ITエンジニアの必要スキル一覧&解説|本質を理解することが重要

IT業界研究

 ITエンジニアとしてスキルアップしたいけど、どんなスキルがあるのかわからない人や転職の準備をしている人に向けて、代表的なITスキル一覧の紹介と解説をする記事です。

本記事の内容

ITエンジニアの必要スキル一覧【6つ挙げる】

ITエンジニアの必要スキル一覧を集めました。ITエンジニアが転職や社内での昇進に必要なスキルはここに網羅されていますはずです。

  1. ITスキル標準
  2. ITスキル標準プラス
  3. 組込みスキル標準
  4. 情報システムユーザ標準
  5. 共通キャリア・スキルフレームワーク
  6. 情報処理技術者試験

原則、1つの一覧につき1枚で紹介していきます。
(ITスキル標準プラスは分野ごとに1枚)

スキル一覧の一覧の使い方

上から下にざっと見ていただき、より詳しく知りたい一覧があれば、リンクから元資料を確認してください。

1.ITスキル基準

https://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/download_V3_2011.html

2.ITスキル標準プラス

https://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/itssplus.html

IoT

データサイエンティスト

アジャイル

3.組込みスキル標準

https://www.ipa.go.jp/files/000023848.pdf

4.情報システムユーザ標準

https://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/uiss/uiss_download_Ver2_2.html

5.共通キャリア・スキルフレームワーク

https://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/csfv1.html

6.情報処理技術者試験

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

結論:ITスキルの本質は『枯れた技術』を習得することです

6つののITスキル一覧をふまえて、ITスキルについて分析&解説します。

ITスキルの本質はトレンドではなく「枯れた技術」にある

ITスキル一覧ですが、実はどれも古いです。ITスキル標準プラスだけは先端技術を扱っているため例外ですが、他はトレンドがあるのではなく枯れた技術なんですよね。

  1. ITスキル標準 → 2010年
  2. ITスキル標準プラス → 2020年
  3. 組込みスキル標準 → 2008年
  4. 情報システムユーザ標準 → 2010年
  5. 共通キャリア・スキルフレームワーク → 2014年
  6. 情報処理技術者試験 → 1969年〜

ですから最新の一覧を頻繁にチェックする必要はなく、気に入った一覧をバイブルのように使い続けてOKというわけです。具体的にはこんな感じ。

プロジェクトマネジメントに必要な能力

チームワーク、人間力、コミュニケーション力、ドキュメンテーション能力、管理能力
 国際的にはPMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)で体系的に整理されており、新しいものではない。

開発に必要な能力

開発ガイドラインの理解、レビュー能力、管理能力

1つ1つは、どれも枯れた技術で目新しいものはないです。実務経験を積みながら体系的に学習していけば、習得できるものばかりです。これに加えて、先端技術を学ぶと最強のITエンジニアになれるという感じですね。

ただし実際に全部できる人なんてほぼいないので、組織みんなで網羅していくイメージと思った方が良いです。全部やるより、自分はどのエリアを抑えようか、というふうに絞った方が現実的です。ただし、大手IT企業で役員まで出世を目指している方は全部頭に入れる計画を立てた方が良いです。

対照的な例:WEBマーケティング

WEBマーケティングの分野では、2年もすればその手法は使えなくなるんだとか。WEB系のトレンドを追うような仕事は、枯れた技術とは対照的な世界と言えますね。ご参考までに。

【ITキャリア】どのスキルを取りにいきますか?

【ITキャリア】どのスキルを取りにいきますか

スキルは「幅の広さ(数)」「深さ」を組み合わせて面で考えるのが判りやすいです。これから自分が身に着けるべきスキルは、面で表すとどういうグラフになるかイメージがつきますか?

人それぞれキャリアのイメージは違いますが、私の場合は以下のように考えました。参考にしていただければ幸いです。

[私のスキルアッププラン]

  • コミュニケーションスキルよりもドキュメンテーションスキルを強化
  • (プラスα)先端技術とクリエイティブ性を強化

コミュニケーションスキルよりもドキュメンテーションスキルを強化する

新型コロナで一気にリモートワークの時代に突入しました。いつでもどこでも働くには、対話型で仕事を進めるよりも、文書で仕事を進めた方がベターです

 会話をやめてドキュメントで仕事をすれば、双方が時間を合わせなくて済む
 会話をやめてドキュメントで仕事をすれば、エビデンスが全て残る
 会話をやめてドキュメントで仕事をすれば、人間関係のストレスが大きく軽減される

プロジェクトマネジメントなど管理系の仕事は、出世するほどコミュニケーションによるストレスが大きいんですよね。

例えばトラブルの報告や相談などの緊急性が高いものや、緊急性は低いが割り込みの仕事の連絡がごちゃ混ぜで入ってくると、ストレスが大きくコスパが悪いです。

ですから積極的にドキュメンテーション能力を磨いて、そのエリアで仕事が完結できるように持っていくのがベストと考えています。

(プラスαの話)先端技術とクリエイティブ性を強化する

ここからは枯れた技術とは別の、プラスαの話です。エンジニアなら、先端技術とクリエイティブ性を磨かなくても、本丸である枯れた技術で十分食っていけます。

ただし、これからのエンジニアには先端技術やクリエイティブ性があった方が仕事の幅が広がるし、何より面白くて付加価値の高い仕事ができます。

私の場合はエンジニア歴14年で、枯れた技術の習得についてはもう勝負がついています。

各スキルに対して、①習得できた、②習得する必要がない、③習得すべきだが習得できていないのいずれかです。本来は③が内容にキャリアアップしてこないといけなかったんですが、私がこの年になっても③を残してしまっているのは私の努力不足ですね。

若い人のスキルアップは、③を①に変えていくことです。私の場合は、もうそういう年齢ではないので、①に加えて先端技術とクリエイティブ性を磨きつつ仕事をしていきたいと考えてます。

絵でイメージするとこんな感じ

上の図でいうと、これまでは「システム構築&保守」の領域でスキルアップしてきました。これからは「テクノロジー」の領域(先端技術)や「ビジネス」の領域(クリエイティブ)に踏み込んでいきたいなと。これは私のようなSIerの人間にとっては範囲外でしたが、そんなこと気にする必要ありません。

個人も企業も、各領域・各業種が融合していくイメージを持っています。従来のエンジニアの枠に囚われないスキルアップが重要になってくるのではないでしょうか。

今回は以上です。参考になりましたら幸いです。

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