Macでcurlコマンドを使う方法

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Macでcurlを使いたい人

Macでcurlを使いたい人
「Macでcurlコマンドを使いたいです。インストールはどのようにしますか?また、インストール後の確認方法と、具体的にコピペ可能なcurl実行確認のためのコマンドサンプルをください。」

こんな悩みを解決します。

この記事を書いている私はIT業界歴12年、うちサーバエンジニア歴6年、年収1,000万円ちょっとの金融系エンジニアです。IRIXやSolarisなどのUnixやmac、Linuxなど様々なUNIX系環境を扱ってきました。

curlは定期的に行うダウンロードなど、httpリクエストを用いた定型的な処理を行う場合に有効なコマンドです。また簡単な通信確認をするにも最適です。

またcurlコマンドは、SSL証明書を用いたhttps通信や、プロキシを介した通信など、様々な通信を可能とするオプションが充実している点もメリットです。

普段Linux環境をお使いのエンジニアの方で、自宅のMACでもcurlを使いたい場合もあるかと思います。

本記事ではこれまでの経験を踏まえ、コマンドの解説に留まらず実務視点で利用方法を記事にしました。お役にたちましたら幸いです。

本記事の内容

①Macにcurlをインストール

Macからターミナルを開き、brewコマンドを使ってcurlをインストールします。

$ brew install curl

↓こんな感じでインストールが行われます。

Macへインストール:その1
Macへインストール:その2

②Macにcurlが正しくインストールできた事を確認する

インストールが終わったら、whichコマンドでインストールされたことを確認します。

$ which curl
/usr/bin/curl
$ curl --version
curl 7.54.0 (x86_64-apple-darwin18.0) libcurl/7.54.0 LibreSSL/2.6.5 zlib/1.2.11 nghttp2/1.24.1
Protocols: dict file ftp ftps gopher http https imap imaps ldap ldaps pop3 pop3s rtsp smb smbs smtp smtps telnet tftp 
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile GSS-API Kerberos SPNEGO NTLM NTLM_WB SSL libz HTTP2 UnixSockets HTTPS-proxy

インストール場所とcurlのバージョンが表示されればOKです。

③Mac環境でcurlを実行してみる

実際にcurlコマンドを用いてhttpリクエストを発行してみます。まずは疎通確認レベルで確認するため、httpレスポンスヘッダを取得してみます。

$curl --head "https://lanchesters.site"
HTTP/2 200 
date: Wed, 31 Jul 2019 08:01:35 GMT
content-type: text/html; charset=UTF-8
vary: Accept-Encoding
link: ; rel="https://api.w.org/"
vary: Accept-Encoding
cache-control: max-age=1
expires: Wed, 31 Jul 2019 07:56:37 GMT
x-cache-status: HIT
x-ua-device: pc

続いてhtmlそのものをダウンロードし、取得確認のため一部のデータ内容を確認します。

$ curl https://lanchesters.site | head -n 3
 ← サイトからhtmlファイルがダウンロードできた


おわりに

今回は以上です。Mac環境でcurlを使うためのインストール方法・確認方法について解説しました。利用を検討している方の一助になりましたら幸いです。