ITプラットフォーム サービスとその特徴をざっくり詳しく理解する

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悩む人

ITプラットフォームサービスについて調べる人
「プラットフォームサービスとか、プラットフォーマーとかよく聞くようになりましたが、意味がよくわかりません。どういう企業やサービスが当てはまるのでしょうか。また、なぜ注目されているのかや今後の発展とか、何が凄いのか等、色々な視点でざっくり詳しく教えて欲しい。」

こんな悩みを解決します。

コレを知らずして今後IT業界で生き残れない!プラットフォームサービスを理解する

プラットフォームサービスって何?と思ってる方の助力となればと思い、本記事で整理しました。なお、紹介する書籍とその要約はフライヤーさんの記事になります。
(引用元:https://www.flierinc.com/)

それでは早速いってみましょう。

プラットフォームの教科書

  • プラットフォームビジネスは、補完プレイヤーの活動があって初めて価値を持つ。「ネットワーク効果」「先発優位」「規模の効果」などの原理を内包しているため、従来のビジネスに比べて、一人勝ちしやすい。
  • プラットフォームビジネスでは、「先発優位」が働く。
  • プラットフォームビジネスは、ある一定規模を超えるまでの立ち上がりが非常に難しく、マルチホーミングやスイッチングコストなどの要因によって一人勝ちしづらい領域も存在する。

プラットフォーム・レボリューション

  • プラットフォーム・ビジネスは、自分たちがコントロールしていない資源を用いて価値を創造するので、非常にすばやく成長できる。
  • プラットフォームの基本構造は、参加者+価値単位+フィルターだ。
  • 立ち上げにおいてどのような戦略をとるにしても、プラットフォーム企業はプッシュ(広告や広報)よりプル(口コミ)を重視するべきだ。
  • プラットフォームでは収益化する際、誰に課金するのかをよく考えなければならない。
  • プラットフォーム革命は、予測不能な形で私たちの世界を様変わりさせるだろう。その課題に対して、私たちは創造的かつ人道的な対応をしなければならない。

MaaS

  • MaaSとは、従来のマイカーや自転車、公共交通機関などの交通手段をモノで提供するのではなく、サービスとして提供するという新しい概念で、決済手段の統合をも実現する。
  • MaaSの普及を見据えて、自動車業界、行政、公共交通機関が入り乱れてさまざま実証実験を行うなど、新しいMaaSの姿を模索する動きが激しくなっている。
  • MaaSはクルマ社会が生み出したさまざまな課題を解決するためのプラットフォームとして機能する。世界に類を見ないクルマ社会と整備された公共交通機関をあわせ持つ日本は、その恩恵を受けやすい。

アップル、グーグルが神になる日

  • ネットとリアルが融合するIoTを実現させるうえで、BLEという無線通信が注目されている。
  • アップルが開発した、近距離での位置情報検出技術「iビーコン」によって、事業者は自分たちが設置したビーコン付近において、ユーザーがいつ、どこで、どれくらいの頻度で、どのくらいの期間滞在し、何を購入したかを把握できる。
  • アップルやグーグルといったプラットフォーム企業は、あらゆる分野においてリアルとネットを同期するための仕組みをつくり上げようとしている。

ファンダム・レボリューション

  • ファンダムとは、オブジェクトへの情熱を表現し合える場所を見つけた人たちによる、自発的かつ熱狂的な活動である。その拡大を支える要因は、「過去を懐かしむ気持ち」「デジタルなつながり」「匿名性」だ。
  • ファンは、文脈づくりに時間、資金、エネルギーを注ぎ込んでいる。
  • 変化を嫌うファンの嗜好と、企業として必要な行動が相反する場合、ファンダムが炎上を引き起こす。ファンの要求の本質を見極めて対応すること、要求を満たせない場合でも人間らしく対応することが重要だ。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

  • グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの「四騎士」は世界のあり方を大きく変えた。その影響を避けることはできない。テクノロジーに興味がなくとも、「四騎士」を理解することは、デジタル時代の今後を生き抜くために不可欠である。
  • 四騎士は、差別化した製品、大きなビジョン、高い好感度、膨大なデータとそれを活用するAIという点で、大きな成功を収めている。
  • グローバル化した四騎士以後の世界では、超優秀な人材のチャンスが増える一方で、「凡人」は苦戦を強いられることになる。

