食品業界|企業ランキング2020【年収・売上・社員評価】
本記事の内容
食品業界の特徴
食品は私たちの生活になくてはならないものです。毎日食事を取らない日はないですから、日々需要が生まれる手堅いビジネスと言えます。
一方、食品業界にとって最大の課題は少子化と人口減少問題です。食品市場は年々規模を縮小しており、お菓子などの子供向け商品は顕著に影響を受けています。
人口減少時代の食品業界の3つ戦略
人口減少社会で食品業界が取り組んでいる3つの戦略を挙げます。
- 海外市場への進出
- 子供向けから大人向けへ
- 付加価値の高い商品の提供
海外市場への進出
人口減少に対するリスクヘッジとして、東南アジアなど人口が増え続けている海外の食品市場にシフトしていく企業は少なくありません。
キッコーマンや味の素、ヤクルトなどの企業では、既に売上に占める海外向け商品の割合が4割〜6割にも達しています。これらの企業は、売上が増えるにつれ自社製品の輸出から現地生産へ拡大していったケースです。
食品業界に就職する場合、タイやインドネシアなどへの出張や出向があることを理解しておいた方がよいでしょう。
子供向けから大人向けへ
大人が食べると美味しい
少子化対策の一貫として、子供向け商品を大人向けにリメークする事例が多くなっています。
メーカーは、新しいマーケットを開拓できるだけでなく、大人向けの商品では子供向け商品よりも高単価に設定しやすく、その分利幅を増やすことができます。
より付加価値の高い商品の提供
ストレスを和らげ、睡眠の質を高める
ポイント:食品に対するニーズは、どんどんハイレベルになっている
私達は、より安全な食品、より健康な食品、より美味しい食品、より安い食品が求めています。
メーカー側からすると、要求が高まるにつれて”無理ゲー”になってきてしまうのですが、難解なゲームに有効な攻略法の1つに「フードテック」があります。
フードテック(食品業界 x IT)が社会を変える
これから食品業界に大きな影響を与えるであろうフードテック。今後、食品業界とIT業界が一体となって取り組むべき課題です。
飢餓の解消
農産物の生産から加工まで一連の工程が自動化されれば、食品の生産効率が向上して飢餓の解消に寄与します。
これは大きなトレンドで、世界中の人々が最低限食べるのに必要な食品コストはどんどんゼロ円に近づいていきます。
魅力的な食品の発明
IBMのシェフワトソンは、世界中の料理や食材、調味料を組み合わせて、今までにない全く新しいレシピを開発するAIです。
今後、より機能的で健康的で美味しい食品は、人間には全く及ばない方法でAIによって発明されるようになるでしょう。
食生活の改善
日本では、白米は奈良時代から食べられてきたそうです。玄米の方が体にいいと判った現代でも、未だに私たちの主食は白米です。
栄養バランスの良い食事を毎日正しくとるのは、コストがかかります。良いレシピを考えて自炊をするには時間がかかり、質の高い外食に頼れば随分とお金がかかります。
一方、レシピはネットで簡単に手に入るようになり自動調理器具が発達したり、AmazonやUber Eatsなどの食品・食材の配達も進化しており、以前よりも自炊や外食にかかるコストは下がっています。今後もこの傾向は続いて、より美味しくより健康な食事が身近になっていくでしょう。
食品業界 企業ランキング2020
3つの視点で企業をランキング化します
本記事では以下の3つの視点で食品業界の企業を評価し、ランキング形式で企業を分析していきたいと思います。
[本記事の3つのランキング]
- 1. 企業の安定性
- 2. 社員の平均年収
- 3. 社員による自社評価
企業の安定性
会社の売上から、企業の安定性をランキング形式で紹介します。
社員の平均年収
就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。
上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。
特に日本企業は年功序列の傾向があるため、会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がることが一般的なため、社員の平均年齢も合わせて掲載します。
社員による自社評価
OpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。
実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。
食品業界企業の安定性ランキング
- サントリーホールディングス24552.5億円 (37613人)
- 日本たばこ産業21756.3億円 (61975人)
- アサヒグループホールディングス20890.5億円 (29327人)
