ユーザ系SIer企業ランキング2020|就職・転職に役立つ情報

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ユーザ系SIerについて調べる人

ユーザ系SIerについて調べる人
「そろそろ他の会社に転職したいな。ユーザ系SIerは社内SEが多くて他のSIerよりも働きやすそうだな。具体的な企業や、転職条件も気になるな。」

こんな疑問に答えます。

この記事を書いているのは、ユーザ系SIer歴14年・年収1,000万円ちょっとのアプリケーションエンジニアです。

SIerへの就職・転職を考えている方向けに、ユーザ系SIer(上場企業のシステム子会社)をランキング形式の一覧で紹介します。

本記事の内容

ユーザ系SIerとは

学生にとって、ユーザ系SIerはわかりにくい

「ユーザ系」とは、どういう意味でしょうか。ユーザ系SIerは他にも「システム子会社」、「子会社」など様々な呼ばれ方をしますが、どれも同じ意味です。

ユーザ系SIerとはどういう企業のことか、歴史を紐解いて解説します。

ユーザ系SIerの成り立ち

1960年代以降、SIerが誕生した当時は、企業が社内で使うシステムを作ることがSIerの仕事でした。

当時のコンピュータは非常に高価で、今のように個人がスマホで簡単にアクセスできる時代ではなかったため、ユーザといえば一般企業のことを指しました。

主に1960年代から1980年代にかけて社内で使うシステムを作っていた一般企業(ユーザ企業)のシステム部門が分離して子会社化した企業が「ユーザ系」です。つまりユーザ系SIerには必ず親会社が存在します。

[ユーザ系SIerの誕生(例)]

  • 日鉄ソリューションズ
     1986年、親会社(新日本製鐵)のシステム部門(エレクトロニクス・情報通信事業部)から分離して子会社化
  • 日本総合研究所
     1969年、親会社(三井住友銀行)のシステム部門から分離して子会社化

ユーザ系SIerの特徴

親会社との関係性が重要

親会社との関係は会社によって異なり、内部の人間でないとわかりにくいです。親会社にも社内エンジニアがいることも多く、親会社を志望した方が自分のやりたいことができるのか見極めが必要です。

またユーザ系といっても、野村総研や電通国際情報サービスのように独自に上場し、親会社の依存から脱却している企業もあります。どちらが良いかは会社選びの際の観点によりますが、野村総研や電通国際情報サービスのように、自立したうえで高収益を上げている企業は日本でも有数の優良企業と言えますし、社員による評価も非常に高いのが特徴です。

大手SIerでも上場せず情報が限定的

上場企業には情報開示義務があり、年収など就職・転職にも使える情報が公開されるのですが、ユーザ系SIerの多くは親会社が上場していても、自社は非上場のため情報が取りにくいのではないかと思います。

ユーザ系SIer企業ランキング

ユーザ系SIer企業ランキング

以上述べてきたのように、情報が取りにくいユーザ系SIer企業ですが、本記事ではランキング形式で一覧化し、紹介したいと思います。

気になる上位SIerから優先して企業研究すれば、効率的に就職・転職活動を進められます。

3つのランキングでユーザ系SIerを分析・評価します

3つの観点でユーザ系SIerを評価します

[本記事で扱う3つの企業ランキング(一覧)]

  • 1. 企業の安定性
  • 2. 社員の平均年収
  • 3. 社員による自社評価

ユーザ系SIer企業の安定性

会社の売上から、企業の安定性をランキング形式で紹介します。

社員の平均年収

就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。
特に日本企業は年功序列の傾向があるため、会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がることが一般的なため、社員の平均年齢も合わせて掲載します。

社員による自社評価

次に、Openworkに投稿された社員・元社員の口コミから、会社の評価を見ていきます。

こちらは上場・非上場に関わらず情報が集まっていますので、特に非上場の優良企業を浮かび上がらせることができます。

最後に、一部の上場企業や、非上場企業の中でも良い評価のユーザ系SIerについて、個別に分析をしていきたいと思います。

【上場企業限定】ユーザ系SIer売上ランキング

  • : エヌ・ティ・ティ・データ21636.2億円 (123884人)
  •  2位: 野村総合研究所5012.43億円 (12578人)
  •  3位: 伊藤忠テクノソリューションズ4519.57億円 (8359人)
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  •  4位: SCSK3586.54億円 (12365人)
  •  5位: 日鉄ソリューションズ2652.78億円 (6434人)
  •  6位: トッパン・フォームズ2258.1億円 (10586人)
  •  7位: 電通国際情報サービス910.24億円 (2783人)
  •  8位: SBテクノロジー504.3億円 (1012人)

