金融系SEランキング2020【年収・売上・自社評価/将来性大】

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IT転職したいSE

IT転職したいSE
「そろそろ他の会社に転職したいな。金融系のSEは年収が高くて普通のSEより魅力的だな。具体的な企業名や転職条件が知りたい。」

こんな疑問に答えます。

この記事を書いているのは、金融系SE歴14年、年収1,000万円ちょっとのエンジニアです。

金融系SEは給料が高く、残業が少なく、オススメです。つまり簡単に言うと、短い時間で効率よく頭を良く使うお仕事です。毎日が脳トレみたいな感じです。

これまでの経験をふまえ、これからIT業界・とくに金融系に行こうかなと思っている人の参考になればと思い、この記事を書きました。

金融系SEへの転職を希望する方が優良企業を選ぶことができるよう、金融系SEの企業一覧をランキング形式で紹介します。

金融業界の現状と今後について

金融業界の現状と今後について

【時代に合わない人が多数いる】金融業界は全社員をSEにすべき

窓口業務は、既に非IT系人材は不要になりつつあります。本店の業務も本来ならITでやるべきことを人手でやってるケースが多いと思います。簡単ではないですけど、金融業界の社員は本来、皆SEかITに詳しい人材に入れ替えるべきだと思います。

時代に合わない業務の例

駅前などにある銀行や証券会社の支店 → ITに置き換えて廃止もしくは無人化の方向に。

以下は三井住友銀行の実験店舗(汐留店)の例です。銀行の窓口業務をWEBとタブレットに置き換え、必要最低限の人員のみ配置してます。

出典:Gramho 

 
カフェっぽいコンセプトで運営されており、SMBC VISAデビッドカードがあれば、自販機から飲み物を一日一つ無料でいただけます。

電源付きのコワーキングスペースも無料開放してます。オープンでフリー、素晴らしいです!
※残念ながら2020年7月7日現在、新型コロナの影響で利用時間制限30分、電源利用一時中止、ドリンク無料提供の一時中止で運用されていました(行ってきました)

金融系はもうオワコンと言われますが、それは非IT人材の話。金融系SEは増やしていかないと、銀行が成り立ちませんからね。金融系SEにはいくらでも投資案件(お金)と仕事があります

[金融業界のトレンド]

  • 非IT人材 → どんどん減らす
  • 金融系SE → どんどん増やす

黒船がきている!

金融業界はいま、異業種と海外からの参入を恐れています。例を3つ挙げます。

金融業界3つのIT黒船

  1. 1. SBIグループ
  2. 2. MoneyForward&Line証券
  3. 3. GAFA

SBIグループ

SBIグループはインターネットによる金融サービスを手掛ける企業。もともとはソフトバンクの金融部門でしたが、現在は独立しています。

先ほどの、「非IT人材をどんどん減らして、金融系SEをどんどん増やしていく」のを実践すると、SBIのような会社になります。

つまりSBIは他の金融会社の先を行ってます。「証券手数料無料」のような非IT人材を抱えている大手金融系企業にはできないサービスを実現しています。

MoneyForward&Line証券

次の流れは、モバイルネイティブ。な新サービス

MoneyForwardは口座情報やクレジット情報をまとめて管理可能なサービス。Line証券はLineで株の売買ができます。

どちらのサービスもスマホの簡単操作で自己完結でき、銀行や証券会社が窓口に相談に来たお客さんに金融商品を売るビジネスモデルを壊しています

GAFA

先日、アップルがクレジットカード事業に参入しました。

現在の金融業界は、Google銀行、Amazon証券といったGAFAの台頭に恐怖しているはず。

現在の金融業界は既得権益ガチガチですが、SBIやLine証券のような国内参入者によって徐々に穴が空きつつあります。

そして、GAFAが参入するときは圧倒的に便利なサービスを出してきますから、消費者側のニーズもあれば、受け入れを拒否するのは難しいでしょうね。

【金融会社はタフ】金融系SEは就職・転職先としてオススメです

【金融会社はタフ】金融系SEは就職・転職先としてオススメです

暗い話もたくさんしましたが、それでも金融系SEは将来性が高く、オススメの就職先・転職先です。その理由は、資産が半端なく多いから

例えば、三菱UFJグループの総資産はざっくり330兆円くらい。社員がざっくり11万人なので、社員一人あたり30億円の資産を使ってビジネスをしてます。

今は銀行よりトヨタの方が就職で人気ありますけど、トヨタは総資産が50兆円くらい、従業員数が36万人なので、社員一人あたり1億円くらいしか使えない。

一人あたり30億円持っている会社のシステム担当と、1億円しか持ってない会社のシステム担当だったら、どちらが良い仕事ができるかはわかりますよね。

しかもIT業界は成長が半端ないですから、今後AIや量子コンピュータなどにガッツリIT投資すべき時が来ると思います。その時投資できる資産を持っているのは、金融系がナンバーワンです。

