SIerの離職率は9.6%だけど無視していい話【他人の話でしかない】

IT業界(SIer)

厚生労働省の調査によると、SIer(情報通信業)の最新の離職率は9.6%です。

SIerの離職率は9.6%

出典:厚生労働省 2019 年(令和元年)雇用動向調査結果の概況 

 
他の業界と比べて低めではありますが、そもそも企業の離職率を気にする必要は無いはずです。

SIerの離職率は9.6%だけど無視していい話

結論から言うと、離職率ではなく、クチコミを参考に自分のやりたいことに合致する企業を選ぶべきです。

順番に解説します。

離職率は、離職した理由がわからないので中身がないです

多くの人が離職率を気にするのは、入社した企業が働きにくい環境だったら困るからなんじゃないかと思います。

でも人それぞれ会社に求めるものは違いますし、離職率が高いのもネガティブな理由と限らないです。

成長できる環境なら積極的にキャリアアップ転職する人も多く離職率が高くなりますし、良い条件で転職できないので成長できない人は、労働環境が多少悪くても離職しないで我慢しちゃう人が多いです

つまり、他の情報を追ったほうが良いと思います。

会社の評価はクチコミを見たほうが 

労働環境の良し悪しは、離職率よりネットで社員のクチコミを見た方が理解できます。openworkあたりで調べればいいかと。

SIerの評価はクチコミで調査する

「待遇の満足度」や「法令遵守」など、離職率よりも具体的な項目ごとに社員の評価をチェックすることができるので、この情報を使わない手はないです。

コツは、クチコミの多い会社を選ぶこと。多くの情報がオープンになっている会社ほど、入社後の潜在的リスクは少ないです。

大切なこと:自分が何をしたいかが明確なこと

ありきたりですが、自分のやりたいことを軸に企業を評価すべきです。

クチコミでひどい評価の企業を除外したら、つぎはやりたいことで絞りましょう。やりたくない仕事をしても一生幸せじゃないですからね。

  •  セキュリティの仕事がしたいので、CSIRT部門への転職を狙う
  •  上流工程の仕事をしたいのに、下請け企業に就職する
  •  プログラミングがしたいのに、SIerに就職する

■セキュリティの仕事がしたい場合
SIerの開発部門や保守部門は避けて、企業のCSIRT部門やSIerのSOC(Security Operation Center)部門、セキュリティ企業に絞ります。

■上流工程の仕事がしたい場合
ユーザ企業のシステム企画部門や一次請けのSIer、コンサルティングファームなら上流工程の仕事ができますからこうした企業に絞ります。

■プログラミングがしたい場合
SIerは避けて、WEB系企業に絞って就活するのが良いです。できればリモートワークにしましょう。
» 参考:プログラマーの年収は200万円以下です【IT業界の残酷な成功法則】

■やりたいことが見つからない場合
興味のあることは必ず見つかるはず。セミナーや旅行、読書など身近にできることから行動してみて、考えを深めていきましょう。最近は無料で自分の生き方や、やりたいことを見つける相談に乗ってくれるWEBサービスがあるので、使ってみるのもいいかと。
» 参考:ポジウィルキャリアのキャリア無料相談

ここまでで、離職率を気にせず入社時のミスマッチをほとんど防ぐことができるはず。あとは実際に働いてみて軌道修正を繰り返せばOKです

目指すべきこと:市場価値が高い人材になること

どんな企業を選んでも、その場所に腰を据えるより市場価値の高い人材を目指すべきだと思います。

市場価値が高いと選択肢の自由度が高まりますから、転職するにしても定年までその会社で過ごすにしても、不安定な時代を乗り越える武器になります。逆に”まったり”過ごしてしてしまうと、歳とって身動きが取れなくなり・・・子会社に出向ね、とか言われても切れるカードが無い、ぬぐぐ・・・となってしまいます。

ポイントは自走することだと思います。アサインされた案件を、自分で回せるだけの実力を身につけることが市場価値を高めることに繋がります。
» SIerは成長できない|その真偽をSI歴14年のエンジニアが解説

離職や就職を考えているときに役立つ情報

関連記事をご紹介します。以下が参考になると思いますので、お役に立てば幸いに思います。是非ご覧ください。

» SIerの平均年収と残業時間を解説します【良い環境で働きたい】
» ホワイトなSIerの見つけ方を3STEPで解説します
» 大手SIer転職ランキング

離職率ではなく中身(良い転職/悪い転職)に注目する

転職を複数回繰り返した人に話を聞くと、どんどん悪い環境になってしまう人と、環境を良くしていける人がいます。

良い転職と悪い転職の違いは、ネガティブかポジティブかによります。例えばこんな感じです。

  • ネガティブな転職→仕事内容が自分のやりたいことと違った。昇進も厳しそうだし、新しい職場でやり直したい
  • ポジティブな転職→今の職場で学んだことを活かして、次はこんな仕事や働き方をしたい。そのためにはこの転職先がベストだ

悪いときには悪いことが重なるものです。ネガティブな転職を避けるには、まずは情報収集しつつメンタルを整え、ポジティブ思考に切替えてから本格的な転職をすることをオススメします。
» 参考:SIerをやめたいときの処方箋|ポジティブな転職をしよう

情報収集の重要性

マイナビの調査で、内定率は10%強であることが統計的に判っています。つまり非公開求人の中から10社、行きたいと思えるIT企業を見つけられた人は、内定が出る可能性が高いです。

求人全体のうち公開されているものは2割にないので、転職エージェント経由で非公開求人にアクセスすれば、効率的に情報収集できます。

そして実際にエージェントが提示するIT企業がどんな働き方をしている企業なのか、行きたいと思える企業が10社あるのか、詳しく確認してみる方が早いです。

おすすめの転職エージェント

今回は以上です。参考になりましたら幸いです。