【上場企業限定】ユーザ系SIer年収ランキング

  • : 野村総合研究所1221.7万円 (40.0歳)
  •  2位: 電通国際情報サービス896.0万円 (41.0歳)
  •  3位: 伊藤忠テクノソリューションズ871.1万円 (41.0歳)
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  •  4位: 日鉄ソリューションズ835.9万円 (40.0歳)
  •  5位: エヌ・ティ・ティ・データ828.0万円 (39.0歳)
  •  6位: SCSK725.7万円 (43.0歳)
  •  7位: トッパン・フォームズ672.9万円 (44.0歳)
  •  8位: SBテクノロジー659.7万円 (37.0歳)

ユーザ系SIer各社社員による自社評価

  • : 電通国際情報サービス4.16
  •  2位: 野村総合研究所4.14
  •  3位: 新日鉄住金ソリューションズ3.85
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  •  4位: NTTデータ3.79
  •  5位: 三菱UFJインフォメーションテクノロジー3.49
  •  6位: 日本総合研究所3.48
  •  7位: 東京海上日動システムズ3.47
  •  8位: 伊藤忠テクノソリューションズ3.47
  •  9位: SCSK3.29
  • 10位: JALインフォテック3.28
  • 11位: NTTコムウエア3.28
  • 12位: ソフトバンク・テクノロジー3.25
  • 13位: ニッセイ情報テクノロジー3.19
  • 14位: オージス総研3.19
  • 15位: 商船三井システムズ3.18
  • 16位: 三井情報3.10
  • 17位: ANAシステムズ3.06
  • 18位: 第一生命情報システム2.93
  • 19位: トッパン・フォームズ2.88

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【全企業】ユーザ系SIer 個別企業に対する評価

ユーザ系SIer 個別企業に対する評価

野村総合研究所(NRI)

ユーザ系SIerトップの野村総合研究所(NRI)

野村総合研究所は、国内の全ての業界を見渡しても最高水準の平均年収です。

他のユーザ系企業とは一線を画した存在で、その大きな理由は親会社に依存していないことが挙げられます。

内販と呼ばれるグループ(野村ホールディングス)内の仕事の割合が少なく、グループ外の仕事(外販)を取ってきて、売上をあげています。

有名なところでは、NRIはセブンアンドアイホールディングス(セブンイレブン/イトーヨーカ堂)のシステムを担っています。

どんどんと外販を増やし、過去最高益の業績を出し続けている業界のトップ企業です。

野村総合研究所(NRI)

出典:NRIだより 

三菱UFJインフォメーションテクノロジー

三菱UFJインフォメーションテクノロジー

三菱UFJ銀行を中心に三菱UFJフィナンシャルグループのシステム構築の実動を担うユーザ系子会社です。

メガバンクが抱える巨大なシステムの設計・構築に携わることができます。

日本を代表する金融機関のグループ会社のためコンプライアンス意識が高く、過剰な残業時間やサービス残業となる心配はないでしょう。

また三菱UFJ銀行には社内SEが900人ほどおり、その規模は三菱UFJインフォメーションテクノロジーの半分ほどの人数にも及びます。

システム企画などの上流工程(システム開発に加え、合意形成など調整の能力が求められます)や、人工知能、データベースやセキュリティなど特定分野でエキスパートを目指すなら、本社三菱UFJ銀行の社内SEを志望した方がよいでしょう。

一方、ある程度話がまとまったシステムに対して設計・構築したり、保守をしたい人にはおすすめです。

【ポイント】ユーザ系SIerの働きやすさ・働きにくさを左右する親会社との関係

ユーザ系SIerの働きやすさ・働きにくさを左右する親会社との関係

ユーザ系SIerで働く場合、重要なのは自社と親会社との関係です。

組織の話でいうと、多くのユーザ系SIerの社長は親会社から派遣されてきます。ですから自社の社長を目指してがんばりたい人には不向きです。

次に経営でいうと、親会社から仕事をもらえますから経営基盤は安定します。グループ内の仕事をする分には原則、営業職が不要なためシステム開発に専念できます。

就職・転職して働く立場でいうと、親会社の社員の人たちといかにうまく付き合えるかがポイントです。

今では多くの場合、親会社にもエンジニアがおり話が通じると思いますが、親会社にまともなシステム部門がなかったり、優秀な社員がいない場合は要注意です。

手続きが遅い、作るシステムの要件が決まらない、親会社から丸投げされるといった弊害を生みます。

比較的規模の大きな会社のユーザ系SIer、上場してひとり立ちしているユーザ系SIer、社員の評価の高いSIerではこのようなことはほとんどないと思いますが、就職・転職を決める前にしっかりと確認しておきたいポイントです。

まとめ

  • ユーザ系とは、親会社からシステム部門が分社したSIerのことです
  • グループが大きいことが多く、人間関係はやや複雑で関係性が重要です
  • 非上場企業が多く、積極的に情報を取りに行かないと内実がわかりにくい
  • 無料のエージェントを活用して情報収集しましょう。TechClipsレバテックキャリアはエージェントの質が高く頼りになりますので、無料登録すべきですよ

今回は以上です。

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