ビックデータ分析企業ランキング【データサイエンティストになろう】
本記事の内容
ビックデータとは
ビックデータとは、その名の通り大量のデータを利用すること。かつてはどの企業もそれほど多くのデータを扱っていなかったり、活用せずに捨ててしまっていました。
Amazonでは過去の購買履歴やチェックした商品をもとに、そのお客様にとって良い商品を提案することに成功し、デジタルマーケティングの領域を中心にビックデータに注目が集まりました。
背景となった3つの技術革新
ビックデータが重要な資源となった背景には、次の3つの技術革新があります。
- デジタル化が進んだ
- データの保管コストが安くなった
- AI技術が発展しデータを有効活用できるようになった
ビックデータの例
- SNSへの投稿
- 監視カメラのデータ
- ECサイトの購買履歴
- ウェブサイトの閲覧履歴
- 株式市場における商品の歩み値
こうしたビックデータをいかに付加価値のあるデータとして有効活用するかがポイントです。
現代で最も有望な職業となったデータサイエンティスト
データサイエンティストは、ビックデータが重要性を増すにつれて、企業にとって大変重要な職業になりつつあります。
まずビックデータの重要性が今後も増していく理由ですが、これは先ほど挙げた「3つの技術革新」が今も続いているからです。
デジタル化が進んだ
一般消費のネットへのシフトは今も継続しており、消費活動はデジタル化し続けています。また、電子決済の普及など私たちの日頃の行動も電子化し続けています。
データの保管コストが安くなった
保管コストは安くなるだけでなく、小型になり速くなっており、進化し続けている。また保管せずにリアルタイムで処理することでも今後さらに用途が広がっていきます。
AI技術が発展しデータを有効活用できるようになった
AIの精度を高める上でビッグデータは必要不可欠であり、ハード・ソフト双方でAI技術が発展している状況下にあって、ビックデータがさらに重要となっています。
先端IT人材の不足も付加価値を高めている
経済産業省がまとめたIT人材に関する調査を紹介します。
以下は2030年のIT人材市場の動向予測です。
- 2030年、従来型の職務をこなすIT人材は22万人余る
- AIやビックデータをはじめとした先端分野の人材は38万人不足する
10年後、IT業界で人余りになるというのは、かなり衝撃的な報告ではないでしょうか。この報告のエビデンス(元ネタ)は以下の資料です。
ビックデータを扱う社員は社内に1人・2人という企業も多いのが現実・・・
このように、ビックデータを扱うデータサイエンティストは将来有望な職種ですが、どのような企業に就職すればその門戸が開けるでしょうか。
ビックデータ分析企業の選定方法について
今回はデータサイエンティスト協会に加盟している企業を対象にビックデータを扱うデータサイエンティスト職のいる企業をランキング形式で評価します。
データサイエンティスト協会とは
データサイエンティスト協会とはどのような団体でしょうか。データサイエンティスト協会のサイトから引用して解説します。
当協会は、新しい職種であるデータサイエンティストに必要となるスキル・知識を定義し、育成のカリキュラム作成、評価制度の構築など、高度IT人材の育成と業界の健全な発展への貢献、啓蒙活動を行っていきます。
また、所属を超えてデータ分析に関わる人材が開かれた環境で交流や議論をし、自由に情報共有や意見発信ができる場を提供していきます。
ビックデータ業界のプレイヤー
ビックデータ業界のプレイヤーは主に以下の2種類です。
- ビックデータから価値のある情報を抽出するのに長けた企業
- ビックデータを有効利用したい企業
データサイエンティスト協会にはどちらに属する企業も加盟しており、データサイエンティストはそれぞれの企業にいます。
そのため、どちらに属する企業も本ランキングの対象企業とします。
3つの観点でビックデータ分析企業を評価します
本記事では以下の3つの視点でビックデータ分析企業を評価し、ランキング形式で分析していきたいと思います。
[本記事の3つのランキング]
- 1. ビックデータ分析企業の安定性
- 2. 社員の平均年収
- 3. 社員による自社評価
ビックデータ分析企業の安定性
ビックデータ関連会社の売上から、企業の安定性をラインキング形式で紹介します。
社員の平均年収
就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。
上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。
特に日本企業は年功序列の傾向があるため、会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がることが一般的なため、社員の平均年齢も合わせて掲載します。
社員による自社評価
OpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。
実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。
ビックデータ分析企業の安定性
- : 日立製作所94806.2億円 (295941人)
- 2位: 第一生命ホールディングス71840.9億円 (62938人)
- 3位: 富士通39524.4億円 (132138人)
※ 無料登録して詳しい転職条件をGET - 4位: ブリヂストン36501.1億円 (143509人)
- 5位: 日本電気29134.5億円 (110595人)
- 6位: 全日本空輸17911.9億円 (36273人)
- 7位: コニカミノルタ10591.2億円 (44360人)
- 8位: 日揮ホールディングス6192.41億円 (7841人)
- 9位: 野村総合研究所5012.43億円 (12578人)
- 10位: 伊藤忠テクノソリューションズ4519.57億円 (8359人)
- 11位: TIS4207.69億円 (19483人)
- 12位: アスクル3874.7億円 (3477人)
- 13位: 江崎グリコ3502.7億円 (5381人)
- 14位: トランス・コスモス2846.96億円 (30051人)
- 15位: 日鉄ソリューションズ2652.78億円 (6434人)
- 16位: デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム1449.8億円 (1880人)
- 17位: ディー・エヌ・エー(DeNA)1241.16億円 (2437人)
- 18位: 電通国際情報サービス910.24億円 (2783人)
- 19位: 京三製作所693.05億円 (1984人)
- 20位: アイレップ580.24億円 (523人)
- 21位: TOKAIコミュニケーションズ494.97億円 (1628人)
- 22位: LIFULL392.97億円 (1297人)
- 23位: GAtechnologies392.86億円 (–)
- 24位: クリーク・アンド・リバー社295.69億円 (1474人)
- 25位: エヌアイデイ179.65億円 (1446人)
- 26位: クロス・マーケティンググループ174.92億円 (1575人)
- 27位: ハイマックス148.34億円 (820人)
- 28位: セラク114.1億円 (2219人)
- 29位: Sansan102.06億円 (549人)
- 30位: チェンジ70.54億円 (140人)
- 31位: ブロードバンドタワー62.97億円 (319人)
- 32位: ブレインパッド56.77億円 (306人)
- 33位: テクノスデータサイエンス・エンジニアリング13.52億円 (93人)
社員の平均年収
- : 野村総合研究所1221.7万円 (40.0歳)
- 2位: 日揮ホールディングス956.4万円 (44.0歳)
- 3位: 第一生命ホールディングス950.8万円 (41.9歳)
※ 無料登録して詳しい転職条件をGET - 4位: 電通国際情報サービス896.0万円 (41.0歳)
- 5位: 日立製作所894.3万円 (42.0歳)
- 6位: 伊藤忠テクノソリューションズ871.1万円 (41.0歳)
- 7位: 全日本空輸853.6万円 (48.4歳)
- 8位: 日鉄ソリューションズ835.9万円 (40.0歳)
- 9位: 江崎グリコ827.8万円 (44.0歳)
- 10位: 日本電気798.9万円 (43.0歳)
- 11位: 富士通798.5万円 (43.0歳)
- 12位: 京三製作所790.8万円 (40.0歳)
- 13位: ディー・エヌ・エー(DeNA)767.5万円 (35.0歳)
- 14位: コニカミノルタ750.4万円 (45.0歳)
- 15位: ブリヂストン723.3万円 (40.1歳)
- 16位: ブレインパッド697.7万円 (35.0歳)
- 17位: TIS681.3万円 (40.0歳)
- 18位: アスクル672.6万円 (40.0歳)
- 19位: ブロードバンドタワー630.2万円 (39.0歳)
- 20位: ハイマックス614.1万円 (38.0歳)
- 21位: デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム602.9万円 (31.7歳)
- 22位: Sansan601.3万円 (32.0歳)
- 23位: エヌアイデイ563.6万円 (39.0歳)
- 24位: テクノスデータサイエンス・エンジニアリング558.6万円 (35.3歳)
- 25位: クロス・マーケティンググループ531.1万円 (38.3歳)