まとめ:既得権益は忘れて、金融業界でいい仕事をしよう

今の金融業界には既得権益と、その牙城を崩そうとする勢力がせめぎ合っています。早めに見切りをつけて退職する人も少なくないです。

確かに不安要素もあるけど、不安を気にしなくても余りあるだけの資産を金融系企業は持っていますので、そこまで心配しなくてOKです。一般企業の数百倍、金持ちですから

その代わり、既得権益の上であぐらをかいてると、痛い目をみます。ですから大きなお金を使って何ができるか、未来を創造していくのが建設的です。これからの金融系SEは、どんどんチャレンジして良いアイディアを会社の内外に発信していくべきだと考えています

金融系SE 企業ランキング2020

金融系SE 企業ランキング2020

3つの視点で企業をランキング化します

本記事では以下の3つの視点で金融系SEの企業を評価し、ランキング形式で企業を分析していきたいと思います。

[本記事の3つのランキング]

  • 1. 企業の安定性
  • 2. 社員の平均年収
  • 3. 社員による自社評価

企業の安定性

会社の売上から、企業の安定性をランキング形式で紹介します。

社員の平均年収

就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。
上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。
特に日本企業は年功序列の傾向があるため、会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がることが一般的なため、社員の平均年齢も合わせて掲載します。

社員による自社評価

OpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。
実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。

金融業界の企業とシステム会社の安定性ランキング

  1. 日本郵政127750億円 (245922 人)
  2. 三菱UFJフィナンシャル・グループ66974億円 (119390 人)
  3. 三井住友フィナンシャルグループ57353.1億円 (86659 人)
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  4. 東京海上ホールディングス54767.2億円 (40848 人)
  5. みずほフィナンシャルグループ39256.5億円 (59132 人)
  6. りそなホールディングス8607.06億円 (21600 人)
  7. 野村総合研究所5012.43億円 (12578 人)
  8. 日本取引所グループ1211.34億円 (1110 人)
  9. 岡三証券グループ678.74億円 (3595 人)
  10. フューチャー453.9億円 (–)
  11. さくらケーシーエス219.45億円 (1105 人)
  12. AGS196.67億円 (1006 人)
  13. 東邦システムサイエンス128.03億円 (534 人)

金融系SE社員の平均年収

[※金融系システム会社は、年収非公開(非上場)が多いです]

  1. 野村総合研究所1221.7 万円 (40.3 歳)
  2. 東邦システムサイエンス581.1 万円 (38.9 歳)
  3. さくらケーシーエス577.6 万円 (43.7 歳)
  4. AGS564.2 万円 (41.7 歳)
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金融系SE社員による自社評価

社員による自社評価

  1. 野村総合研究所4.16
  2. フューチャーアーキテクト4.07
  3. シンプレクス3.67
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  4. 東京海上日動システムズ3.54
  5. 日本総合研究所3.45
  6. 日興システムソリューションズ3.37
  7. 大和総研ビジネス・イノベーション3.35
  8. 大和総研3.20
  9. 三井住友トラスト・システム&サービス3.18
  10. ニッセイ情報テクノロジー3.18
  11. みずほ情報総研3.17
  12. みずほトラストシステムズ3.05
  13. MS&ADシステムズ3.03
  14. かんぽシステムソリューションズ3.02
  15. 日本郵政インフォメーションテクノロジー2.97
  16. 東邦システムサイエンス2.88
  17. さくらケーシーエス2.87
  18. さくら情報システム2.83
  19. みずほ総合研究所2.80
  20. ちばぎんコンピューターサービス2.75
  21. DIRインフォメーションシステムズ2.67
  22. 岡三情報システム2.62
  23. AGS2.59

結果を見ると、野村総研が無双してますね。。

野村證券が母体ですが、事業拡大し単体で上場しており、2020年現在で金融機関向けの売上は全体の半分程度。

顧客は某大手スーパーのS社など、金融以外のセグメントのシェアが大きいので、金融系SIer≠金融系SEであることにはご留意ください。

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今回は以上です。

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