大手ゼネコン企業 年収ランキング2020|売上・社員評価あり

建設業界 転職

この記事は、ゼネコン業界のまとめです。ゼネコンへの転職を希望する方が優良企業を選ぶことができるよう、ゼネコンの企業一覧をランキング形式で紹介します。

ゼネコン業界に強いのはdodaです

本記事の内容

ゼネコンとは

ゼネコンとは

そもそもゼネコンとはどのような企業なのでしょうか。

以下の解説文は、その道のプロである建設業界専門メルマガ「俺の夢 for MANGAZINE」の記事を引用しています。

ゼネコンとは

ゼネコンとは、もともとは英単語の「General Contractor(ゼネラル・コントラクター)」が語源となった言葉です。

直訳すると「総合契約者」となります。不動産の建設を、上流から下流まで一気通貫で請け負うということで、「総合建設業者」とも呼ばれています。

ゼネコンが請け負うのは、道路や病院、橋やダムの建設といった公共事業が一般的です。

こうした、工事の全体を元請けするのがゼネコンなのですが、自社で全ての工事を行うというわけではありません。

実際には、それぞれの作業に適した専門業者が下請けとして工事を行っていきます。

そして、この下請け業者などのコントロールを行うのが、ゼネコンとなります。具体的には、「清水建設」や「大林組」といった会社が、ゼネコンに該当します。

ゼネコンの仕事内容

ゼネコンの仕事内容としては、建設物全体の企画を行い、工事を進めることです。

例えば、「豊洲にタワーマンションを建設する」という場合には、まずマンションの企画を行うデベロッパーから工事の発注を受けます。

その後、デベロッパーからの注文内容に基づいてマンションの全体企画を行い、必要に応じて下請け業者に作業を発注しながら、工事を進めていきます。

工期内に作業を終了させ、デベロッパーに納品後、マンションが完成する流れとなります。この場合、マンションの企画を担当するのが「デベロッパー」で、実際の開発を担当するのが「ゼネコン」と考えるとわかりやすいと思います。

 

出典:俺の夢 for MAGAZINE 

 

【例外あり】ゼネコンへの就職・転職はおすすめしません

【例外あり】ゼネコンへの就職・転職はおすすめしません

理由はシンプルに、建設市場に成長余地がないから

就職先を選ぶときは、その業界や企業が上り調子か下がり調子かをチェックして、将来性のある業界・企業を選択した方が良いです。

ゼネコン業界全体を見ると、日本の建設投資総額は1992年の84兆円をピークに30年近く当時の水準を回復していない状況が続いています。

下がり調子(=あえて就職・転職する業界でない)と言えますね。

出典:NICE 

 
WEB系企業のように、テクノロジーの進化とともに確実に成長している市場があるにも関わらず、あえてゼネコンのようなピークアウトした業界をこれから選択する合理的な理由はないと思います。

ゼネコン各社は経営努力により利益率を高めて成長してきた

以下の図からもわかる通り、需要が頭打ちである以上利益率を高めるしかありません。ゼネコン各社では過去30年間にも渡り、利益率を高める試みが繰り返されてきました。

業務効率化を推進して利益率を高める

出典:日経XTECH 

 
これは経営者が行うべきこととして正しいのですが、働いている側にとっては結構キツイですよ。

売上が伸びない会社が、社員の働き方に与える影響について、例を挙げます。

  • 費用を節約するため、以前は外注していた仕事を自分たちで回さなくてはならない
  • 会社の貢献が十分でない社員の給与・賞与テーブルが今までより悪化する
  • 昇進した際の給料の上昇幅が抑制される

つまりモチベーションが上がらない

入社時にはその会社の平均年収をチェックするでしょう。でも実際に自分がその年になったとき、会社に貢献してきたにも関わらず年収がそれよりも50万円・100万円低かったらショックを受けるでしょう。

利益率を高めるためには、重箱の角を突くような視点も必要です。家庭で家計簿をつけて無駄を削減していくのと同じ作業ですね。具体的に言うと、外部企業への支払いを抑制するため、外注をやめて自分たちで行う仕事が増えたりします。

ゼネコンにいくべきはこんな人

ゼネコンにいくべきはこんな人

ネガティブなことを書いてしまいましたが、一番はマッチングの問題。ゼネコンが合う人・ゼネコンに行くべきはこんな人というお話です。

海外に目を向け、新たな建設需要を獲得しにいく意思のある人

日本国内の需要が十分でないなら、海外のマーケットを取りに行けばよいという発想です。

ゼネコン大手企業は過去、海外事業を拡大してきましたが十分とは言えません。ゼネコン各社は今後海外事業を拡大できるかが問われているのではないでしょうか。

海外に積極的に打って出て成果を上げたいという人はゼネコンで活躍できる貴重な人材です。

街づくりに社会的使命を感じられる人

ゼネコンの仕事は街づくりに直結します。以下は虎ノ門ヒルズと豊洲ベイサイドクロスタワーに行ってきた時の写真です。

ゆったりと緑に溢れ、往来する人の心が明るくなるような工夫が随所に見受けられました。最近のプロジェクトは凄いですね!!