Move Fast and Break Things

  • インターネット市場は、シリコンバレーの大手テック企業が独占している。これらの企業は巨大な富を蓄積し、政治・経済・法制度に大きな影響を与え、社会格差の要因を作っている。しかし米国民には、この独占を規制する術がない。
  • インターネットは、映画や音楽といったクリエイティブ業界が生んだ成果をコモディティ化する。同時に、一部の企業がメディアを牛耳ることで、民主主義の存在が危ぶまれている。
  • インターネットやワールド・ワイド・ウェブは、政府機関の支援を受け、権力の分散と知識を共有する社会をめざす研究者の努力から生まれた。

なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか

  • アマゾンはインターネットの普及とともに、通販を通じて流通イノベーションを起こせると直感し、ネット通販に巨額の投資を行ってきた。
  • 物流戦略の肝は、販売と物流を一体化させ、情報連携をスムーズにしている点や、物流に巨額の投資を行っている点だ。
  • 日本企業がアマゾンに対抗するには、長期視点で、人材教育、オペレーション改善、システム投資の3つを行うことが重要となる。

大前研一ビジネスジャーナル No.3

  • 産業の垣根がなくなっている最大の要因はテクノロジーの進化である。そして、台頭する新興企業とエスタブリッシュメント(既存企業)との間に新たな対立が生まれている。
  • 「産業ボーダーレス時代」においては、顧客・競合・自社の「3C」が明確に定義できず、従来の戦略フレームワークが通用しない。自社の事業構造を変え、顧客を再定義するなどの「自己否定」を行うことが重要だ。
  • 日本企業は技術革新の面では強いが、市場創出と世界市場開拓の面では弱く、結果としてイノベーション実現能力が弱くなっている。

アマゾンエフェクト!

  • 多くの業種の既存の秩序を崩す「アマゾン・エフェクト」。その背後では、「デジタルシフト」という本質的な変化が起きている。
  • デジタルシフトは、「時間」「距離」「量」「方向」といった制約から顧客を解放する。それをビジネスのチャンスにするために、日本企業はIT人材の育成を急がなければならない。
  • 今後のビジネスのアプローチは、ネットやリアルの垣根を超えて、すべてを顧客中心に組み立てる「カスタマーファースト思考」に移っていく。その先頭を切っているのがアマゾンである。

マイクロソフト 再始動する最強企業

  • マイクロソフトはソフトウェアビジネスから、クラウドビジネスへの大転換をおこなった。しかしこれだけで会社が変わったのではない。
  • 自社の存在意義を問い、未来を見定めたうえで、ミッションを見直した。そしてそれを実現させるためのカルチャーを会社に浸透させていった。これこそがマイクロソフトの大きな変革のカギである。
  • 少ないリソースで多くの仕事をし、それを持続可能な状態にすること。それが働き方改革の肝である。

GE巨人の復活

  • リーマンショックと「デジタル破壊」による挫折を機に、イメルトは従来の「脱・製造業」路線を捨て、「デジタル製造業」へと歩みを進めている。
  • GEはモノを売らずにサービスを売ることで、産業機器界のエアビー、ウーバーをめざしている。
  • シリコンバレー式の「リーンスタートアップ」を、バックオフィスを含んだ社内のあらゆる分野で徹底することで、デジタル文化革命を促進した。

決済の黒船 Apple Pay

  • 2016年にApple Payが日本に登場すると、その使い勝手と安全性で「おサイフケータイ」を急速に置き換えていった。
  • モバイルウォレットは日本で実用化が始まったが、世界では様々なプレイヤー間で利害の対立があり、なかなか普及が進まなかった。
  • Apple Payは登場のタイミングがよく、その先進的な機能と安全性により、モバイルウォレットの救世主となった。
  • Apple Payで弾みのついたモバイルウォレットは、財布が不要な社会の実現に向けて進化の途上にある。

新・小売革命

  • 小売とは「人」と「物」をつなぐ「場所」である。新テクノロジーを使ってこの3つの効率を上げることがニューリテールの核心だ。
  • インターネットを用いてオンラインとオフラインを融合させ、オンラインがエンパワーする(力を付与する)オフラインの小売、これこそが「ニューリテール」である。
  • 私たちは、想像力を発揮して多種多様なモデルを試してみる必要がある。新しいモデルを2~3年運営し、試行錯誤を繰り返し、そして確定するという流れを経なければならない。

