SEの勉強は何から始める?【技術の前に幅広く考える|良書も解説】

IT業界(SIer) 読書

途方に暮れる新人SE
「SEになったはいいけれど、プログラミングとかシステムとか全然わかりません。何から勉強したらいいんだろう。」

こんな悩みを解決します。

本記事の内容

SEの勉強は何から始めるべきか・・・ポイントは次の2つです

  • ①分野を絞らずに視野を広くバランス良く学ぶ
  • ②特定の分野について深く学ぶ

それぞれの解説と良書を紹介していきます。

この記事を書いている私は社会人歴12年、年収1,000万円ちょっとのエンジニアです。

これまで12年間、新人向けのシステム解説やチューター業務を通じて新入社員と接して来ました。

当たり前ですが新入社員も様々です。文系出身だったりハッカー気質の人だったり、経歴や性格によっても仕事の悩みも人それぞれ。

でもどんな人であっても、①の「広い視野でバランスよく学ぶ」のが7割、②「特定の分野について学ぶ」のが3割くらいのイメージで勉強すると良いと思います。

エンジニアはどうしても技術に偏って勉強しがちですが、タイトルの通り技術の前に幅広く学び、幅広く考えるのが成功のコツです。

なぜなら、システムエンジニアと言ってもキャリア次第で役に立つ技術は大きく異なります。

エンジニアはまずどんなエンジニア人生を送ることになっても変わらない原理原則をバランス良く学ぶべきだと思います。

将来に渡って役に立つため、陳腐化しやすい技術書に比べて投資対効果が高いからです。若いうちに学べばさらに効果的です。

少しでも若手の方に良質な情報を解決できればと思い、今回記事にしました。

勉強や仕事に着手する前に
目標管理するのがポイントです

勉強や仕事に取り組む上で目標管理が大変重要で、きちんと管理しないと目標と実際の取り組みがブレていってしまい、時間を無駄にしてしまいます。

このブログでは一般向けとエンジニア向けに2つの記事を書いています。こちらの記事もご覧ください。

①新人SEがバランス良く勉強するために読んでほしい書籍5選

新人SEがバランス良く学ぶために読んでほしい書籍5選

まずはバランス良く基本を抑えられる書籍を5つご紹介します。多少古い本もありますが、最新技術ばかりがエンジニアの仕事ではありません。

SEの基本


SEの基本

第0章 SEって、いったい何をする人?
第1章 SEには、どんなテクニカルスキルが必要か
第2章 ソフトウェアエンジニアリングを意識したスキルを形成する
第3章 プロジェクトに必要なリーダーシップとチームワーク
第4章 プロジェクトを成功に導くマネジメントスキル
第5章 これだけはマスターしたいヒューマン系スキル
第6章 SEとしての自覚と心構え


まずは入門者向けの良書でSEがする仕事の全体像を掴む

少し古い本ですが、SEとして働く人間にとって原理原則となる事項が網羅的に書かれています。今から読んでも全く内容は陳腐化しておらず、入門者には非常に役に立つ書籍です。

システムエンジニアが最初に学ぶべきことを挙げると、ざっとこんなにあります

  • システムエンジニアの職種
  • システム会社の種類と役割
  • 開発/設計手法
  • チームワーク
  • プロジェクトとマネジメント
  • コミュニケーション
  • SEとしてのキャリア

本書は入門書がこれらについて網羅的に学ぶことができる良書です。

ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人


ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人

実力をつけて伸びていく人と、素質に恵まれながら伸び悩む人の違いはどこにあるのか? 学歴とソフトウェア開発の関係は? 開発者やコンサルタントとして多くの技術者と接してきた著者が、伸びる人・伸びない人の特徴を分析し、ソフトウェア開発者として成功するための条件を明らかにする。


システムエンジニア志すときに考えて欲しい、自分を磨き成長し続けることの大切さ

エンジニアを10年も続けると、同期の間でも能力の差がはっきりと出ます。これは、毎日の仕事の仕方や考え方の厚みが積み重なって、大きな差となるからです。

仕事を進めるうえでの悪い習慣を正し、良い習慣を一つでも多く身に付けることによって、日々の付加価値の積み上げを大きくする事ができます。

本書は多くのエンジニアに対する人間観察をベースにしており、実例によって良い習慣・悪い習慣とは何かを理解する事ができます。 この書籍は良い仕事をするために読むべき良書です。

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル


SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

ソフトウエア開発者専用に、「より良い人生」を送るためのノウハウ・スキルを網羅した、生き方バイブル本です。本書では、キャリアの築き方、自分の売り込み方、技術習得法、生産性の高め方といった仕事で成功する方法だけでなく、財産の築き方、心身の鍛え方、恋愛で成功する方法など、「人生全般をより良く生きる方法」を具体的に説明します。


まずは視野を広げて、より良い人生を送るためにどんなエンジニアを目指すべきか、本書を手にとって考えて欲しい

毎日会社に行って仕事をしていると会社のために仕事をしているような感覚になりますが、それは間違いです。 仕事は自分のためにするものです。

本書は社内だけではなくエンジニア人生を広く語っています。
例えばお金のこと(給料や資産運用、借金)、健康管理、負けない心の作り方や恋愛、引退に到るまで様々なエンジニア人生について語っています。

