プログラミングと年齢は関係ありません【定年説は都市伝説】
プログラミングと年齢の関係が気になる人
「プログラミングに興味があります。でもプログラマーは若くないとできないって聞いたことがあります。もしかすると、自分はもうプログラミングを学習する年齢を過ぎているのではないでしょうか?」
こんな疑問に答えます。
この記事を書いた私は、年収1,000万円ちょっとのエンジニア。高校生の頃から約20年間、C/C++,Java,SML,Ocamlなど様々なプログラミング言語を扱ってきました。
これまでのプログラミング経験とエンジニア業務経験を踏まえて記事を書きます。
本記事の内容
- プログラミングに年齢制限はありません
- 10代でプログラミングに向き合うには
- 20代でプログラミングに向き合うには
- 30代でプログラミングに向き合うには
- 40代でプログラミングに向き合うには
- 50代以降でプログラミングを始める人へ
プログラミングに年齢制限はありません
プログラミングは誰でもいつでも始めることができ、年齢とは関係ありません。
これはいくつになっても、本を読んだり語学を習ったり、生涯学習できるのと同じことです。
ただし年齢相応の悩みはありますし、プログラミングについて年代に応じた向き合い方を考えることには価値があります
。
10代でプログラミングをはじめて40代に突入した筆者が年代別の悩みと解決策を解説します。
10代でプログラミングに向き合うには
おめでとうございます!10代でプログラミングを始められる方はラッキーです!なぜなら、習得したプログラミングスキルをこの先何十年も武器にできる
からです。
多少理解が遅かったりうまくいかなくたって気にする必要はありません。人生の長いスパンで考えた時、10代でプログラミングする事は必ず良い投資になります。
10代でプログラミングを学習する際苦労するのが、若いために判断力が不足しがちなこと。
プログラミング学習を開始するには、プログラミング言語を選んだり、学習する方法を決めたり、学習環境を整えたり、決めないといけないことがたくさんあります。
適切な判断をするには、信用できる友人や先生、本の情報などを参考に、一つ一つ決めるべきことを決めながらトライアンドエラーしながら楽しさ重視
で学習を進めるのがオススメです。
20代でプログラミングに向き合うには
20代でプログラミングしている人には2通りあります。
1つ目は仕事で使うから。プログラマーなどのエンジニアが該当します。
2つ目は趣味や教養として学習するケースです。
どちらにしても20代で早すぎるとか遅すぎるとか年齢を気にする必要はないでしょう。
10代でバリバリプログラミングを学習してきた同期がいると引け目を感じることもあるでしょうが、仕事で身に着けるスキルの方が、趣味で身に付けたスキルよりも格段に成長のスピードが早い
ので心配は無用です。
世間一般で、プログラマーの層がもっとも厚く需要も多いのは20代だと思います。バリバリ
コーディングしていきましょう!!
30代でプログラミングに向き合うには
30代になると、プログラミングから離れる人も多くなります。管理職
になったり外注
する立場になったり、経験を積んでキャリアアップする機会が増えるためです。
10代・20代からプログラミングし続けている人も、後輩に指導
するケースが圧倒的に増えてきます。自分の手を動かすより口を動かすようになります。
30代から始めてプログラミングを始める人はどうと言うと、趣味であれば全く問題ありませんが、30代から新たにプログラマーになって食っていくにはそれなりの覚悟
が必要でしょう。
もちろん不可能ではないですが、面接などの場で若い人よりも見劣りしてしまうのは仕方のないことです。
それでも現在IT人材が不足していることも追い風となり、しっかり準備し、丹念に探せば良い仕事が見つかります。
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40代でプログラミングに向き合うには
40代になると老眼や肩こりによって、長時間パソコンの細かい字を見るのが辛くなります。これはプログラマにとって厄介なことです。それでも、現実には40代でバリバリ活躍しているプログラマはいっぱいいます。
巷では35才プログラマ引退説や30才だとか言われますが、自分自身の仕事への向き合い方
、気持ちやモチベーションといった要素が大きいように思います。まわりの同僚や上司が自分より若い人になってくるので、そうした環境を受け入れる覚悟は必要です。
趣味でプログラミングをするのなら、全く問題ありません。
さらに、40代でも新たにプログラマーに転職する人もいます。40代を過ぎた頃のプログラマーでは、技術力以外の知識・経験も活かした人間力
が期待されるシーンが多いです。
例えば前向きなコミュニケーションによって若手のモチベーションを維持したり、自分の立ち位置をしっかり理解し、チームで不足している役割を積極的に補ったりというチームへの貢献ができれば、例え40代からのプログラマー転職で技術力が不足していても十分に戦えます
。
50代以降でプログラミングを始める人へ
50代以降で新たにプログラミングを始める人、尊敬
します。
常に新しいことにチャレンジする精神があれば、もちろんプログラミングだって英語や歴史の勉強と同じく50代以降でも習得可能です。
ただし英語や歴史と違うのは、プログラミングをする上で前提知識がどれだけあるかは、個人差が大きい
こと。
独学で習得できる人もいれば、手取り足取り教えてもらわないと全く理解できない人まで様々だと思います。
技術に慣れている人であれば独学で習得できると思いますが、全く畑違いであればプログラミング教室など師事してくれる信頼できる先生を見つけるべきです。
50代でプログラミングを始めるなら、習得できる環境に巡り合えるかが大きなポイントとなると思います。
また、同年代の方に師事する場合、C言語を勧められるかもしれませんが、これはちょっとハードルが高いです。
もしpythonやPHPなど比較的理解が容易な最近のプログラミング言語を知らない年配のエンジニアから師事を受けるなら、bashあたりから入るといいでしょう。
今回は以上です。
いくつになっても、プログラミングは習得でき、プログラマーとしても働けるよ、というお話でした。