インフラエンジニアの仕事がつまらない理由【解決策も】
モチベーションの低いインフラエンジニア
「インフラエンジニアになったけれど、忙しくて大変なわりに面白くないなぁ。この先続けるのも難しいから、そろそろ辞めるのもアリかも。転職活動始めようかなぁ。。。。」
こんな悩みを解決します。
この記事を書いている私は、IT業界歴12年。インフラエンジニアを7年経験した後に、アプリケーションエンジニアに転職して5年経ちました。
転職直後は不安もありましたが、現在は年収1,000万円に到達しました。実体験したアプリケーションエンジニアとインフラエンジニアの仕事内容の違いをふまえて私の見解を記事にしました。
3分以内で読める記事ですので、お付き合いください。
本記事の内容
【理由は3つ】インフラエンジニアの仕事はつまらない?
理由1:インフラエンジニア はクリエイティブじゃない
IT業界を志望する方は、googleやamazonなどのWEBサービスや、マップやゲームなどのスマホアプリが好きだったり、自分もそういう便利なサービスを世の中に提供したいと思う方も多いと思います。
そうした動機を持ってIT業界に就職したのに、社内の配属で結果的にインフラエンジニアになってしまった、という人は理想と現実の仕事の差にガッカリしてしまうかもしれません。
ユーザの課題を直接解決する機能要件に対して、インフラの仕事は「非機能要件」と言われます。機能要件によって様々な新しいサービスが誕生するのを横目に、非機能要件は性能や耐障害性など地味な業務ばかり。インフラという言葉の通り、インフラエンジニアは縁の下の力持ちですね。
またインフラも新しい技術がどんどん出ていますが、「今のインフラで十分だから問題だけ起こさないように効率的に仕事を進めてくれ」、なんていう方針の会社・ユーザも多いのではないでしょうか。
それでもインフラの仕事が決して不要という事はなく、基盤ですからとても重要な仕事なんですが、どうしてもお役所的な仕事が多くなってしまったり、インフラ部門がクリエイティブな会社ってほとんどありません。インフラエンジニアを続けていくなら、その点の割り切りが必要です。
理由2:仕事内容がお客様の満足度UPに繋がりにくい
新しいWEBサービスが公開されたとか、新しいスマホアプリが使いやすいとか、アプリケーションエンジニアの仕事は顧客満足度に直結します。しかし縁の下の力持ちであるインフラの仕事はなかなか評価されにくいです。
特に辛いのがハードウェアやソフトウェアの保守切れ対応。誰もサービスを使わない年末年始に出社して対応することになってしまったうえに、ユーザに「何で何も機能がよくならないのに、そんなに大きなお金を払わないといけないの?」といった反応になることも少なくありません。
当たり前ですが、システムの保守切れ対応はシステムによってユーザの経営課題を解決するものではありません。ユーザが経営会議にかけて費用を落とさなくてはならない時は、担当者から経営層への投資対効果の説明が難しく、とても厄介な事案なのです。
理由3:Amazon AWSがあるからもうインフラエンジニアは不要?