この書籍は、どんなエンジニア人生を送るべきか、またそのためには公私問わず何について考えなくてはならないのか、広く訴えかける良書です。

若手ITエンジニア 最強の指南書 (日経BPムック)


若手ITエンジニア 最強の指南書

本書は、入社後3年目ぐらいまでの若手ITエンジニアが知っておきたい基礎知識を、20個のテーマに分けて解説します。それぞれのテーマの必須知識として七つのポイントを取り上げ、図解とともにわかりやすく説明します。
ITの技術に関する知識を学ぶ「テクノロジー編」、システム開発の基本を学ぶ「エンジニアリング編」と「マネジメント編」、日々の仕事をうまくこなしていくための基本を身につける「ヒューマンスキル編」の4分野に分けて学びます。


前述の「SEの基本」より技術にフォーカスしたSEの基本をまとめた書籍

エンジニアらしく少し技術的な書籍についても触れておきます。 エンジニアになると、学ばなくてはならない技術が山のようにあります。日々新しい技術が誕生しますから、弁護士顔負けの量です。

本書はエンジニアが身に付けるべき基本的な技術を厳選して学習するのに最適な入門書です。

例えばサーバ・ストレージなどのハードウェア、データベースやネットワーク、プログラミングやOSについて学習する事ができます。

そのほか、設計方法やテストなどの実務、マネジメントやヒューマンスキルについても網羅的に書かれています。

最初に紹介した「SEの基本」と同様に全体像を解説していますが、こちらは経験よりも技術に視点を当てています。そのため、入門者にはこちらの方が理解しやすいと思います。

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)


学びを結果に変えるアウトプット大全

説明・アイデア・雑談・交渉など、、、全ての能力が最大化する。日本一情報を発信する精神科医が贈る、脳科学に裏付けられた、書き方、伝え方、動き方


仕事で一番大切なのはアウトプットの質と量

仕事を初めて、設計書などの資料を読んで理解した気分になってしまうと、落とし穴にハマります。穴は2つあります。

  • 理解したつもりで浅くしか理解できていない
  • 誰にも伝わらないから評価されない

例えば10ページの設計書を読んで(インプット)、1ページの資料にまとめる作業をする(アウトプット)と、読み直したりわからない部分に気が付いたりして、自分の理解が浅かったことに気がつくと思います。

読んだ内容について打ち合わせで発言(アウトプット)するのも同様で、整理してある程度深く理解していないと相手を納得させるような発言をすることができません。

また資料を読むこと(インプット)は仕事の経過であって、誰かに発言したり成果物まとめるといったアウトプットをして初めて仕事をしたことになります。

本書ではアウトプットの全てを網羅的に解説しており、エンジニアとしてアウトプットの量と質を高め、評価を高めるヒントが詰まっています。

②新人SEが基本的な技術について深く勉強するために読んでほしい書籍3選

新人SEが基本的な技術について深く学ぶために読んでほしい書籍3選

SEならば絶対に理解しておきたい技術にフォーカスし、入門者でも理解できる書籍を3冊紹介します。

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)


Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

本書のテーマはWebサービスの実践的な設計。まず良いWebサービス設計の第一歩として、HTTPやURI、HTMLなどの仕様を歴史や設計思想を織り交ぜて解説。そしてWebサービスにおける設計課題、たとえば望ましいURI、HTTPメソッドの使い分け、クライアントとサーバの役割分担、設計プロセスなどについて、現時点でのベストプラクティスを紹介。


Webの仕組みについて詳しく理解する

Webに関わらないエンジニアはいないでしょう。本書はWebを構成する様々な技術を解説しており、それら一つ一つを理解するのに役に立ちます。

ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方


ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方

本書はLinuxの基礎からセキュリティまで、Webサーバーを運用するために身に付けるべき知識をまとめています。Linuxのインストールから始まり、基本的なコマンドやネットワークの知識を学んでいき、最終的にはWebサーバー+DBサーバーの構成でWordPressサイトの構築を行います。実際に手を動かしながらWebサーバーの構築をしていくので、安心して実践知識を習得することができます。


若いうちは自分の手を動かして簡単なシステムを作ってみる事が大切です

もし学生時代にLinuxサーバに触れた事がなければ、本書を手にとって実際にサーバ構築をしてみるのがオススメです。 実際にWebサーバを稼働させ、動くものが作れると、達成感もあるはずです。

おうちで学べるデータベースのきほん


おうちで学べるデータベースのきほん

新しいデータベースの入門書。初学者でも無理なく読み進められるよう、本書は「実習」「講義」の形を取ることで、データベースの仕組みを誰でも理解できるように解説。データベースの基本はもちろん、データベースにまつわるコストの話、パフォーマンスを向上させる仕組みなど、技術者・非技術者を問わず役立つ内容となっています。


データベースは何から手をつけたら良いかわからない、知れば知るほど奥が深くて難しい。

私がインフラエンジニアをしていた時も、アプリケーションエンジニアになってからもデータベースの知識は必須。本書はそんな私がデータベースをきちんと理解するのに一番役に立った良書です。