- 26位: TOKAIコミュニケーションズ529.9万円 (35.7歳)
- 27位: アイレップ509.0万円 (31.5歳)
- 28位: トランス・コスモス462.1万円 (36.0歳)
- 29位: クリーク・アンド・リバー社431.0万円 (32.2歳)
社員による自社評価
[社員による自社評価(5点満点)]
- : リクルートキャリア4.47
- 2位: Sansan4.23
- 3位: 電通国際情報サービス4.16
※ 無料登録して詳しい転職条件をGET - 4位: 野村総合研究所4.14
- 5位: 電通4.05
- 6位: 日本マイクロソフト4.02
- 7位: チェンジ4.00
- 8位: 日揮3.98
- 9位: LIFULL3.97
- 10位: ディー・エヌ・エー3.95
- 11位: パーソルキャリア3.87
- 12位: 日鉄ソリューションズ3.85
- 13位: セプテーニ3.84
- 14位: 日本アイ・ビー・エム3.83
- 15位: PwCコンサルティング合同会社3.76
- 16位: 電通デジタル3.74
- 17位: 全日本空輸3.54
- 18位: あずさ監査法人3.52
- 19位: 伊藤忠テクノソリューションズ3.47
- 20位: インテージ3.47
- 21位: ヤフー3.46
- 22位: 日立製作所3.44
- 23位: GA technologies3.44
- 24位: 三井住友ファイナンス&リース3.43
- 25位: 有限責任監査法人トーマツ3.42
- 26位: ワイ・ディ・シー3.34
- 27位: 損害保険ジャパン3.33
- 28位: オリコム3.31
- 29位: アフラック生命保険3.29
- 30位: 日経リサーチ3.29
- 31位: NTTコムウェア3.29
- 32位: 博報堂DYメディアパートナーズ3.26
- 33位: TIS3.26
- 34位: 第一生命ホールディングス3.25
- 35位: 神戸デジタル・ラボ3.25
- 36位: NRIネットコム3.24
- 37位: コニカミノルタ3.21
- 38位: 日本電気3.20
- 39位: データ・フォアビジョン3.18
- 40位: 金融エンジニアリング・グループ3.17
- 41位: ニッセイ情報テクノロジー3.17
- 42位: ブレインパッド3.15
- 43位: 横河ソリューションサービス3.14
- 44位: ビデオリサーチ3.14
- 45位: ジャルカード3.14
- 46位: アイレップ3.13
- 47位: ハイマックス3.12
- 48位: デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム3.11
- 49位: エヌビディア合同会社3.11
- 50位: 富士通3.11
- 51位: 江崎グリコ3.10
- 52位: 日立システムズ3.08
- 53位: アスクル3.08
- 54位: 分析屋3.08
- 55位: シイエヌエス3.06
- 56位: あいおいニッセイ同和損害保険3.05
- 57位: ブリヂストン3.04
- 58位: SAS Institute Japan3.04
- 59位: クリーク・アンド・リバー社3.03
- 60位: ブロードバンドタワー3.03
- 61位: テクノスデータサイエンス・エンジニアリング3.02
- 62位: 東芝デジタルソリューションズ3.01
【分野別】IT業界 企業ランキング
最後にIT業界の他の分野のランキングを紹介します。就職・転職などの際の参考になれば幸いです。
ビジネス
IT企業ランキング
WEB系企業ランキング
ECサイト運営会社ランキング
インターネット関連企業ランキング
WEBデザイン企業/WEB制作会社ランキング
インターネット広告代理店ランキング
ゲーム会社ランキング
デジタルマーケティング
テクノロジー
MaaS関連企業ランキング
半導体企業ランキング
ネットワーク&通信関連企業ランキング
ハードウェア企業ランキング
IoT関連企業ランキング
ビックデータ分析企業ランキング
クラウド関連企業ランキング
Fintech企業ランキング
VR/AR関連企業ランキング
人工知能(AI)関連企業ランキング
システム構築&システム保守
SIer総合ランキング
独立系SIer企業ランキング
メーカー系SIer企業ランキング
ユーザー系SIer企業ランキング
ソフトウェア開発会社ランキング
ITコンサル企業ランキング
求人&その他
インフラエンジニア求人企業ランキング
COBOLエンジニア求人企業ランキング
pythonエンジニア求人企業ランキング
ゲームプログラマ求人企業ランキング
WebAPI開発者求人企業ランキング
理系就職先企業ランキング
ベンチャー企業ランキング
IT就職偏差値ランキング
スマート農業ランキング
金融業界ランキング
参考:IT業界の全体概略図
今回は以上です。