SDGsで転職先を選ぶ｜優良IT企業ランキング2020
優良なIT企業に転職したい人
「そろそろ他の会社に転職したいな。転職条件だけじゃなく、将来性のある優良なIT企業を選びたいな。」
こんな疑問に答えます。
この記事を書いているのは、金融業界歴14年・年収1,000万円ちょっとの金融系エンジニアです。
将来性が高く優良なIT企業に転職するなら、今はSDGsを見ると良いです。
IT転職を希望するエンジニアの方が優良企業を選ぶことができるよう、SDGsに取り組むIT企業をランキング形式で紹介します。
本記事の内容
SDGsとは
SDGsは2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された持続可能な開発目標のことです。
2016年に発行し、国際社会全体が2030年までに達成すべき17項目の目標が設定されました。
SDGsが普通の開発目標と異なるのは、GDGsに賛同した多くの企業が経営理念の中核にSDGsを据えている点です。
こうしたトレンドは、Google Trendsで”SDGs”で検索しても確認できます。SDGsが社会で重視されつつある１つの証跡として、トレンドグラフを記載します。
日本政府の取組み
2015年に安倍首相が国連本部で行った演説の中から、ポイントを３つ挙げます。
- 貧困の撲滅に向け、包摂的、持続可能かつ強靱な「質の高い成長」を追求する
- 誰一人取り残されないよう、脆弱な人々の保護と能力強化を重視する
- 持続可能な環境・社会づくりの実現に向け、日本としても一層努力する
これらを達成するため、IT企業がテクノロジーから支援し、実現できることは少なくありません。
また国内各企業にも賛同・協力を求めたいことから、外務省はSDGsに取り組む企業の一覧を公開しています。
IT業界への就職・転職｜SDGsで優良企業を見分ける
SDGsに取り組んでいるIT企業かどうかをチェックすれば、優良企業かどうか見分ける大きな判断材料になります。その理由は３つあります。
[就職・転職の際、SDGsで優良企業を見分けることができる３つの理由]
- SDGsは国際社会全体の実質的な中期経営計画だから
- SDGs達成のためにIT企業が果たす役割が大きいから
- SDGsは投資家からも注目されているから
SDGsは国際社会全体の実質的な中期経営計画だから
世の中の大きな流れに鈍感な社長は、経営者失格です。SDGsのような非常に規模の大きい世の中のトレンド・社会の目指す方向性を無視して企業経営はできません。
つまり、SDGsに取り組む企業かどうかを見れば、就職・転職を希望する企業の経営者がまともな人かどうか判断する材料に使えるのです。
SDGs達成のためにIT企業が果たす役割が大きいから
前述したとおり、SDGs達成のためにテクノロジーが貢献できることは数多くあります。例を挙げれば、学習済みAIやリモート診断の技術を使えば発展途上国の医師不足問題の解消に繋がります。
WEB技術によって動画や電子書籍を活用すれば、今まで教育が行き届かなかった地域にも安価に教育を施すことができます。こうした役割はIT企業が果たすべきものの一例に過ぎません。
SDGsは投資家からも注目されているから
投資判断をする際、従来のような財務情報に加えて、環境・社会・ガバナンスを考慮するESG投資が拡大しています。
過去10年で約6倍の規模になり、世界の運用資産総額の1/4以上を占めるまでになっています。つまり企業は、自社の価値を高めるために環境・社会・ガバナンスを意識した経営が必須となっており、SDGsはその大きな指針となっているのです。
SDGsで転職先を選ぶ｜優良IT企業ランキング2020
SDGsへの取り組みから優良企業を見分ける
本記事では、外側と内側からIT企業をランキング形式で紹介しています。
- 外側・・・SDGsに取り組んでいる企業
- 内側・・・企業の安定性、平均年収、社員による自社評価
外務省のSDGsに取り組む企業の一覧からIT企業を選び、ランキング対象とします。
就職・転職視点では企業の安定性、平均年収、社員による自社評価を重視する必要があることから、選抜企業をこれらの視点でランキング化します。
[本記事の３つのランキング]
- 1. 企業の安定性
- 2. 社員の平均年収
- 3. 社員による自社評価
企業の安定性
会社の売上から、企業の安定性をランキング形式で紹介します。
社員の平均年収
就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。
上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。
特に日本企業は年功序列の傾向があるため、会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がることが一般的なため、社員の平均年齢も合わせて掲載します。
社員による自社評価
OpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。
実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。
SDGs企業の安定性ランキング
： KDDI50803.5億円 (41996人)- 2位： 三菱電機45199.2億円 (145817人)
- 3位： 富士通39524.4億円 (132138人)
- 4位： 日本電気（NEC）29134.5億円 (110595人)
- 5位： 楽天12639.3億円 (20053人)
- 6位： セイコーエプソン10896.8億円 (76647人)
- 7位： フジクラ7107.78億円 (57228人)
- 8位： 伊藤忠テクノソリューションズ4519.57億円 (8359人)
- 9位： 横河電機4037.11億円 (17848人)
- 10位： JVCケンウッド3076.27億円 (16939人)
- 11位： NECネッツエスアイ2779.49億円 (7743人)
- 12位： グローリー2357.62億円 (9217人)
- 13位： FUJI（機械）1291.04億円 (2449人)
