COBOLエンジニア|求人企業ランキング2020【転職者向け】

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この記事は、転職を希望するエンジニアの方が優良企業を選ぶことができるよう、ランキング形式で求人募集企業を紹介します。5月12日現在の求人となりますので、最新情報の確認方法は記事の最後に記載していますのでご利用ください。

本記事の内容

COBOLエンジニアの将来性が高い3つの理由

COBOLエンジニアの将来性が高い3つの理由

COBOLエンジニアにはもう将来性がないと考えている方もいらっしゃると思いますが、そうとも言い切れない3つの理由を挙げます。

理由①:COBOLは開発対象となる業務の付加価値が高い

まず最初に考えたいのが、開発業務の値打ちってどうやって測ればいいでしょう。

開発者(プログラマー)の目線で考えると、生産性が高い開発者かどうかが重要です。例えば以下の様なプログラマーは生産性が高いです。

  • 効率的な開発環境やプログラミング言語を使いこなす
  • コーディングが早くて読みやすくて正確
  • テストやバグの検出を過不足なく行える

次はもっとビジネスライクに生産性を評価してみます。プログラミングコード1行あたりの価値は一体いくらでしょう(普通はこんなことしませんが・・・)。

プログラミングコード1行の価値=そのシステムが作られて捨てられるまでに稼ぐ総利益➗コード行数

ビジネスでは、ちゃんと動いて、損失(バグによる障害など)がなく、利益を挙げ続けるシステムが付加価値が高いシステムであり、開発者の生産性は二の次です。

そしてこれがCOBOL開発者が評価される理由です。
60年前に作られたCOBOLが未だに動いているのはどのようなシステムかというと、以下のようなものが挙げられます。


  • 捨てたくても捨てられない基幹システム
  • Javaなどに置き換えたくても移行のリスクが大きいシステム
  • 昔からあり、理解するのも難しい複雑な業務を行なっているシステム

いずれも重要な業務を行なっているシステムであるゆえにシステムそのものの付加価値が高く、古くても捨てることも移行することも無く、使われ続けているのです。

また、このようなシステムは長年稼ぎ続けますから、プログラミングコード1行あたりの価値も高くなり、
その開発業務はJAVAなどによる一般的な開発よりもずっと高付加価値な業務と言えます。

理由②:COBOLエンジニアは人材不足である

COBOLエンジニアは人材不足である

そうは言っても、現実的にはそんな古い言語は誰もやりたがりません。時代に取り残されてしまうのではないか?と考えるのは当然のことです。

ですから、COBOLをはじめとした古いプログラミング言語による開発現場は、どこも高齢化しています。若い人材が不足しているのです。

人材市場の需要と供給の関係にギャップが生じていますから、若いのにCOBOLができるとなると、十分なアピールポイントになります。

COBOLエンジニアの仕事は、古いプログラムとのお付き合いです。根気のいる仕事で、決して華やかではないですが、会社の根幹を担う業務処理が多く、やりがいはあります。

理由③:【裏技】低給のCOBOLプログラマーから高給のエンジニアにキャリアアップしやすい

低給のプログラマーから高給のエンジニアにキャリアアップしやすい

実際に若いうちにCOBOLでの開発現場にアサインされるとします。対象は金融機関などの重要システム(基幹システム)を希望することで、キャリアアップの土壌を得ることができます。

業務を通じて、プログラミングスキルに加えて基幹業務に関する知識を身に付けることができます。この業務知識が、数年後キャリアアップする鍵となります。

狙い目は大手金融機関のシステム企画部

金融機関にとっては、重要な業務を理解している人材は喉から手が出るほど欲しいもの。転職で年収アップしたり、働いている金融機関に登用されることもあります。

そうすると劇的に年収アップが見込め、将来は年収1,000万円も目指せるというキャリアが見えます。

この裏技は、COBOLプログラムを修正したりコピーして追加するような目先の仕事に追われず、業務を理解しながら仕事を進めるのがポイントです。

《年収アップの裏技》
プログラミングスキルで現場に入って、付加価値の高い業務知識を学んで転職する

私の周りにも実際にこの方法で開発委託先に転職し、年収を大幅にアップした人が複数人います。しかも今は、転職者にとって過去最高の環境ですからチャンスです。

注意点として、就業規定により大卒以上など学歴に縛りがあることがありますので、転職先のターゲットとなる会社の規定を確認しておく必要があるでしょう。

COBOLエンジニア|求人企業ランキング2020

COBOLエンジニア|求人企業ランキング2020

2020年5月12日現在、COBOLエンジニアを募集している企業をランキング形式で紹介したいと思います。

なお、転職者の募集情報はナマモノですので、人気企業の募集は終わってしまっている可能性も高いです。

最新の募集企業情報は後述しますので、改めてエージェントにお問い合わせください。

3つの観点で求人企業を評価します

3つの観点で求人企業を評価します

本記事では以下の3つの視点で求人企業を評価し、ランキング形式で分析していきたいと思います。

[本記事の3つのランキング]

