【人材サービス業界】企業ランキング【おすすめ企業・年収・残業】
「人材サービス業界大手のリクルートの平均年収は962万円か〜。。人材会社ってどうなんだろう?」
こういった疑問に答えます。
人材サービス業界は、人材紹介・人材派遣・再就職支援などのサービスを行う企業のことを言います。私達が働くときは、必ずお世話になっているはず。
人材サービス業界は3強体制です。
- 業界1位:リクルート
- 業界2位:パーソル
- 業界3位:パソナ
3強ですが、リクルートが凄すぎます。人材サービス業の枠を超えているので、本記事では古典的な人材サービス業についての解説とリクルートについての解説を簡単にして、ランキング形式で人材サービス業の企業を紹介したいと思います。
本記事の内容
人材サービス業界の特徴
まずは古典的な人材事業から解説します。人材サービス業界には、大きく3つの事業があります。
- 人材紹介
- 人材派遣
- 再就職支援
人材紹介
就職・転職したい個人と、社員を募集する企業を仲介し、結びつける事業です。基本的に個人へのコンサルティング料は無料で、企業から報酬を受け取ります。
人材派遣
人材派遣先の企業と人材会社が派遣契約を結び、派遣先企業に自社のスタッフを派遣する事業です。
再就職支援
顧客となる企業の希望を受けて、顧客企業の社員の再就職を斡旋する事業です。企業と社員との間にミスマッチが起きている場合や、業績悪化に伴い社員の削減をしたい場合などを対象に、再就職支援を行います。
ポイント:人材サービス業界は「リクルート」&「その他の企業」で成立してる
人材サービス業界最大手のリクルートは人材サービス以外にECサイトや広告業、出版、企業買収、VCなど多様なビジネスを展開していて捉えにくい企業です。リクルートについて少し解説しておきます。
トップ企業のリクルートから人材サービス業界を分析
リクルートが手掛ける人材事業は3つのセグメントに分かれていますので、順に解説します。
[リクルートの3つの人材事業]
- HRテクノロジー
- メディア&ソリューション
- 人材派遣
Googleのように時代にコミットする、HRテクノロジー事業
indeedは求人サイトではありません。Googleのように検索エンジンで、求人情報に特化しているのが特徴です。
glassdoorは企業の口コミサービスを中心とした求人検索サービスです。indeedもglassdoorもリクルートが買収して自社のビジネスとしました。
HRテクノロジー事業には、Googleと共通する3つの特徴があります。
- 従来の人材業とは異なる、広告モデルのビジネス
- 本質はハイテク企業
- 海外で急成長している
検索エンジンは、ロボットがWEBから自動で求人情報を集めてきて、求職者の検索条件にマッチした案件を表示します。
Googleと同じく、求人企業は検索結果の目立つ場所に表示してもらうためには、お金を払います。
このように、WEB広告のビジネスモデルで運営されている点が大きな特徴といえます。
検索エンジンといえばGoogleの他にYahooがありますが、こちらも中身はGoogleのエンジンを借りて使っています。
圧倒的な情報量を備え、最適な検索結果を表示するような高性能の検索エンジンは作るのが非常に難しく、検索エンジン市場は事実上Googleの独占状態です。
求人に特化した市場とはいえ、リクルートが検索エンジン業界で成功を納めているのは、現在のリクルートの本質がハイテク企業に生まれ変わっているからできることです。
これもGoogleと同じ特徴ですが、高度なビジネスモデルとビジョンがあれば、世界中に展開していけるのがWEB系企業の特徴です。
現在60か国以上でサービス展開しており、リクルートの3つの事業の中でHRテクノロジー事業が最も高い成長を遂げています。
異業種との連携で相乗効果を図るメディア&ソリューション事業
リクルートの人材紹介ビジネスは、「メディア&ソリューション事業」という大きな枠組み一部門です。
事業の本質は個人と企業(商品)を繋ぐこと
メディア&ソリューション事業には以下のようなWEBサービスがあります。人材紹介とは関係のない異業種がたくさんあります。
これらのWEBサービスのミッションは個人と企業(商品)を繋ぐことであると考えて、同一事業部門で扱っているのでしょう。
高度にITを活用すれば、たとえ異業種であっても同じ土台(WEB)の上にビジネスを展開し、これまで以上にビジネスの本質に迫ったり、業務を効率化することが可能です。
海外進出によって事業を拡大する人材派遣事業
リクルートの人材派遣業のコンセプトは、海外進出です。以下の地域で、国内で培ってきた人材派遣業のナレッジを海外に展開しています。
- 北米
- 欧州
- 豪州
参考文献
人材サービス業界まとめ
業界トップ企業の動向から人材サービス業界の今後について3つにまとめます。
- 人材サービス業界はITの高度な活用による業務効率化が求められている
- 海外進出や異業種との連携による市場開拓・市場再編が必要に迫られている
- 以上のことができない人材会社は今後生き残りが難しい
人材サービス業界ランキング2020