- 14位： IDEC627.57億円 (3654人)
- 15位： メルカリ516.83億円 (1826人)
- 16位： 正興電機製作所245.14億円 (993人)
- 17位： ロコンド85.76億円 (–)
- 18位： インフォマート85.41億円 (462人)
- 19位： マーケットエンタープライズ84.73億円 (156人)
- 20位： エキサイト63.04億円 (240人)
- 21位： Abalance59.85億円 (76人)
- 22位： ニックス（機械関連）43.21億円 (183人)
- 23位： 応用技術43.17億円 (212人)
- 24位： バンク・オブ・イノベーション42.95億円 (166人)
- 25位： BASE38.5億円 (136人)
- 26位： ホットリンク36.96億円 (138人)
- 27位： Amazia33.87億円 (16人)
- 28位： ユビテック18.76億円 (86人)
- 29位： ジモティー12.63億円 (48人)
- 30位： Link-U10.86億円 (45人)
- 31位： アプリックス（SIer）8.44億円 (39人)
社員の平均年収
- ： KDDI952.8万円 (42.5歳)
- 2位： 伊藤忠テクノソリューションズ871.1万円 (40.7歳)
- 3位： 横河電機863.1万円 (45.0歳)
- 4位： 三菱電機816.9万円 (40.4歳)
- 5位： 日本電気（NEC）798.9万円 (43.4歳)
- 6位： 富士通798.5万円 (43.2歳)
- 7位： セイコーエプソン771.6万円 (43.6歳)
- 8位： JVCケンウッド757.1万円 (48.3歳)
- 9位： 楽天755.7万円 (34.0歳)
- 10位： NECネッツエスアイ755.4万円 (43.6歳)
- 11位： FUJI（機械）751.6万円 (41.9歳)
- 12位： フジクラ715.6万円 (42.7歳)
- 13位： メルカリ712.1万円 (31.9歳)
- 14位： グローリー703.5万円 (43.5歳)
- 15位： IDEC662.8万円 (43.3歳)
- 16位： アプリックス（SIer）657.5万円 (45.0歳)
- 17位： 応用技術656.2万円 (42.0歳)
- 18位： Link-U638.4万円 (29.8歳)
- 19位： ホットリンク628.5万円 (36.0歳)
- 20位： 正興電機製作所612.8万円 (46.0歳)
- 21位： BASE609.9万円 (32.0歳)
- 22位： Abalance609.0万円 (41.4歳)
- 23位： エキサイト584.4万円 (36.6歳)
- 24位： Amazia573.2万円 (32.6歳)
- 25位： ユビテック571.2万円 (40.7歳)
- 26位： インフォマート535.6万円 (34.0歳)
- 27位： ニックス（機械関連）529.1万円 (43.4歳)
- 28位： バンク・オブ・イノベーション494.8万円 (29.6歳)
- 29位： ジモティー485.4万円 (32.0歳)
- 30位： マーケットエンタープライズ414.2万円 (31.0歳)
社員による自社評価
- ： アクセンチュア4.16
- 2位： 楽天3.71
- 3位： マーケットエンタープライズ3.59
- 4位： テコテック3.55
- 5位： 伊藤忠テクノソリューションズ3.47
- 6位： ヤフー3.47
- 7位： メルカリ3.45
- 8位： フォトシンス3.37
- 9位： リヴァンプ3.35
- 10位： ソニーグローバルソリューションズ3.33
- 11位： NTT西日本3.31
- 12位： Ｗｉｄｓｌｅｙ3.29
- 13位： エイシス3.29
- 14位： イーツ3.29
- 15位： ＫＤＤＩ3.29
- 16位： パデコ3.27
- 17位： パーソルプロセス＆テクノロジー3.27
- 18位： 楽天モバイル3.26
- 19位： クレアン3.26
- 20位： キャスレーコンサルティング3.25
- 21位： 富士ゼロックス3.25
- 22位： フリークアウト3.24
- 23位： 横河電機3.24
- 24位： 日本電気3.21
- 25位： セイコーエプソン3.15
- 26位： エブリー3.14
- 27位： NECネッツエスアイ3.13
- 28位： 富士通3.11
- 29位： 三菱電機3.11
- 30位： 応用技術3.11
- 31位： ロコンド3.09
- 32位： グローリー3.09
- 33位： ソニックムーブ3.08
- 34位： ホットリンク3.08
- 35位： Abalance3.08
- 36位： バンク・オブ・イノベーション3.06
- 37位： オオスミ3.05
- 38位： サイバード3.04
- 39位： リゾーム3.03
- 40位： ソルフレア3.02
- 41位： ロイヤルゲート3.01
- 42位： 光システム3.00
- 43位： ＢＡＳＥ3.00
- 44位： エイム3.00
- 45位： インフォマート2.98
- 46位： 合同会社ＤＭＭ．ｃｏｍ2.97
- 47位： ＦＵＪＩ2.97
- 48位： スプラシア2.96
- 49位： ＯＮＥ ＣＯＭＰＡＴＨ2.96
- 50位： 昭和機械商事2.96
- 51位： テイルウィンドシステム2.96
- 52位： エキサイト2.95
- 53位： ファンプレックス2.94
- 54位： ユビテック2.89
- 55位： スタイル・エッジ2.89
- 56位： JVCケンウッド2.89
- 57位： ニックス2.85
- 58位： ユビテック2.82
- 59位： 国際航業2.82
- 60位： 正興電機製作所2.81
- 61位： アプリックス2.79
- 62位： フジクラ2.79
- 63位： テクバン2.75
- 64位： アライドテレシス2.73
- 65位： IDEC2.53
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