IT業界で市場価値を高めるには資格取得よりブログを書くのが◎
この記事を書いている私はIT業界歴14年、ブログ歴2年、年収1,000万円ちょっとの金融系ITエンジニアです。
情報系の大学院出身で、キャリアの前半はインフラエンジニア、後半がアプリケーションエンジニアを経験し、加えてセキュリティエンジニアを兼任してきました。
私の情報系の資格取得状況は基本、応用、高度1、ベンダー資格1です。ただ、もう10年近く資格を取っていませんし資格の勉強自体していません。正直、資格はほぼ役に立たないと感じていて、ブログの執筆の方に力を入れてます。
転職や昇進のため、市場価値を高めたいと考えている方に少しでもお役に立てればと思い、これまでの経験を踏まえてこの記事を執筆しました。
本記事の内容
- IT業界で市場価値を高めるには、ブログを書くのがオススメですよ
- 【ITエンジニアの将来性】これからどういう人材が必要とされるか
- 結論:付加価値の高いIT分野についてブログで発信すれば、スキルアップできて市場価値が高まる
IT業界で市場価値を高めるには、ブログを書くのがオススメですよ
自分の経験上、資格取得する時は結構時間を消費すると思うんですが、これはコスパが悪いです。
どうせ同じ時間を使うならブログを書く方がエンジニアとしてレベルアップできると思います。そう思う理由を順に話します。
IT業界で市場価値の高い仕事とは何か?
DXやAIなど将来の話は後述するとして、付加価値の高いエンジニアに求められている基本的なスキルを3つ挙げます。
[付加価値の高いエンジニアのスキル]
- チームワーク力&人間関係を築く力
- 問題解決能力の向上
- 専門的な技術スキル
資格取得することで市場価値の高いスキルは身に付くか?
フェアに考えて、以下の通り資格取得はコスパが悪いです。
- チームワーク力&人間関係を築く力 →
資格取得では力がつかない - 問題解決能力の向上 →
資格取得では力がつかない - 専門的な技術スキル →
資格取得だけでは不足だが、基礎は勉強できる
ブログを書くことで市場価値の高いスキルは身に付くか?
ブログは何をアウトプットしてもいいので、大人の自由研究ですね。
付加価値の高い題材や、興味関心が高い題材をテーマに本などからインプットして記事にまとめることで頭が整理でき、基礎が身につきます。あとは実務で実践あるのみです。
- チームワーク力&人間関係を築く力 →
研究したことを記事にまとめれば、基礎学習に最適 - 問題解決能力の向上 →
研究したことを記事にまとめれば、基礎学習に最適 - 専門的な技術スキル →
研究したことを記事にまとめれば、基礎学習に最適
具体的には読書+実体験に即して記事を書いていくイメージですね。
【ITエンジニアの将来性】これからどういう人材が必要とされるか
応用編として、10年後・20年後にも市場価値があるIT人材になるにはどうしたらいいか考えておきます。
先端人材が不足し、現業のエンジニアは余る
詳しくは以下の記事で書いていますが、現業のIT人材は余っていくので、下流工程は捨てて上流工程で価値を発揮するか、先端人材にならない限りは市場価値は下がり続ける一方です。
この辺りの調査は経済産業省が詳細に分析していて、詳しくはこちらで解説しています。
|2030年を金融系ITエンジニアが解説
1.10年後の世界で今と変わるもの、変わらないもの。
2.IT業界の10年後の動向
3.IT業界で働くならこんな仕事がオススメ
先端人材になるには、以下の分野に関する幅広い教養と専門領域の深い知識が必要になります。ブログなら、こうしたテーマの研究にもうってつけです。
[先端人材に必要な知識・業務経験]
- AI・ビックデータ
- IoT
- xTech(DX)
- セキュリティ
AI・ビックデータ
AIとその背景にあるビックデータを活用できる人材の付加価値が高いのは異論ないと思います。
ただ、ふだんの業務でAIやビックデータ関連のスキルを身に着けるのはなかなか難しいのではないでしょうか。内容をみると、例えばディープラーニングなどの技術論から、学習済みAIを用いたマーケティング手法など、AIと言っても非常に幅広いのも特徴的です。
良書も多く出ていて、ネットの情報も含めて目にしている方も多いと思いますが、ブログで他の人に発信できるレベルにまとめると、脳内の整理が進み、道筋をつけることができるはずです。
IoT
ここまでITが伸びてくると、未だにネットに繋がってないアナログなモノの方が違和感がでてきていますね。身近な例で言うと自転車、歯ブラシ、靴とか。
先端人材がIoTをビジネスで扱う場合は、こうした身近なもののIoT化ではなく、xTech(DX)を推進するため、IoTをいかに活用することができるコーディネート力があるかがポイントになってくると思います。
xTech(DX)
金融xITをはじめ、農業xIT、教育xIT、法律xITなどあらゆる分野でテクノロジーが浸透しています。
これまでは実務をITでサポートすることが多かったのですが、これからは実務を理解したうえで見直せる人材が求められています。
アマゾンが書店業界をぶっ壊したように、従来の業務を理解しつつもそれに囚われずにITで変革を起こせる高度人材が求められており、先端人材の中でも最も要求されるスキルが厳しくビジネス的な成功に直結するのがxTech人材ではないでしょうか。
セキュリティ
新しい技術が生まれるのと同時に、新しいセキュリティリスクが生まれます。いたちごっこではありますが、ポジティブに考えればセキュリティがずっと食っていける先端分野であることを示しています。
情報漏洩やサイバー攻撃など世を沸かせるような大きな問題が起きれば起きるほどセキュリティ業界は肥大化し、増収増益となるのは皮肉な事実ですが、非常に市場価値が高いのは事実です。
結論:付加価値の高いIT分野についてブログで発信すれば、スキルアップできて市場価値が高まる
付加価値の低い情報をいくら書いても自分の市場価値が上がらないので、ポイントは付加価値の高い情報に絞って記事を書くのが良いと思います。
関連する話題として、図書館や本屋を活用する方法なども一回整理して文書にしておくと自分自身のためになります。アクセスがなくても気にする必要はありません。
また、「みんなに読んで欲しい」とか「仲間を集めたい」とか欲があるなら、集客しやすいブログテーマの記事を書いたり、SEOの勉強もするとブログとしての価値が高まります。
そうして記事が積み上がっていくと、世の中に対する自分のプレゼンス向上や集客という果実も手に入れることができ、ブログ自体が資産化していくというメリットもあるのでおすすめです。
ブログを書くことの価値が、一石二鳥にも一石三鳥にも積み上がっていくのを実感しています。
今回は以上です。