虎ノ門ヒルズ(大林組)
虎ノ門ヒルズ(大林組)

豊洲ベイサイドクロスタワー(大成建設)
豊洲ベイサイドクロスタワー(大成建設)

市場や企業の成長期待や年収も大切な要素ではありますが、ゼネコンを含め建設業界の醍醐味は実際にその場に人が訪れ、様々な経験・体験をしてくれることではないでしょうか。

街づくりに社会的使命を感じる人なら、ゼネコン業界はオススメできる業界だと思います。

ゼネコン年収ランキング

ゼネコン 企業ランキング2020

3つの視点で企業をランキング化します

本記事では平均年収など、以下の3つの視点でゼネコンの企業を評価し、ランキング形式で企業を分析していきたいと思います。

[本記事の3つのランキング]

  • 1. 社員の平均年収
  • 2. 企業の売上
  • 3. 社員による自社評価

社員の平均年収

就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。

上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。

日本企業は年功序列です。会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がるため、社員の平均年齢も合わせて掲載します。

ゼネコン企業の売上

会社の売上から、企業の安定性をランキング形式で紹介します。

社員による自社評価

OpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。
実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。

ゼネコン社員の平均年収

  1. 鹿島建設1138.8 万円 (44.2 歳)
  2. 大林組1052.7 万円 (42.5 歳)
  3. 大成建設1051.2 万円 (43.0 歳)
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  4. 清水建設1010.1 万円 (43.0 歳)
  5. 奥村組986.7 万円 (43.3 歳)
  6. 東急建設935.9 万円 (45.8 歳)
  7. 戸田建設914.8 万円 (44.3 歳)
  8. 淺沼組864.7 万円 (43.7 歳)
  9. 鉄建建設861.1 万円 (42.7 歳)
  10. 五洋建設838.3 万円 (42.8 歳)
  11. 西松建設836.3 万円 (44.4 歳)
  12. 錢高組824.5 万円 (44.7 歳)
  13. 東洋建設800.9 万円 (44.0 歳)
  14. NIPPO795.4 万円 (43.8 歳)
  15. 熊谷組782.9 万円 (44.8 歳)
  16. 飛島建設774.2 万円 (46.1 歳)
  17. 大豊建設770.5 万円 (45.1 歳)

ゼネコン企業の売上ランキング

  1. 大林組20396.8億円 (14739 人)
  2. 鹿島建設19742.7億円 (18297 人)
  3. 清水建設16649.6億円 (16184 人)
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  4. 大成建設16508.8億円 (14433 人)
  5. 五洋建設5419.49億円 (3319 人)
  6. 戸田建設5104.36億円 (5296 人)
  7. NIPPO4132.36億円 (6087 人)
  8. 熊谷組3890.58億円 (4032 人)
  9. 西松建設3493.18億円 (2920 人)
  10. 東急建設3314.37億円 (2784 人)
  11. 奥村組2208.84億円 (2074 人)
  12. 鉄建建設1746.7億円 (1906 人)
  13. 東洋建設1638.6億円 (1564 人)
  14. 大豊建設1507.77億円 (1639 人)
  15. 淺沼組1357.13億円 (1427 人)
  16. 飛島建設1288.66億円 (1351 人)
  17. 錢高組1281.3億円 (953 人)

ゼネコン社員による自社評価

社員による自社評価

  1. 東洋建設4.02
  2. 奥村組3.90
  3. 鹿島建設3.79
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  4. 五洋建設3.73
  5. 大林組3.71
  6. 大成建設3.61
  7. 清水建設3.53
  8. 東急建設3.47
  9. 西松建設3.42
  10. NIPPO3.40
  11. 大豊建設3.40
  12. 飛島建設3.37
  13. 鉄建建設3.35
  14. フジタ3.25
  15. 戸田建設3.19
  16. 安藤ハザマ興業3.07
  17. 熊谷組3.06
  18. 錢高組2.88
  19. 淺沼組2.86
  20. 鴻池組2.74

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