メーカー系SIerランキング2020【売上・年収・社員評価】

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「そろそろ他の会社に転職したいな。メーカー系SIerってどうなんだろう?具体的な企業名や転職条件が知りたい。」

こんな疑問に答えます。

この記事を書いているのは、インフラ歴6年・アプリ歴史8年・年収1,000万円ちょっとのエンジニアです。

これまでのキャリアでは、ずっとメーカー系SIerの方と一緒にシステム開発してきました。メーカー系SIerの仕事内容は、サーバの物理的な設置からシステム開発の提案、カットオーバー後もハードウェア保守に留まらず、セキュリティ対策やバグFIXなど多岐にわたります。

私の経験も踏まえ、メーカー系SIerへの就職や転職を希望する方が優良企業を選ぶことができるよう、メーカー系SIerの一覧をランキング形式で紹介します。

本記事の内容

メーカー系SIerの特徴

メーカー系SIerの特徴

日本企業を支えてきたメーカー系SIer

1960年代以降、電卓と手書きの書類で仕事をしていた昭和の日本企業にITを導入してきたのが、メーカー系SIerです。長年、メーカー系SIerは日本企業のデジタル化に大きく貢献してきました。

お客さんには丸投げしてほしい

当時は家庭にスマホもパソコンも無い時代。企業経営者は社内にIT導入が必要だと判断しても、ノウハウが無く具体的にどうすればいいのかわかりません。

そこで自社のシステムの開発や機器の導入はプロであるメーカーに丸投げしてお任せ!ということで、当時大活躍したのがメーカー系のSIerです。

SIしながら自社の機器を売り、ヒト(SI)モノ(機器)で両稼ぎ

メーカー系SIerにとってみれば、丸投げされることは戦略の1つと言えます。

丸投げされれば、システム開発費用が多少高くても、任せてもらいやすいですし、自社のハードを売り込むことも比較的容易です。

もし依頼元の企業がITに詳しく、ここは高いとかこれが非効率だと言われ叩かれてしまいますので、丸投げされた方がメーカー系SIerにとっては大変、好都合なことが多いです。

現代では問題解決のプロフェッショナル

現代では依頼元の企業もITに関する知識やシステム構築の経験を蓄積しているため、完全な丸投げ案件はレアケースとなっていますが、特定のSIerに依存体質のある顧客企業は少なくありません。

彼らはITを用いた問題解決のプロフェッショナルで、社内のシステム管理部門の社員よりずっと頼りになるケースが多いからです。

今後の課題:メーカーからSIer、さらに次のステージへ

まとめです。メーカー系SIerはもともとサーバやネットワーク機器を販売するメーカーでしたが、顧客は機械ではなくITで業務効率化が目的ですから、機器販売と合わせてシステム開発を行ってきました。

今後AIや5G、IoTなどの技術をフルに活用すれば、ITは業務を効率化するためのサポーターの役割ではなく、新しいビジネスを想像するITそのものが主役となる時代になってきています。

メーカー系SIerはメーカーからSIerに進化し、次のステップではAIなど先端技術による新しいビジネスを創造する企業に生まれ変われるかどうかが試されていると言えるでしょう。

メーカー系SIer 企業ランキング2020

メーカー系SIer 企業ランキング2020

3つの視点で企業をランキング化します

本記事では以下の3つの視点でメーカー系SIerの企業を評価し、ランキング形式で企業を分析していきたいと思います。

[本記事の3つのランキング]

  • 1. 企業の安定性
  • 2. 社員の平均年収
  • 3. 社員による自社評価

企業の安定性

会社の売上から、企業の安定性をランキング形式で紹介します。

社員の平均年収

就職・転職を検討する際、会社の平均年収は最も気になる情報です。
上場企業が公開している情報から、社員の平均年収を見ていきます。

日本企業は年功序列です。会社の平均年齢が上がれば社員の平均年収も上がるため、社員の平均年齢も合わせて掲載しています。

社員による自社評価

OpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。
実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。

メーカー系SIerの安定性ランキング

  1. 日立製作所94806.2億円 (295941 人)
  2. 富士通39524.4億円 (132138 人)
  3. 日本電気29134.5億円 (110595 人)
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  4. NECネッツエスアイ2779.49億円 (7743 人)
  5. 都築電気1188.72億円 (2336 人)
  6. パナソニック インフォメーションシステムズ386.46億円 (787 人)

メーカー系SIer社員の平均年収

  1. 日立製作所894.3 万円 (42.1 歳)
  2. 都築電気879.8 万円 (44.0 歳)
  3. 日本電気798.9 万円 (43.4 歳)
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  4. 富士通798.5 万円 (43.2 歳)
  5. NECネッツエスアイ755.4 万円 (43.6 歳)
  6. パナソニック インフォメーションシステムズ682.8 万円 (39.7 歳)

メーカー系SIer社員による自社評価

社員による自社評価

  1. 日本アイ・ビー・エム3.84
  2. 日本アイ・ビー・エム・サービス3.64
  3. パナソニック-インフォメーションシステムズ3.47
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  4. 日立製作所3.45
  5. ソニーグローバルソリューションズ3.36
  6. 都築電気3.36
  7. 日立ソリューションズ3.33
  8. NECソリューションイノベータ3.26
  9. 日本電気3.22
  10. 三菱電機ITソリューションズ3.16
  11. 富士通3.12
  12. NECネッツエスアイ3.12
  13. 日立システムズ3.09
  14. 富士通エフ・アイ・ピー3.07
  15. 日立システムズエンジニアリングサービス3.03
  16. 富士通エフサスシステムズ3.03
  17. 東芝デジタルソリューションズ3.01
  18. 日立ソリューションズ・クリエイト2.97
  19. 三菱電機インフォメーションシステムズ2.96
  20. 富士通エフサス2.95

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今回は以上です。参考になりましたら幸いです。

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