Linux|dateコマンドのフォーマットと便利な使い方|具体例あり
こんにちは。
普段はIT業界についてのブログを執筆してるエンジニアです。
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今回は、dateコマンドについての解説記事です。
dateコマンドについて知りたい人
「dateコマンドでフォーマットを指定したいです。どうすればいいでしょう?また実行結果を使ってディレクトリやログファイルのファイル名にするにはどうしたらいいでしょうか」
こんな疑問に答えます。
本記事では、dateコマンドにフォーマットを指定して出力する方法を解説し、具体例を示します。
本記事の内容
dateコマンドをフォーマット指定して実行する構文
dateコマンドでは、様々なフォーマットを指定することができます。順に解説します。
dateフォーマットを指定する具体的な例
dateコマンドをフォーマット指定して実行する例を以下に示します。
$ date "+%F" #年月日を出力 2020-01-24 $ date "+%T" #時分秒を出力 19:38:49 $ date "+%Y/%m/%d %T" #年月日と時分秒を出力 2020/01/24 19:32:51 $ date "+%Y/%m/%d(%a) %H:%M:%S" #年月日・曜日と時分秒を出力 2020/01/24(金) 19:34:46
dateフォーマットの便利な使い方1:
日付つきのディレクトリを作る
その日の日付が付いたディレクトリを作ります。一時的なワークファイルを格納したり、バックアップなどに便利です。
$ d=`date "+%Y%m%d"` #年月日を取得 $ mkdir Directory_$d #日付付きディレクトリを作成 $ ls
実行結果は以下の通りです。
[実行結果]
Directory_20200124
dateフォーマットの応用:明日の日付のディレクトリを作る
-dオプションと組み合わせることで、明日や昨日日付のディレクトリやファイルを作成することができます。
$ d=`date -d tomorrow "+%Y%m%d"` #明日の年月日を取得 $ mkdir Directory_$d #明日の日付付きディレクトリを作成 $ ls
実行結果は以下の通りです。
[実行結果]
Directory_20200125
dateフォーマットの便利な使い方2:
時分秒のついたファイルを作る
時分秒までついたファイルを作ります。一日数回動くような処理のログファイル名などに使うと便利です。
$ tm=`date "+%Y%m%d%H%M%S"` #年月日時分秒を取得 $ touch file_$tm #年月日時分秒付きのファイルを作成 $ ls
実行結果は以下の通りです。
[実行結果]
file_20200124200724
この例で一度変数($tm
)に結果を格納しているのは、後続の処理でファイルをmvしたりechoして出力するときにこの年月日時分秒を使いまわせるようにするためです。
dateコマンドで時分秒のついたログを出力する
dateコマンドで時分秒のついたログを出力する例です。
tm1=`date "+[%Y/%m/%d %T]"` #年月日時分秒を取得 echo "${tm1}ShellScript Start" sleep 5 tm2=`date "+[%Y/%m/%d %T]"` #年月日時分秒を再取得 echo "${tm2}ShellScript End"
実行結果は以下の通りです。
[実行結果]
[2020/01/25 19:59:59]ShellScript Start [2020/01/25 20:00:04]ShellScript End
dateコマンド フォーマット一覧
%a 曜日の省略名 (Sun、日)
%A 曜日名 (Sunday、日曜日)
%b 月の省略名 (Jan)
%B 月名 (January)
%c 日付と時刻
%C 世紀
%d 日
%D 日付(mm/dd/yy)
%F 日付(%Y-%m-%d)
%H 時 (24時間形式、00〜23)
%I 時 (12時間形式、01〜12)
%j 年の開始日からの日数 (001〜366)
%m 月 (01〜12)
%M 分 (00〜59)
%n 改行
%p AM または PM の表示
%P %p の小文字表示
%r 12時間表示での時刻
%R 24時間表示での時刻
%s UTC (1970-01-01 00:00:00) からの秒数
%S 秒 (00〜60)
%t 水平タブ
%T 時刻
%u 曜日(1〜7、1が月曜日)
%w 曜日(0〜6、0が日曜日)
%x 日付
%X 時刻
%y 西暦(00〜99)
%Y 西暦
おわりに
今回は以上です。Linuxのdateコマンドでフォーマットを指定して使う方法と具体例を解説しました。参考になりますと幸いです。
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