アリババ中国eコマース覇者の世界戦略

  • アリババは、1999年に一介の英語教師であった起業家、ジャック・マーにより創業された。創立当初から世界最大規模のインターネット企業になることをめざす、野心的な企業だった。
  • 創業間もない頃、カリフォルニア州へのオフィスの展開を図り失敗。大規模なリストラを行うという苦難の時代があった。
  • 中国市場におけるイーベイとの熾烈な競争の末、イーベイは中国市場から撤退した。これは、インターネット界の巨人を打ち破る快挙となった。

Alibaba

  • ジャックの有名なスローガンのひとつが、「最後まで生き残る」だ。プロジェクトにかけるジャックの情熱があったからこそ、起業当初の夢は、困難に直面しようとも打ち砕かれなかった。
  • アリババの中国での成功には、地元のニーズに応え続けたことが大きく寄与している。ジャックの、中国で生まれ育った経歴と、消費者と政府の状況に敏感であることがそのことを可能にした。そしてそれは、専門的な技術を持っていることよりもよほど大事なことだった。

新たなる覇者の条件

  • 新たな時代の覇者をめざす企業は、自前主義から脱却し、オープンイノベーションに挑むことが求められている。
  • ただし、オープンイノベーションは「魔法の杖」ではない。各企業が置かれた事業環境や抱える事業課題、変化を妨げる組織風土的な要因に応じた、周到な「プロセス管理」が必要である。
  • 本書では、イノベーションを実現するための「5つのステップ」を明らかにするとともに、代表的な日本企業の実践を具体的に紹介していく。

amazon 世界最先端の戦略がわかる

  • アマゾンは、生活に関わる商品の圧倒的な品揃えと、安さ、早さで、ネット通販において他を圧倒する存在となった。
  • 最高の顧客サービスを実現するべく、新サービスとそれを実現するテクノロジーに、豊富なキャッシュフローを惜しげもなく投資しているのがアマゾンの特徴だ。そこから得られた強みを近隣の領域に広げることで、クラウドサービスなどで次々と世界の覇者となっている。
  • その動向は小売り、IT、金融など、あらゆる業界を変える可能性を秘めている。もはやアマゾンを抜きにして明日の産業を語ることはできない。

未来政府

  • 歴史的に政府はテクノロジーを忌避してきた。しかし人々との間の溝を埋めるためには、テクノロジーのもつ透明性を政府は受け入れなければならない。
  • データがなければ市民に何が本当に求められているかわからないし、改善案も見えてこない。さらに、反対派につけいるスキも与えてしまう。
  • データの公開は市民にとっても利益となるため、できるかぎり公開するよう努力するべきだ。
  • 今後はすべてのデータが公開される時代になる。その事実に正面から向きあい、適応していかなければならない。

FREE フリー

  • フリーには大きく四つのビジネスモデルが存在し、①無料の商品で客を呼びこみ、他の利益商品を売る「直接的内部相互補助」、②広告主からお金をもらい、商品を安く売る「三者間市場」、③無料ユーザーの一部に有料のプレミアム版を売る「フリーミアム」、④金銭でなく注目や評判などを対価として商品を売る「非貨幣市場」に分類される。
  • デジタル世界では、近い将来に必要となるコストをもとに価格を決め、価格低下に伴う需要増とコスト低減により、利益を上げることが可能となる。
  • デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になるが、フリーからもお金儲けはできる。創造的にも破壊的にもなり得るこのフリーという過激な価格を味方につけることができるかどうかが問われる時代になったと言える。

APIエコノミー

  • APIとは、「ソフトウェアの機能を別のソフトウェアやサービスなどと共有する仕組み」をいう。例えば、「Google マップ」といった他社のサービスを、自社のサービスの一部として組み込み、利用することが可能だ。
  • APIを公開する企業は世界的に増加傾向にある。その市場規模は2兆2000億ドル(約250兆円)にも達するという試算もある。
  • 複数のAPIを組み合わせれば新しいサービスを生み出せる。APIの重要性は経営効率を飛躍的に向上させるという点において、今後さらに増大するだろう。

金融e時代

  • 近年の中国の金融業界、特に銀行の発展はめざましいものだったが、それを支えていたのはインターネットやモバイル機器の活用だった。
  • 一流の企業は商品ではなく「ルール」を作る。プラットフォームを確立できた者が市場を支配することができるのである。
  • 金融業界にとってビッグデータやモバイル・インターネットの活用にはさらなる可能性がある。激化する競争の中で生き残っていけるのは、あらゆる金融サービスを提供する、ユニバーサルバンクだろう。