Last-Modified: 2021/02/16

WEB系IT企業ランキング｜解説,年収,残業,おすすめ企業の紹介あり

IT企業ランキング転職

IT業界について知りたい人
「WEB系のIT企業がたくさんあって探し方も難しく、情報の整理がつきません。ランキング形式でWEB系のIT企業を評価してもらえませんか？」

こういった疑問に答えます。
　
私は14年間シンクタンクでIT業界を専門に仕事してきました。現在は管理職ですが業界動向を常にチェックしているため、信頼性の高い情報を提供できると思います。

就職や転職などで悩んでいる方に少しでも役に立つ情報を提供できればと思い、この記事を書きます。

【WEB業界とは】WEB系企業とはどんな企業？

今回テーマ、「WEB系企業」はIT業界の一部です。WEB系企業は、AWSなどの先端企業を除けば、「テクノロジー」ではなく「WEBビジネス」を本質とした企業です。

IT業界地図における今回のテーマ

» 参考：IT業界地図

GAFAをはじめとしたWEB系企業は成長力が高く、IT業界の中でも、キラキラした企業がたくさんあります。

WEB系企業が急成長した２つの理由

インターネットが普及した(1995年〜)
スマホが普及した(2007年〜)

シンプルにこれだけでして、急成長は必然でした。大手の設立年を見ればわかります。

代表的なWEB系企業(いずれもインターネットの普及期に設立)

企業	設立年	社員数
Amazonジャパン	`2000年`（平成12年）	非公開 (グループで約61万人)
google合同会社	`1998年`（平成10年）	1,300名
楽天	`1997年`（平成9年）	5,831名
Yahoo!JAPAN	`1996年`（平成8年）	6,611名
サイバーエージェント	`1998年`（平成10年）	1,540名

初代iPhoneが登場したのが2007年で、当時のWEB市場はまだ、とても小さなものでした。Goole,Amazonのほか、便利だったのは株のオンライントレードくらいだったと思います。

GAFAをはじめとしたWEB系企業の成立

展望：WEB系企業には将来性しかない

2010年代はWEBマーケットが急成長しましたが、今でもWEB系企業の成長は止まりません。私達は未だに実店舗(スーパーやコンビニ)、図書館や旅行にも行きます。これらはいずれWEBに置き換わるので、WEB業界にはまだまだ「伸びしろ」があります。

また、オンラインサロンやクラウドファンディングのように、今まで社会にないサービスも、WEBで生まれてきました。経験を積んだら、起業するのもカネがかからないし、時代に合っていて最適。

WEB業界は、今から飛び込んでもチャンスしかないです。

ポイント：WEB系は消費者目線のビジネスです

もともと、ITはプロ向けがメインでした。たとえば銀行、鉄道、小売、製造業や軍事などで使われ、ITは産業界の社会インフラだったのですが、GoogleやAmazonを始めとしたWEB系企業は、私達みんなが使う消費者目線のサービスを提供し始めました。

WEB系は消費者目線ですからブランド力があり、生活に無くてはならないものになっているのが最大の特徴です。今回はこの点を評価したいと思います。

２つの視点でWEB系企業を評価します

というわけで、①使う側(消費者)と②働く側の両面から、WEB系企業をランキング形式で評価します。以下の通りです。

① 消費者の目線
　WEBサービスのブランド力ランキング
② 中で働く人、WEB系に転職したい人の目線
　待遇(年収、残業、社員評価)のランキング

それでは早速、いきます。

①WEBサービスのブランド力ランキング

WEBブランド調査
WEBサービスのブランド力ランキング

WEBサービスのブランド力は消費行動に結びつきやすいため、WEB企業にとっては最も重要な資産です。今回、ブランド力の評価には「日経BP社Webブランド調査TOP50」の結果を使います。

[日経BP社 Webブランド調査とは]

日経BP社 Webブランド調査は、国内主要500サイトをネットユーザー3万人以上が評価した結果のランキングです。サイトの利用状況や使い勝手、満足度などの項目をインターネットアンケートで回答を得た結果を集計した結果です。
出典：日経BP社 Webブランド調査2020秋冬

TOP50から食品メーカーなどの一般企業を除いて、ネット専業企業のWEBサービスを抜粋しました。結果は以下の通りです。

[WEBサービスのブランド力ランキング]

1位：　Yahoo!Japan(Zホールディングス)
2位：　楽天市場
3位：　Google Japan
4位：　Youtube(Google)
5位：　Amazon
7位：　クックパッド
11位：　食べログ(カカクコム)
14位：　楽天カード(楽天)
22位：　楽天トラベル(楽天)
25位：　価格.com(カカクコム)
25位：　ぐるなび
44位：　メルカリ

※カッコ内はWEBサービスを提供している企業名

YahooやGoogleなど私達が普段使っているWEBサービスが並びます。純粋な日本ブランドだと楽天がトップで、楽天は「日本のブランド力ランキング」で見ると、WEB系トップの19位にランクインしています(1位はトヨタ)。まぁ正直、消費者目線で言うとこんなものかなと。サプライズはありませんね・・・
m(_ _)m