ジャカルタ観光は観光地巡りよりローカル探索が面白い【動画あり】
インドネシアの首都ジャカルタに一人旅をしてきました。インドネシアといえばやはりリゾートのバリ島が有名です。それに比べてジャカルタに滞在してまず気がついたのは
- 観光地がない
- 観光客もいない
- 日本語も英語も通じない
という状況。ジャカルタは正直観光の見所や観光地の整備が十分ではないため、率直に言ってジャカルタで観光地巡りをしても面白くありません。
割り切ってローカルエリアを探索するのがオススメです。
ビル群の立ち並ぶオフィスエリアと、昔ながらのローカルな地域のギャップ、格差社会による富と貧困のコントラストを体験することができます。
今回の旅行で私が探索したエリアはざっくり以下の4パターンです。
- 1.ローカルな住宅街
- 2.オフィス街
- 3.日本人街
- 4.中華街
本記事の内容
- 1.ローカルな住宅街を散策
- 2.発展が目覚ましいジャカルタのオフィスエリア
- 3.ローカルで昔ながらの雰囲気のあるブロックMエリアの散策
- 4.チャイナパワー炸裂の中華街
- 5.渡航時の注意点
- 結論
- (おまけ)散策マップ
1.ローカルな住宅街を散策
一般的なインドネシア人が住むエリアですから、住宅地巡りは現地の暮らしぶりがよく判ります。
インドネシアではイスラム系の人々がメインです。ただし中華系などそうでない人達もいます。
イスラム系の人々は酒を飲みませんが、市街地に響く爆音に誘われて夜道を進んで行くと、夜を楽しむ地元の人達の姿が。
オフィス街とのコントラストが際立ちます。
バイクタクシー会社のGrab。便利ですが、インドネシア語を話せないと高確率で拒絶されます。
レジや両替などの手続きが遅い。インドネシアの方は基本的にのんびり屋のようです。
2.発展が目覚ましいジャカルタのオフィスエリア
ジャカルタの中心街には高層ビルが立ち並んでました。
スタバなど外資系のグローバル企業もかなりビジネスを展開しており、ホテルや新しいショッピングモールなど、富裕層向けのエリアに比較的多くあります。
3.ローカルで昔ながらの雰囲気のある
ブロックMエリアの散策
ブロックMといえば日本人街として有名ですが、行ったのが日曜ということもあってか日本語の会話や日本人らしき人影もほぼ皆無。昔ながらの街並みのあるローカルエリアでした。ブロックMの中心にあるブロックMスクエアは現地の人向けのショッピングモールで、生活感が溢れていました。中にはカルフールがあり、安価な食材を購入できます。
ブロックMスクエアの周りには屋台が出ており、地元の人々が食事してました。
ブロックMの新しいショッピングモール
ブロックMのエリアから駅を挟んで西側には吉野家や丸亀製麺、吉野家などの日本のチェーン店が入った新しいショッピングモールがあります。両替やマッサージもでき、ここだけで一日過ごせるくらい便利です。
吉野家はJapanese Restrantとうたって出店しており、行列ができていました。丸亀製麺も大人気。お客は現地の人ばかりで、和食が人気のようです。
日本の(?)タピオカも若い女性に大人気。
タピオカはこんな感じらしいです
マッサージは1時間(フットマッサージ30分/全身30分)110,000ルピア(1,000円弱)でした。チェーン店ですが清潔で本格的なマッサージを受けられます。
洗練されたおしゃれなカフェ
おしゃれなカフェ。コーヒーが美味しく、Wifiも爆速、従業員もよく教育されており、お世辞抜きで最高でした。
4.チャイナパワー炸裂の中華街
チャイナタウンには巨大な電気街があります。特に見所があるわけではないので行く必要はありませんが、ジャカルタでは中華系の人々が電化製品を売りまくっているようです。
5.渡航時の注意点
大きなトラブルはなかったですが、注意すべきことをいくつか書きます。
ジャカルタの治安
一人旅の間、危ない目にあったり騙されたりすることはなく、治安は思っていたよりも全然良かったです。インドネシア人は皆外国人慣れしてない感じで、基本的に皆親切。
外務省の渡航情報では、フィリピンのマニラと同レベルのレベル1(要注意)となっていますし、気をつけて行動するに越したことはありません。
言葉の壁が厚い
旅行中はキャッチの声かけすら、ほとんど日本語や英語で話しかけられることはありませんでした。現地で会話するなら、ほぼインドネシア語一択です
。英語で会話してもほとんど理解してもらえず、数字すら伝わらない感じ。スマホがあるのでなんとかなりましたが、ホテルなどを除きインドネシア語しか伝わらないと思った方が良いです。
ジャカルタ語のみで英語表記すらないことが多い
移動はタクシーがオススメ。バスは難しい
ブルーバードタクシーなら簡単な英会話が通じます。しかもメータータクシーなので安心です。
また東南アジアで配車事業を展開するGrabも安全でした。
タクシーの初乗り価格は6,500ルピア(約50円)です。
バスや電車も利用しましたが、タクシーと比べ格段にハードルが高いです。タクシーは目的地と料金の確認だけですが、バスや電車の場合はチケットや乗り場の確認、どの便に乗れば良いかなどポイントが多く、確認しようにも言葉が通じないためです。まぁなんとかなりますが。
徒歩でも安全だが歩くには広すぎる
ジャカルタではかなり歩きましたが、徒歩の移動に治安上の不安はありませんでした。ただ街が広い上にショッピングモールを除いて店舗が密集していないので、徒歩で移動できるシーンはかなり限定的です。
アルコールの値段が高い
イスラム系の人々はアルコールを飲みません。そのためか、ジャカルタではビールなどのお酒をどこでも飲めるわけではありません。
バーや居酒屋など酒を出すお店はたくさんありますが、値段は高めの設定になっています。
渋滞がひどい
よく言われることですが、ジャカルタの渋滞はひどいです。特に朝の出勤時間帯はバンコクなどと比べても酷く、全く車が動きません。
幹線道路はしっかり整備されているのですが、渋滞のため大通りに出られず。細い道では車よりもバイクタクシーを利用した方がいいかもしれません。
帰りの飛行機に乗り遅れないよう、時間には余裕を持って行動する必要があります。
こちらの記事も参考にしてください。
インドネシアの一人当たりGDPは日本の3分の1以下です。実際に回ってみた印象は、全般的に物価が安いというより、日本と変わらないエリアと安価なエリアに二極化している感じがしましたね。
旅行の持ち物
持ち物はいつも通り。こちらの記事にまとめています。
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結論:ジャカルタはアジアを冒険したい人にオススメの大都市でした
ジャカルタの人々はとても親切なうえ、親日的な印象でした。
マニラほど危険でなく、バンコクやシンガポールほど観光を推進していないジャカルタは、アジア圏を冒険したい人にはうってつけの大都市です。
興味のある方はぜひ一度はぜひジャカルタを訪問してみてください!
【ジャカルタ観光】今回の散策マップ
以下のあたりを散策しました。