SE&SIer社員におすすめの転職先6選|ワクワクする転職を提案する
転職したいなと思っているエンジニア
「今はシステム開発をしているけど、転職しようか悩んでます。
どんな企業や職種を選ぶべきだろう?
おすすめの転職先を教えて欲しい。」
こういった疑問に答えます。
私は14年間シンクタンクのSI領域で働いています。現在は管理職ですが業界動向を常にチェックしているため、信頼性の高い情報を提供できると思います。加えて、SE&SIerから転職した友人・知人は非常に多いです。
こうした経験を踏まえて、次のキャリアに悩む方のお役に立てればと思って、この記事を書きます。
この記事でお伝えしたいこと
- 転職タイミングと転職の判断ポイント
- SE&SIer社員にオススメの転職先:6分野
- 転職先企業の見つけ方
それでは早速いきましょう。
SE&SIer社員から転職するタイミングと判断ポイント
転職しようか悩んでいる方へ。転職判断のポイントを、私なりの考えで解説したいと思います。
ポイント:あまり悩まずみてください m(_ _)m
仕事で悩んでいるなら、以下の内容は自分にはちょっと厳しいかも・・・と思ってしまうかもしれませんが、どうか気を張らずにご覧ください。
※すでに会社が辛くて、心が持たない無理・・・という方は「SIerをやめたいときの処方箋」の記事をご覧ください。
大前提:私達はどこの会社でも使える基本スキルを持っています
今は、ある程度大きなビジネスをするには、システムが必要な時代です。
ですからSE&SIer社員が身につけたシステム開発のスキルは、どんな業界にも持っていけるポータブルスキルです。転職しても、0からやり直すのではなく、今の会社から次の職場にスキルを持ち出しましょう。
「自分ができる仕事」をしっかり語れれば、退職の時期です
例えばですが、以下の通りです。
- ベンダーさんを動かして簡単なシステム変更ができる
- 顧客と次のシステム変更の要件を決めることができる
- 各部著と連携して障害対応することができる
「自分ができるとは」とは、上司に頼らずに自走してできるという意味です。自力でできる仕事のスキルセットは、多かれ少なかれ次の職場でも使えるからです。
転職後、次のステージで戦っていく武器に当たりますから、外に出て自身を持って戦うための武器を持っているのか、チェックしましょう。
離陸する準備はできているか確認する
離陸の前に、今の会社で身につけるべきスキルの忘れ物はないでしょうか?もしあるのなら、身につけるべきスキルを獲得してから転職したほうが良いです。
転職後はまた仕事を覚えて新しく積み上げ直さなくてはなりませんから、転職してからリーダーを目指すよりも、今積み上がっているスキルを利用して、すぐにリーダーを経験しておくべきです。
転職先はワクワクする企業を選ぶべきです
シンプルに、今後のIT業界ではワクワクしない企業に未来はないからです。
でも、今からAWSの仕事に就いたところで倍率は高いし、成長余地も決して大きくはないです。ですから、有望だと判ってるけど金も人も無いような新たな分野にコミットして、次のマーケットを作っていくのが良策だと考えます。
SE&SIer社員におすすめの転職先は6分野ある
私は企業をその事業領域ごとにランキング形式でまとめた記事を約180本出しているのですが、その中からSE&SIer社員が活躍できる成長分野を6つ紹介します。
エンジニアが多くの新領域で期待されていることが実感いただけると思います。これまでの経験を活かし、ワクワクする仕事にコミットしていきましょう。
①AI医療(医療 x AI)
コロナ禍での医師不足、AIによる画像解析精度の向上といった背景から、医療現場でAIが使われるシーンが増えてきています。海外でもGoogleが目の診断AIの実証実験を行っていることは有名です。
Googleの場合、AIによる診断の性能は十分ですが、現場の医療業務に上手く適応できていないのが課題。
こういった現場に根付いた業務とシステムのすり合わせはSE&SIer社員が得意とするものですから、今後活躍できるシーンも増えてくると思います。
②不動産テック(不動産 x IT)
不動産業務をITで置き換えるのが不動産テックです。社員の8割はエンジニアという会社もあります。
仲介業などの人手で行ってきた古臭い業務プロセスを1から見直し、業務効率化するとともにネットから集客したり、販路拡大や広告にもITをフル活用するのが不動産テック。システム開発業務が多く、SE&SIerのスキルを転職先で活用しやすい点も魅力です。
③ロボットSIer
ロボットSIerは、産業用ロボットを使った業務改善を専門とするSIerです。
例えば職人さんの手をシミュレーションしたり、人手不足の店舗の作業をロボットが代替するための提案や設計をします。
ロボットSIerという名前のとおり、これまでのSIerがサーバやソフトウェアといったデジタルのみを扱ってきたのに対して、ロボットSIerは物理レイヤーあで踏み込んだITサービスを提供します。そのため、現業のSE&SIer社員にとって、親和性が高い分野と言えます。
④ブロックチェーン
ブロックチェーンは仮想通貨の基盤となる技術として有名ですが、金融機関などを中心に業務への利用が始まっています。
ビットコインやアルトコインを通じて、その堅牢性や実用性は証明済みですので、今後様々な業務への活用やその提案をするエンジニアとして活躍するのも面白いと思います。
⑤スマートシティ
日本では各官庁やトヨタなどが主導しているスマートシティ構想では、IoT、ロボット、ビックデータ、AIなどのテクノロジーをフル活用した、テクノロジーの総合格闘技のようなプロジェクトです。
技術が好きなエンジニアであればプロジェクト自体に期待を持てるはずですし、小さいプロジェクトのリーダーとしてシステム開発に携わる機会はいくらでもある大きな案件です。エンジニアとしての腕試しにも挑戦してみてはいかがでしょうか。
⑥スマート農業&スマート林業
日本の農業・林業は後継者不足が顕在化しており、効率化やロボットによる作業代替が求められています。
例えばドローンを活用した発育状態や農薬の散布、自動運転技術を活用した農作業の自動化など、既にある技術要素をいかに組み合わせて実務を行っていくか、システム開発者としての知見を活かせる分野と言えます。
転職先(エントリー)企業の見つけ方
以上、6分野を紹介しました。各分野には企業ランキングの記事がありますので、どのような企業への転職を目指すべきかご確認ください。
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以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも参考になりましたら幸いです。