3つの視点で企業をランキング化します
本記事では以下の3つの視点で人材サービス業界の企業を評価し、ランキング形式で企業を分析していきたいと思います。
[本記事の3つのランキング]
- 1. 企業の安定性
- 2. 社員の平均年収
- 3. 社員による自社評価
企業の安定性
会社の売上から、企業の安定性をランキング形式で紹介します。
社員の平均年収
就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。
上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。
特に日本企業は年功序列の傾向があるため、会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がることが一般的なため、社員の平均年齢も合わせて掲載します。
社員による自社評価
OpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。
実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。
人材会社の安定性ランキング
- リクルートホールディングス23107.6億円 (45856 人)
- パーソルホールディングス9258.18億円 (38954 人)
- ニチイ学館2878.83億円 (35745 人)
※ 無料登録して詳しい転職条件をGET - パソナ2312.31億円 (3126 人)
- メイテック977.36億円 (10365 人)
- エン・ジャパン487.33億円 (3351 人)
- ディップ464.15億円 (–)
- フォーラムエンジニアリング345.91億円 (5059 人)
- クリーク・アンド・リバー社329.46億円 (–)
- ジェイエイシーリクルートメント241.7億円 (1433 人)
- クイック191.73億円 (1003 人)
- VSN147.77億円 (2929 人)
- キャリアデザインセンター121.55億円 (651 人)
- MS-Japan38.29億円 (146 人)
- ジェイック30.31億円 (–)
人材サービス業界社員の平均年収
- リクルートホールディングス962.1 万円 (37.7 歳)
- ジェイエイシーリクルートメント837.0 万円 (34.0 歳)
- パーソルホールディングス637.7 万円 (38.3 歳)
※ 無料登録して詳しい転職条件をGET - メイテック600.0 万円 (38.8 歳)
- クイック577.9 万円 (30.2 歳)
- MS-Japan548.6 万円 (29.3 歳)
- パソナ543.9 万円 (32.0 歳)
- エン・ジャパン500.7 万円 (29.8 歳)
- キャリアデザインセンター486.1 万円 (28.7 歳)
- ニチイ学館404.3 万円 (42.3 歳)
- VSN337.7 万円 (28.3 歳)
人材サービス業界社員による自社評価
- アクシスコンサルティング4.60
- リクルートキャリア4.48
- コンコードエグゼクティブグループ4.36
※ 無料登録して詳しい転職条件をGET - リクルートホールディングス4.34
- grooves4.28
- リクルートジョブズ4.25
- リクルートスタッフィング4.25
- クイック4.24
- 関東サービス4.14
- レイス4.12
- エムスリーキャリア4.09
- インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン4.07
- レバレジーズ4.01
- PLAN-B3.96
- ドリームキャリア3.91
- リツアンSTC3.91
- エン・ジャパン3.91
- ビズリーチ3.89
- パーソルキャリア3.89
- グロップ3.85
- ロバート・ハーフ・ジャパン3.85
- 太陽企画3.82
- MS-Japan3.81
- ロバート・ウォルターズ・ジャパン3.81
- キャリアデザインセンター3.79
- ジェイック3.78
- ディ・ポップス3.77
- ZEPE3.75
- ジェイエイシーリクルートメント3.75
- ミイダス3.73
- リクルートキャリアコンサルティング3.71
- ディップ3.56
- パーソルホールディングス3.55
- パソナ3.53
- アデコ3.42
- ネオキャリア3.41
- ウィルオブ・ワーク3.38
- マイナビ3.32
- パーソルテンプスタッフ3.31
- メイテック3.16
- スタッフサービス3.15
- クリーク・アンド・リバー社3.08
- ランスタッド3.01
- VSN3.00
- マーキュリー2.93
- マンパワーグループ2.91
- WDB2.91
- テクノプロ2.76
- ニチイ学館2.68
- あとらす二十一2.60
- フォーラムエンジニアリング2.52
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今回は以上です。