最近はインフラを自社で作らずにAmazon AWSのようなクラウドサービスでまかなう企業も年々増えています。
しかし金融システムをはじめ、当面Amazon AWSで代替できないインフラ業務も多く、決してインフラエンジニアの需要がなくなることはないのですが、
Amazon AWSが普及したことで、インフラエンジニアは時代遅れの仕事のように思っている人も多いのではないでしょうか。
以上、インフラエンジニアが面白くない理由を3つ挙げました。フェアに評価するため、次はインフラエンジニアの良いところも挙げます。
インフラエンジニアの良いところ
- 仕事を進めやすい
- 様々なシステムに関わることができる
仕事を進めやすい
インフラエンジニアはアプリケーションエンジニアほどクリエイティブな仕事ではないですが、そのメリットとして「決める難しさ」が少なく、仕事を進めやすいです。
アプリケーションエンジニアが苦労するのは、システム仕様が全然決まらないこと。ユーザと擦り合わせてシステム要件を詰めていくのですが、実際はまず決まらないです(笑)。
そのため先行きの見通しが悪く計画を立てにくいことから、プロジェクトも炎上しやすいです。インフラエンジニアの仕事はそういった不確定要素が少ないのが良いところですね(性能要件が決まらないなど、間接的には影響を受けるのですが)。
様々なシステムに関わることができる
例えば全く業務要件の異なるシステムを2つ作る場合、アプリケーションエンジニアならばそれぞれの機能を決めるのに苦労しますが、インフラエンジニアの場合は機能要件がないため、それほど影響を受けずに仕事を進めることができます。
システムごとにインフラのパラメータチューニングをしたり、サーバの台数を変えたり、必要なネットワーク構成が違うからそれぞれ設計するとかシステムごとに決める事は色々ありますが、インフラエンジニアは自分の業務経験を直接、他システムの構築に役立てることができ、様々なシステムの構築や保守に横断的に関わるのが一般的です。
アプリケーションエンジニアは各システムごとの特性や機能に深く関わらなくてはいけないため一人のエンジニアが担当するシステムが少ないのに対して、インフラエンジニアはスキルの横展開が容易なため、多くのシステムに浅く関わることになります。
一つ一つのシステムへの関わりが浅い分、仕事はきっちり間違いなくこなす事を求められるはずです。このあたりが個人の性格によって、得意・不得意が出るところですね。
向いてないと感じたら、早めにキャリアを見直そう
5年前、私はインフラエンジニアの仕事をつまらないと感じてしまって、非常に悩みました。
インフラエンジニアとしてのキャリアに悩んでいるなら、アプリケーションエンジニアなど他の職種への転向を検討してみてはいかがでしょうか。
転職エージェントに相談すると、親身になって話を聞いてくれますし、IT市場のトレンドもよく理解でき視野も広がります。
5年前キャリアに悩んでいた頃、TechClipsのYさんに相談したことで今後のキャリア・イメージが具体化し、インフラエンジニアからアプリケーションエンジニアへの転向を決意することができました。当時のことを少し話します。
【インフラエンジニアからアプリケーションエンジニアへ】
私の転職理由
転職直前当時、私の頭の中は次のようでした。
- ①インフラなんて誰かが提供してくれればいい(自分じゃなくていい)
- ②それよりもっと面白いこと、面白いサービスを実現したい
- ③AWSなどによる自動化で世の中からインフラの仕事が減って、その不要になった分だけアプリケーションエンジニアが増えた方が、世の中のシステムが今よりも高付加価値になる。
- ④仕事をきっちりミスなくやることを最重視するなら、自分にはインフラエンジニアの適正がない
インフラエンジニアってもうオワコンなんじゃ?と思ってしまいました。そして転職。
インフラエンジニアからアプリケーションエンジニアへの転職は本当に勇気が入りましたが、希望通り転職できました。
あれからもう5年経ちますが、転職して本当によかったと思います(ただ今ではインフラエンジニアがオワコンとは思ってません)。
もしあなたがインフラエンジニアよりもアプリケーションエンジニアの方が向いていると感じたなら、早めにキャリアを見直した方がよいと思いますよ。
システムエンジニアとしてのインフラエンジニアとアプリケーションエンジニアの違いはこれまで述べた通りですので、悩んでいる方は将来のキャリアを真剣に考えてみてください。
当時私が相談した、オススメの転職エージェントはTechClipsです。
というわけで、本記事は以上です。少しでもエンジニアの方のお役に立てますと幸いです。
また何かご意見などありましたらコメントいただければと思います。
エンジニアの仕事がつまらないと感じたら
インフラエンジニアに限らず、エンジニアとしての職務がつまらないと感じている方はこちらの記事も参考になさってください。
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