※ 無料登録して詳しい転職条件をGET - キリンホールディングス19413億円 (31040人)
- サントリー食品インターナショナル12993.9億円 (24213人)
- 日本ハム12341.8億円 (17444人)
- 味の素11274.8億円 (34504人)
- 山崎製パン10611.5億円 (28724人)
- マルハニチロ9224.68億円 (11276人)
- コカ・コーラHD9147.83億円 (16959人)
- 伊藤ハム米久ホールディングス8507.21億円 (8107人)
- 日本水産7121.11億円 (9065人)
- 伊藤ハム6387.79億円 (5794人)
- ゼンショーホールディングス6076.79億円 (12521人)
- 雪印メグミルク6033.78億円 (5105人)
- 森永乳業5835.82億円 (6157人)
- ニチレイ5801.41億円 (15710人)
- コカ・コーラボトラーズジャパン5724.96億円 (8159人)
- 日清製粉グループ本社5653.43億円 (6760人)
- キユーピー5457.23億円 (15452人)
- 伊藤園5041.53億円 (8269人)
- サッポロホールディングス4918.96億円 (7736人)
- キッコーマン4535.65億円 (7100人)
- 日清食品ホールディングス4509.84億円 (12539人)
- プリマハム4130.23億円 (3337人)
- ヤクルト本社4070.17億円 (27279人)
- 東洋水産4010.64億円 (4732人)
- エスフーズ3519.72億円 (–)
- スターゼン3512.12億円 (2566人)
- 日清オイリオグループ3430.59億円 (2786人)
- 日本製粉3353.99億円 (3687人)
- 不二製油グループ本社3008.44億円 (5963人)
- ハウス食品グループ本社2966.95億円 (6066人)
- 江崎グリコ2881.87億円 (5364人)
- フジパングループ本社2605.81億円 (5879人)
- 極洋2561.51億円 (2264人)
- 昭和産業2559.05億円 (2376人)
- カルビー2486.55億円 (3763人)
- 丸大食品2430.3億円 (2023人)
- わらべや日洋ホールディングス2135.81億円 (–)
- 森永製菓2053.68億円 (2717人)
- 中央魚類1957.32億円 (701人)
- J-オイルミルズ1867.78億円 (1289人)
- カゴメ1808.49億円 (2599人)
- ダイドーグループホールディングス1682.56億円 (–)
- エスビー食品1451.6億円 (1979人)
- 横浜冷凍1399.7億円 (1657人)
- ブルボン1175.72億円 (4258人)
- 大都魚類1094.35億円 (271人)
- 正栄食品工業1058.01億円 (1356人)
- 三井製糖1052.74億円 (1201人)
- 不二家1033.47億円 (2171人)
- 理研ビタミン898.88億円 (2285人)
- エバラ食品工業513.06億円 (744人)
- 日新製糖487.55億円 (480人)
- 日本食品化工469.59億円 (435人)
- フジ日本精糖196.34億円 (234人)
- 東洋精糖136.77億円 (69人)
食品業界社員の平均年収
- アサヒグループホールディングス1250.4万円 (46.0歳)
- サントリー食品インターナショナル1032.8万円 (41.0歳)
- サントリーホールディングス1032.7万円 (42.9歳)
※ 無料登録して詳しい転職条件をGET - 味の素982.3万円 (43.6歳)
- 不二製油グループ本社909.4万円 (44.3歳)
- キリンホールディングス895.7万円 (43.0歳)
- 日清製粉グループ本社865.3万円 (42.6歳)
- 日本ハム857.1万円 (42.5歳)
- 日本たばこ産業855.8万円 (43.0歳)
- ハウス食品グループ本社817.4万円 (41.9歳)
- 日本水産802.0万円 (42.5歳)
- 江崎グリコ797.9万円 (43.0歳)
- キッコーマン797.2万円 (43.2歳)
- 日清食品ホールディングス790.1万円 (40.1歳)
- 森永製菓783.7万円 (41.9歳)
- ヤクルト本社782.6万円 (42.2歳)
- カゴメ767.2万円 (41.0歳)
- サッポロホールディングス760.2万円 (46.0歳)
- 伊藤ハム米久ホールディングス755.0万円 (43.0歳)
- 森永乳業739.8万円 (38.3歳)
- 日本食品化工739.5万円 (40.4歳)
