1,500万円
- 25位: リヴァンプ390万円〜1,500万円
- 25位: NTTデータグローバルソリューションズ400万円〜1,500万円
- 24位: Coum600万円〜1,560万円
- 25位: アットストリームコンサルティング600万円〜1,500万円
- 25位: アットストリームパートナーズ600万円〜1,500万円
- 25位: GLナビゲーション600万円〜1,500万円
- 25位: レイヤーズ・コンサルティング800万円〜1,500万円
- 25位: メディオクリタス800万円〜1,500万円
- 25位: データミックス1,000万円〜1,500万円
- 25位: レノバ700万円〜1,500万円
年収交渉では、多くの場合は今の年収をベースに少し増額したあたりを提示されることになると思います。
その他の転職先
SIerから一般事業会社(社内SE)への転職
転職エージェントによると、IBMなどのSIer社員には社内SEが人気で、みんな社内SEになりたいと言うそうです。
背景には、SIerよりもユーザ側の方が働きやすいのでは?と思うためだと思います。
一方、雇用条件は下がってしまう点には覚悟が必要です。
SIerから金融機関への転職
例えば三菱UFJ銀行のように、メガバンクには社内SEが900人ほどおり、システム企画などの上流工程やセキュリティなどの専門分野を中心にシステム関連業務を行っています。
また金融機関は年収が高いため、数少ない転職先候補になり得ます。
SIerからGAFAへの転職
私の周囲ではGAFAへの転職者は少ないです。国内SIerとGAFAとでは求められるスキルセットが異なることが大きな原因だと考えられます。
雇用条件は良いため、募集求人とのスキルマッチングさえうまくいけばアリな転職です。
SIerからWEB系への転職
WEB系への転職も、私の周囲では1名のみです。雇用条件は良くありませんが、やりたい事を優先したい人には良い転職ができると思います。
まとめ
最後にSIer社員がどのような企業に転職するのが良いか考えをまとめます。
- 転職の動機を明確にする
- 雇用条件を改善したいなら、シンクタンクへの転職を検討する
- 雇用条件を妥協してでもやりたい事があるのなら、それを実現できる会社に転職する
雇用条件を改善したいなら、シンクタンクへの転職を検討する
シンクタンクも数多くありますが、シンプルにアクセンチュアへの転職を検討すれば良いと思います。
企業の規模が大きく安定しており、社員からの評価が高く、雇用条件も良いためです。
雇用条件を妥協してでもやりたい事があるのなら、それを実現できる会社に転職する
雇用条件を妥協してでも転職したい場合、選択肢は多いです。
社員の評価や企業の安定性などから分野別に企業ランニング作成し、以下の通り公開しています。
自分が飛び込んでみたい分野から企業を見つけてみることをオススメします。
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参考:IT業界の全体概略図
今回は以上です。参考になりましたら幸いです。