半導体製造装置メーカーランキング2021｜年収、売上から残業事情まで
「業界大手の東京エレクトロンの平均年収は1149.3万円か〜。。半導体製造装置メーカーの将来性ってどうなんだろう？」
本記事の内容
半導体製造装置メーカーの将来性
半導体業界で働くなら、半導体製造装置メーカーはおすすめです
【前提】日本の半導体メーカーは弱小です
半導体の製造では韓国や台湾にシェアを奪われている日本企業。
半導体の製造が盛んな国・地域は台湾・韓国・中国と東アジアに集中しており、サムスン(韓国)・TSMC(台湾)・HiSilicon(中国)などの企業がシェア上位です。
日本は物価が高すぎて、半導体製造では勝てない
日本は物価が高く、半導体を薄利多売できないため、半導体製造業で海外メーカーと張り合うのは無理ゲーです
半導体の製造は「技術と薄利多売」で勝負が決まるため、「技術と質」を強みにする日本メーカーが中国・台湾・韓国に勝つ可能性は今後も低いです。
ゴールドラッシュでツルハシを売るビジネス
一方、半導体製造装置メーカーにとっては、アジアの半導体メーカーは主要な顧客です。
半導体製造装置の分野では日本メーカーのシェアは高く、日本のトップ企業で世界4位のシェアを誇る東京エレクトロンをはじめ日本メーカーが健闘しています。
つまり、日本では半導体製造ビジネスは難しくても、製造装置を売るビジネスなら成立するということ。金を掘るよりツルハシを売れということですね。
結論：国内半導体製造装置メーカーは将来性大です
半導体製造装置は「技術と質」で勝負できるため、日本企業はこれまで通り活躍し続けることができます。
就職するなら、日本の半導体メーカーよりも半導体製造装置メーカーをおすすめします。
半導体製造装置の主な製品
縮小投影露光装置
ステッパーとも呼ばれます。フォトマスク原画を縮小して投影露光することで、ウエーハに焼き付ける装置です。
半導体テストシステム
ウエーハやLSIの状態を評価するためのシステムです。ATEとも呼ばれます。
ウェーハプローバ
完成したウェーハに対して、電気的な検査を行う装置です。
ウェーハ上のチップに対して、測定端子(電極)による検査を行います。
半導体製造装置メーカー 企業ランキング2021
4つの視点で企業をランキング化します
本記事では以下の4つの視点で半導体製造装置メーカーの企業を評価し、ランキング形式で企業を分析していきたいと思います。
[本記事の4つのランキング]
- 1. 企業の安定性
- 2. 社員の平均年収
- 3. 社員の満足度
- 4. 社員の残業時間
企業の安定性
会社の売上から、企業の安定性をランキング形式で紹介します。
社員の平均年収
就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。
上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。
日本企業は年功序列のため、会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がります。参考のため、社員の平均年齢も合わせて掲載します。
社員の満足度
OpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。
実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。
社員の残業時間
OpenWorkに投稿された社員による残業時間の申告を集計しました。
残業時間からは、転職後の働き方が見えてきます。ぜひ、参考にしてください。
半導体製造装置メーカー企業の安定性ランキング
- キヤノン35933億円 (187041 人)
- 東京エレクトロン11272.9億円 (13837 人)
- 日立ハイテク7311.04億円 (11482 人)
- ニコン5910.12億円 (20190 人)
- ダイフク4436.94億円 (10863 人)
- SCREENホールディングス3232.49億円 (6074 人)
- アドバンテスト2758.94億円 (5048 人)
- ディスコ1410.83億円 (3863 人)
- 東京精密879.27億円 (2250 人)
半導体製造装置メーカー社員の平均年収
- 東京エレクトロン1149.3 万円 (44.4 歳)
- アドバンテスト994.9 万円 (46.0 歳)
- ディスコ945.6 万円 (37.8 歳)
- SCREENホールディングス856.1 万円 (42.7 歳)
- ダイフク836.7 万円 (41.4 歳)
- 日立ハイテク834.3 万円 (43.0 歳)
- ニコン824.1 万円 (44.6 歳)
- キヤノン760.6 万円 (44.2 歳)
- 東京精密715.3 万円 (40.0 歳)
半導体製造装置メーカー社員の満足度
- ディスコ3.94
- 東京エレクトロン3.75
- 日立ハイテク3.72
- ラムリサーチ3.65
- アプライドマテリアルズジャパン3.45
- SCREENホールディングス3.28
- アドバンテスト3.28
- テラダイン3.24
- キューリック・アンド・ソファ・ジャパン3.19
- ダイフク3.14
- KOKUSAI ELECTRIC3.09
- ニコン3.04
- キヤノン3.03
- 東京精密2.71
半導体製造装置メーカー 企業の平均残業時間
- アドバンテスト8.8時間
- ニコン16.9時間
- キヤノン18.5時間
- SCREENホールディングス23.8時間
- テラダイン26.2時間
- 日立ハイテク30.1時間
- ディスコ32.8時間
- 東京エレクトロン34.2時間
- ラムリサーチ35.3時間
- ダイフク35.3時間
- アプライドマテリアルズジャパン36.5時間
- KOKUSAI38.1時間
- 東京精密48.0時間
【市場規模から年収・残業事情まで】
【年収・売上・社員評価】
半導体商社の役割
半導体商社 企業ランキング
｜企業ランキング2020
｜【転職&就活向けの情報】
半導体業界とは
グローバル国内 半導体業界 企業ランキング
半導体製造装置メーカーランキングまとめ
「業界売上トップ企業はキヤノン、平均年収のトップは東京エレクトロンで1149.3万円、社員の評判が最も高いのはディスコだね。就活の参考にしよう！」
業界研究 企業ランキング
専門商社
半導体商社
半導体製造装置メーカー
半導体素材メーカー
食品商社
食品業界
IT業界(SIer/WEB系)
自動車部品メーカー
工作機械業界
広告代理店
物流・流通業界
宇宙開発企業
サイバーセキュリティ会社
電力業界
スポーツクラブ
eスポーツ企業
アニメ会社
ゼネコン
医療機器メーカー
産業用ロボットメーカー
ドローンメーカー
化学メーカー
バイオ業界
人材業界
今回は以上です。参考になりましたら幸いです。
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