- 理研ビタミン737.0万円 (39.2歳)
- 三井製糖730.0万円 (41.1歳)
- 日本製粉727.9万円 (40.0歳)
- 日清オイリオグループ727.8万円 (42.3歳)
- フジ日本精糖727.6万円 (44.2歳)
- カルビー723.1万円 (39.5歳)
- 日新製糖720.5万円 (44.8歳)
- プリマハム719.1万円 (43.5歳)
- J-オイルミルズ718.5万円 (43.5歳)
- マルハニチロ711.4万円 (41.9歳)
- 大都魚類711.0万円 (43.9歳)
- 雪印メグミルク709.3万円 (40.0歳)
- 東洋精糖704.7万円 (42.5歳)
- 昭和産業698.2万円 (39.3歳)
- スターゼン696.5万円 (40.0歳)
- ニチレイ695.9万円 (44.4歳)
- エバラ食品工業689.0万円 (41.2歳)
- 極洋653.3万円 (39.6歳)
- 丸大食品628.7万円 (44.5歳)
- 中央魚類626.3万円 (44.1歳)
- 伊藤ハム625.8万円 (43.1歳)
- ゼンショーホールディングス610.0万円 (37.4歳)
- 正栄食品工業605.5万円 (38.5歳)
- キユーピー601.5万円 (40.3歳)
- コカ・コーラボトラーズジャパン591.2万円 (41.9歳)
- 伊藤園565.8万円 (38.3歳)
- エスビー食品561.5万円 (41.8歳)
- 山崎製パン559.0万円 (38.0歳)
- 東洋水産557.7万円 (40.9歳)
- 横浜冷凍555.8万円 (35.8歳)
- 米久547.5万円 (39.5歳)
- 不二家495.2万円 (35.0歳)
- ブルボン460.1万円 (38.9歳)
- フジパングループ本社430.2万円 (31.6歳)
食品業界社員による自社評価
- サントリーホールディングス4.53
- サントリーフーズ4.04
- 味の素4.01
※ 無料登録して詳しい転職条件をGET - 味の素冷凍食品3.89
- サントリー食品インターナショナル3.87
- 理研ビタミン3.69
- キッコーマン3.69
- キリンビール3.69
- 日本たばこ産業3.60
- カゴメ3.57
- サッポロビール3.54
- ニチレイ3.46
- 森永製菓3.46
- キリンホールディングス3.41
- ニチレイフーズ3.37
- カルビー3.35
- 明治3.35
- 宝酒造3.34
- キリンビバレッジ3.33
- 味の素食品3.28
- 雪印メグミルク3.27
- 日清オイリオグループ3.23
- 森永乳業3.23
- 伊藤ハムミート販売東3.22
- ポッカサッポロフード&ビバレッジ3.21
- 日本ハム3.20
- キユーピー3.18
- 日清製粉グループ本社3.18
- 日本食品化工3.15
- マルハニチロ3.14
- J-オイルミルズ3.12
- 江崎グリコ3.10
- キッコーマン食品3.09
- 日清食品ホールディングス3.09
- アサヒグループ食品3.08
- フジパングループ本社3.08
- 日清食品チルド3.07
- ハウス食品グループ本社3.07
- 極洋3.07
- 三井製糖3.06
- 伊藤ハム米久ホールディングス3.05
- ニチレイフレッシュ3.04
- 明治フレッシュネットワーク3.04
- 東洋水産3.02
- エスビー食品3.02
- 日新製糖3.02
- 伊藤園産業3.01
- アサヒグループホールディングス3.00
- サッポロホールディングス2.99
- 不二製油グループ本社2.98
- 伊藤ハム2.98
- ヤクルト本社2.97
- 昭和産業2.96
- ハイネケン・キリン2.95
- 日本ハム食品2.94
- フジ日本精糖2.94
- 極洋水産2.93
- 日清食品2.92
- コカ・コーラ-HD2.91
- キリンビバックス2.91
- ハウス食品2.91
- 東洋精糖2.91
- わらべや日洋ホールディングス2.90
- 関西キリンビバレッジサービス2.90
- 大塚食品2.90
- 日本水産2.90
- 大都魚類2.87
- プリマハム2.87
- ゼンショーホールディングス2.86
- ダイドーグループホールディングス2.86
- 不二家2.85
- 日本製粉2.85
- エバラ食品工業2.84
- 正栄食品工業2.78
- 丸大食品2.77
- コカ・コーラ-ボトラーズジャパン2.75
- 横浜冷凍2.73
- スターゼン2.72
- 伊藤園2.66
- 米久2.64
- 山崎製パン2.64
- 不二製油2.63
- ブルボン2.62
- エスフーズ2.56
- わらべや日洋2.44
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