  • 1. 募集企業の安定性
  • 2. 社員の平均年収
  • 3. 社員による自社評価

COBOLエンジニア募集企業の安定性

会社の売上から、企業の安定性をランキング形式で紹介します。

社員の平均年収

就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。
上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。
特に日本企業は年功序列の傾向があるため、会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がることが一般的なため、社員の平均年齢も合わせて掲載します。

社員による自社評価

OpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。
実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。

COBOLエンジニア求人企業の安定性ランキング

COBOLエンジニア求人企業の安定性ランキング

  1. セコム10138.2億円 (56923人)
  2. 富士ソフト2310.74億円 (14174人)
  3. シーイーシー518.69億円 (–)
  4. TOKAIコミュニケーションズ494.97億円 (1628人)
  5. フューチャーアーキテクト453.9億円 (2142人)
  6. ラック387.19億円 (2114人)
  7. アルプス技研363.71億円 (4927人)
  8. 日工317.8億円 (799人)
  9. アイ・エス・ビー225.2億円 (1698人)
  10. コムテック131.18億円 (837人)
  11. アドソル日進121.95億円 (522人)
  12. サインポスト21.22億円 (–)

社員の平均年収

社員の平均年収

  1. フューチャーアーキテクト822.0万円 (34.5歳)
  2. 日工670.4万円 (41.0歳)
  3. ラック623.6万円 (40.0歳)
  4. アイ・エス・ビー606.0万円 (38.0歳)
  5. セコム595.0万円 (42.8歳)
  6. 富士ソフト590.0万円 (36.0歳)
  7. アドソル日進586.5万円 (39.7歳)
  8. TOKAIコミュニケーションズ529.9万円 (35.7歳)
  9. コムテック506.5万円 (36.3歳)
  10. アルプス技研502.7万円 (35.0歳)

社員による自社評価

社員による自社評価

  1. フューチャーアーキテクト4.05
  2.  ケーイーシー3.57
  3.  ネットリンクス3.40
  4.  NTTデータシステム技術3.33
  5.  T&D情報システム3.23
  6.  パクテラ・テクノロジー・ジャパン3.21
  7.  ネクス・ソリューションズ3.19
  8.  MPアグロ3.16
  9.  クボタシステムズ3.12
  10. アイフォース3.10
  11. 日工3.09
  12. トレンドアート3.06
  13. サインポスト3.05
  14. ソフトテックス3.04
  15. ラック3.04
  16. 北海道キューブシステム3.02
  17. 片山チエン3.01
  18. ICTコンストラクション3.00
  19. フコク情報システム2.99
  20. アイ・エス・ディ2.99
  21. ミウラ2.99
  22. 北海道ジェイ・アール・システム開発2.98
  23. サークルソフト2.98
  24. トリモ2.98
  25. シーイーシー2.96
  26. シーライン2.96
  27. In.Te2.95
  28. NEXT2.95
  29. 日立ニコトランスミッション2.94
  30. コムテック2.94
  31. システムウエスト2.93
  32. アイソック2.93
  33. アルプス技研2.91
  34. アートテクノロジー2.90
  35. セコム2.90
  36. アドソル日進2.89
  37. ホンダファイナンス2.88
  38. トーテックアメニティ2.86
  39. 富士ソフト2.86
  40. システムクリエイト2.83
  41. 日本コムシンク2.83
  42. TOKAIコミュニケーションズ2.81
  43. 第一情報システムズ2.81
  44. アグレックス2.81
  45. システム・エボリューション2.80
  46. SOMPOシステムズ2.78
  47. アプリコット2.78
  48. アイ・エス・ビー2.76
  49. テクバン2.75
  50. エムエスデー2.73
  51. MHソリューションズ2.62
  52. アウトソーシングテクノロジー2.58
  53. 東日本計算センター2.55

当ランキング利用上の注意点

平均年収と転職条件は異なります。例えば平均年収500万円の企業でも、求人募集の目的が幹部候補の採用ならば、企業が年収1,000万円以上の条件で求人を出すことも普通にあります。

また、当ランキングで対象とした企業は5月10日現在、COBOLエンジニアの転職求人を出している企業をピックアップしていますが、人気企業ほど求人は埋まってしまいがちです。

そのため、転職条件・最新の求人企業は改めてTechClipsレバテックキャリアから入手してください。リンクから無料登録すればOKです。

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当ランキングを転職情報として利用する際の注意点①
 

[レバテックキャリア]

当ランキングを転職情報として利用する際の注意点②

【分野別】IT業界 企業ランキング

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後にIT業界の他の分野のランキングを紹介します。就職・転職などの際の参考になれば幸いです。

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参考:IT業界の全体概略図

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今回は以上です。

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