【一生使える本です】bashの解説書 厳選3選【おすすめ】
bashを習得したい人
「今後業務でLinuxを使います。そのためbashを習得したいけど、どの本がオススメですか?基礎から解説してくれる、わかりやすい本をおすすめしてほしい。」
こんな悩みに答えます。
この記事を書いている私はIT業界歴12年、うちサーバエンジニア歴6年、アプリケーションエンジニア暦7年、年収1,000万円ちょっとの金融系エンジニアです。IRIXやSolarisなどのUnixやmac、Linuxなど様々なUNIX系環境を扱ってきました。
本記事で紹介する書籍は、インフラJOBを組むエンジニアの方、業務バッチを組むエンジニアの方、bashを勉強したい学生の方などにオススメの3冊です。
これまでの経験を踏まえ、有用だと思う書籍を3冊おすすめします。お役にたちましたら幸いです。
bashの本は一冊で一生使えます
bashは、機能の多い言語ではありません。PythonやJavaのようなライブラリがあるわけでもなく、オブジェクト指向でも関数型言語でもない、シンプルな構造です。
また、機能が拡充し進化するような言語でもありません。変わらないので、一度覚えればずっと使える言語です。
ですから、書籍は気に入ったものが1冊あれば十分
です。わかりやすいbashの解説本を一冊買えば、その本は一生
使えます!
最近はWindows/Mac/Linuxいずれの環境でもOS標準の機能でbashを利用できるようになりました。
特にエンジニアの方・エンジニアを目指す方は手元にbashの本を一冊持っておく事をオススメします。
おすすめ1:新しいシェルプログラミングの教科書
新しいシェルプログラミングの教科書
SBクリエイティブ
シェルスクリプトとは何か
シェルスクリプトの基本
変数
クォーティング
制御構造
リダイレクトとパイプ
関数
組み込みコマンド
正規表現と文字列
シェルスクリプトの実行方法
シェルスクリプトのサンプルで学ぼう
シェルスクリプトの実用例
テストとデバッグ
読みやすいシェルスクリプト
bashをはじめとするシェルスクリプトの初心者向け解説本。図解が多く未経験でも理解しやすい内容となっています。
説明の丁寧さ:★★★
初心者向け:★★★
オススメ度:★★★
おすすめ2:シェルスクリプト基本リファレンス
シェルスクリプト基本リファレンス
技術評論社
0.2 いろいろなシェル
0.3 プログラムであるシェルスクリプト
0.4 移植性の高いシェルスクリプトについて
1.1 Hello World
1.2 #!/bin/shの意味
1.3 実行方法について
2.1 シェルスクリプトはフリーフォーマット
2.2 コメントの書き方
2.3 コマンドの終了ステータス
3.1 コマンド→パイプライン→リストの循環
3.2 コマンド/パイプライン/リスト
3.3 &&リスト/||リスト
4.1 概要
4.2 構文
4.3 サブシェルとグループコマンド
4.4 シェル関数
4.5 算術式の評価と条件式の評価
5.1 概要
5.2 組み込みコマンド(基本)
6.1 概要
6.2 組み込みコマンド(外部コマンド版もあり)
6.3 組み込みコマンド(拡張)
6.4 組み込みコマンド(その他)
7.1 概要
7.2 シェル変数の代入と参照
7.3 位置パラメータ
7.4 特殊パラメータ
7.5 環境変数
7.6 特別な意味を持つシェル変数
8.1 概要
8.2 条件判断をともなうパラメータ展開
9.1 概要
9.2 クォート
9.3 コマンド置換
10.1 概要
10.2 パス名展開
10.3 ブレース展開
10.4 算術式展開
10.5 チルダ展開
10.6 プロセス置換
10.7 単語分割
11.1 概要
11.2 いろいろなリダイレクト
12.1 概要
12.2 シェルスクリプトならではのコマンド
12.3 一般コマンド
13.1 概要
13.2 配列への代入と参照
13.3 配列の一括代入と一括参照
13.4 bash以外のシェルで配列を使う方法
詳しく書かれた良書。それなりに図解もありわかりやすいが、技術者向けなので超初心者には少し難しいと思います。詳しく網羅されて書かれており、マスターすればこれ一冊でシェルスクリプトについては完全理解できます。
説明の丁寧さ:★★
初心者向け:★★★
オススメ度:★★
入門bash
