プログラミングの適性|どんな人がプログラミングに向いているか解説します
プログラミングの適性が無いと感じている人
「プログラミングをはじめました。わからないことが沢山あってなかなかうまくいきません。自分にはプログラミングの適性がないんじゃないかと思います。プログラミングってどういう人に適性があるんでしょうか?」
こんな疑問に答えます。
この記事を書いた私は、年収1,000万円ちょっとのエンジニア。高校生の頃から約20年間、C/C++,Java,SML,Ocamlなど様々なプログラミング言語を扱ってきました。
これまでのプログラミング経験とエンジニア業務経験を踏まえて記事を書きます。
プログラミングに特別な適性は必要ありません
プログラミングには生まれ持った素質や才能は必要なく、後天的な努力で誰でもプログラミングできるようになります。
それだけだと話が終わってしまうので、心がけや努力など広い意味での適性を解説していきます。
適性①
コンピュータが好き・コンピュータに興味がある
プログラミングをやってみようという方であれば、多少なりともコンピュータが好きだったり興味があるのではないでしょうか。
その気持ちは学習意欲となって、プログラミングをマスターする力になります。
嫌々やってもなかなか身につかないので、まずは好きになることでしょう。
パソコンに興味がなくてもスマホは好きと言うことであれば、スマホアプリのプログラミングに挑戦すると良いでしょう。
適性②
論理的に物事を考えられる
ちょっとハードル上がりました。
プログラミングとは堅苦しく言えば、論理の積み上げでできています。
条件を示し、こう言う場合にはこう言う処理をせよ、こう言う場合にはこっちの処理をせよ、と言う風に期待する動作をインプットしていくわけです。
この時、もし条件を誤って入力してしまうと、プログラムは正しく動いてくれません。
スペルミスなどであれば機会が勝手に検出して教えてくれるので良いのですが、論理の誤りはコーディングする人にしか直せません。
このように、プログラミングでは自分のやりたいことを論理的に記述する能力が求められます。
ただしこれもプログラミングをしながら身に着けることができる後天的な能力ですので、適性がないと嘆く必要はありません。
適性③
うまくいかなくても挫折しない
プログラミングを学習していてよくある状況は、思ったようにプログラムが動作しないこと。
どんなに修正しても、思い通りの動作にならなかったり、エラーが解消されなかったりします。
こう言う時は心が折れそうになりますが、エラーの原因を一つ一つ特定して修正する根気の良さが求められます。
これも慣れというか、あまり深刻に考えずに原因を究明していくことが大切で、やっているうちに身についていくことだと重います。
適性④
人に聞ける/独力で解決できる
プログラミングに限った話ではないのですが、問題が起きた時に解決する手段は人に聞くか独力で解決するかのどちらかです。
私の場合は後者の方が得意なのでネットや本に頼るのですが、どちらの方法にせよ今作ろうとしているプログラムを完成させないことには動きません。
こうした問題解決能力がプログラミングにも必要な適性と言えます。
適性⑤
英語に極端な抵抗感がない
プログラミングをしていると、英語でエラーメッセージや警告文が出ることがよくあります。
たいていの場合、そのまま文書をgoogleで検索したり翻訳すれば解決するのですが、英語に極端に抵抗感があると挫折するかもしれません。
これも適性と言うほど大げさなものではなく、慣れてしまえばOKです。
まとめ
プログラミングの適性についてまとめます。
- 適性①:コンピュータが好き・コンピュータに興味がある
- 適性②:論理的に物事を考えられる
- 適性③:うまくいかなくても挫折しない
- 適性④:人に聞ける/独力で解決できる
- 適性⑤:英語に極端な抵抗感がない
適性①と②はプログラミング固有の適性ですが、適性③と適性④、適性⑤は何をやるにも必要なことだと思います。
したがってパソコンが好きで論理的に物事を考えられるまたは考えようとしている方であれば、誰でもプログラミングの学習を始めて良い思います。
もし実際にプログラミングをしていて自分は適性がないのでは?と悩まれているのなら、コーディング経験を多く積むことで苦手意識もなくなっていくと思います。
とにかく好きな物を作って好きなコードを書いて、プログラミングを楽しんでもらえればそれが一番の成長の道ではないかと考えています。
今回は以上です。プログラミングは誰にでもできるよ、というお話でした。お役に立ちましたら幸いです。