入門bash 第3版
オライリー・ジャパン
1.1 シェルとは何か
1.2 本書の適用範囲
1.3 UNIXシェルの歴史
1.4 bashの入手
1.5 対話形式におけるシェルの使用
1.6 ファイル
1.7 入力と出力
1.8 バックグラウンドジョブ
1.9 特殊記号とクォーティング
1.10 ヘルプ
2章 コマンドライン編集
2.1 ヒストリファイル
2.2 emacsモード
2.3 viモード
2.4 fcコマンド
2.5 ヒストリ展開
2.6 readline
2.7 キー入力の習慣
3章 環境のカスタマイズ
3.1 .bash_profile、.bash_logout、.bashrcファイル
3.2 エイリアス
3.3 オプション
3.4 シェル変数
3.5 カスタマイズとサブプロセス
3.6 カスタマイズのヒント
4章 基本的なシェルプログラミング
4.1 シェルスクリプトと関数
4.2 シェル変数
4.3 文字列演算子
4.4 コマンド置換
4.5 上級例:pushdとpopd
5章 フロー制御
5.1 if/else
5.2 for
5.3 case
5.4 select
5.5 whileとuntil
6章 コマンドラインオプションと定義済み変数
6.1 コマンドラインオプション
6.2 定義済み変数
6.3 整数型変数と数値演算
6.4 配列
7章 入出力とコマンドラインの処理
7.1 入出力リダイレクタ
7.2 文字列の入出力
7.3 コマンドラインの処理
8章 プロセスの操作
8.1 プロセスIDとジョブ番号
8.2 ジョブ制御
8.3 シグナル
8.4 トラップ
8.5 コルーチン
8.6 サブシェル
8.7 プロセス置換
9章 シェルプログラムのデバッグ
9.1 基本的なデバッグ補助
9.2 bashデバッガ
10章 bashの管理
10.1 標準シェルとしてbashをインストールする
10.2 環境のカスタマイズ
10.3 システムセキュリティ機能
11章 bashの導入
11.1 bashの入手
11.2 アーカイブの復元
11.3 アーカイブの構成内容
11.4 誰に聞けばいいか
付録A 関連シェル
A.1 Bourneシェル
A.2 IEEE 1003.2 POSIXシェル標準
A.3 Kornシェル
A.4 pdksh
A.5 PCプラットフォームでのシェルもどき
付録B リファレンス
B.1 呼び出しオプション
B.2 組み込みコマンドと予約語
B.3 シェルの組み込み変数
B.4 評価演算子
B.5 setオプション
B.6 shoptオプション
B.7 入出力リダイレクション
B.8 emacsモードのコマンド
B.9 viモードのコマンド
付録C 組み込みコマンドのロード
付録D 構文
D.1 予約語
D.2 bash用BNF
付録E サンプルプログラムの入手
E.1 FTP
E.2 FTPMAIL
索引
定番オライリーの解説書。技術者向けの内容となっているため、完全初心者には少しハードルが高いと感じるかもしれません。
説明の丁寧さ:★★
初心者向け:★★
オススメ度:★
その内容ですが、結論から言えば初心者には少々敷居が高いといえるでしょう。当時の私はbashの事を殆ど知らず、スクリプトも書いた事が無いに等しい状態でした。初心者とはそういう殆どゼロスタートの人の事を意図して、初心者という言葉を使いました。
そんな初心者の私がこの本を読んでも内容が難しく、途中で読む事を辞めてしまいました。では、なぜこの本が有名で(レビュー等での)評価が高いのか・・・それはbashを扱う為に必要な知識が余す事なく網羅されているからだと考えています。
今回は以上です。お役に立ちましたら幸いです。
Blog TOP シェルスクリプトを勉強したい人向け|bashの使い方 記事まとめ
bashの使い方 - もくじ
シェルとは
- シェルとは
- シェルはOSと会話するための言語
- シェルの種類(bash以外のシェル)
- シェルスクリプトとは
- シェルスクリプトの書き方条件式
- if else文
- 文字列の比較
- &&と||の使い方
- case文文字列操作
- 文字列の連結
- 文字列の一部を切り出す繰り返し
- for文
- while文
- while文でリストから1つ要素ずつ処理する定数
- 定数の定義
関数
- 関数の定義
デバッグ
実行権限
本