ネットワーク&通信企業ランキング2020|売上・年収・社員評価

IT企業ランキング 転職

ユーザ系SIerについて調べる人

通信事業者について調べる人
「そろそろ他の会社に転職したいな。ネットワーク関連の企業は5G、6Gとまだまだ伸びていきそうだから将来性が大きいな。どの企業がいいのか、具体的な企業や転職条件も気になるな。」

こんな疑問に答えます。

この記事を書いているのは、IT業界歴14年・年収1,000万円ちょっとの金融系エンジニアです。

新卒から6年間、インフラエンジニアとして大規模WEBシステムのネットワーク設計やトランザクション監視・モニタリングなどに携わってきました。

ネットワーク関連の会社へ就職・転職を考えている方向けに、ネットワーク・通信業を主たる業務とする企業をランキング形式で紹介します。

本記事の内容

ネットワーク・通信事業社は、ダイヤの原石です

ネットワーク・通信事業社は、ダイヤの原石です

多くの日本企業はコロナ後の社会で生き残るのに必死で、今から世界市場の覇権を握ろうなどと考えもよらないでしょう。でも、ネットワーク業界はちょっと様子が違います

広い広いIT業界の中でもネットワーク業界に興味を持ったあなたは、きっとセンスのいい方なのだと思います。

まず以下の図で、IT業界でのネットワーク関連企業の立ち位置を確認しておきます。ネットワーク事業は全てのITビジネスのベースになっていることがわかるのではないでしょうか。

[俯瞰するとIT業界全体に影響を及ぼすポジションであることが判る]

ネットワーク・通信事業とは

事例:通信事業で急成長したソフトバンク

2000年代前半までのソフトバンクは、何をやっても失敗ばかりの企業でした。倒産しても誰も驚かない、怪しい企業という印象さえありました。

しかしブロードバンド事業に参入し、続いてモバイル事業に参入して以来、ソフトバンクは日本を代表する超一流企業に成長しました。

これから10年後はどうなるでしょうか?ネットワーク業界の将来性について考えてみましょう。

通信プラットフォーマーという大きな希望

GAFAMに絶望させられる

ソフトバンクだけでなく、あの世界のトヨタ自動車でさえ、今では新興勢力であるGAFAM(GAFA+Microsoft)の前に全く及びません。

GAFAMの時価総額の合計は、日本の東証1部上場企業全体の時価総額の合計を超えています

GAFAMが急成長できたのは、プラットフォーマーとしてサイバー空間で覇権を握ることができたからです。

そして通信もまた、今後プラットフォームになり得ます。通信プラットフォーマーを目指している2つの戦略的な企業を挙げます。

[通信プラットフォーマーを目指す野心的企業]

  • ファーウェイ
  • 楽天

ファーウェイ

ファーウェイは安価で高性能な5G用のネットワーク機器を世界中で売りまくっていましたが、米国によって世界中のデータセンターから排除されつつあります。

5G機器を世界中に売り込むことで、あらゆるデータを扱う(=あらゆるデータに関与できる)という政治的な思惑も深い、極めて野心的なプロジェクトです。

楽天

楽天は通信事業に新規参入、楽天モバイルを立ち上げました。楽天の経営戦略はドコモ・KDDI・ソフトバンクより遅れてモバイル事業に参入する事ではなく、その先を見据えています

具体的な動きでは、シンガポールやカルフォルニアに子会社を設立。こうした地域から、通信分野で世界的プラットフォーマーを目指しています。

背景:ネットワークの価値が増大している

ではなぜ今、通信プラットフォームなのか?それはネットワークを通過するデータの付加価値が高まったからです。

私が今の会社に入った14年前は、ネットショッピングは怖いので実店舗で買うというのが普通でしたが、コロナ後の世界はデジタル化がさらに進みます。

5Gも追い風です。より多くの情報を扱えるようになり、データによる表現力も向上します。これからの時代はデータを制するものが勝ち、そしてデータを持つのはネットワーク事業者なのです

主なネットワーク・通信事業者一覧

続いて、就職・転職するとしたらどんな企業があるか解説します。

日本国内で就職・転職候補となる代表的なネットワーク・通信事業者を挙げます。プラットフォーマーを目指している企業は少ないですが、アカマイは既にコンテンツビジネスにおいてプラットフォーマーと言えます。

  • [モバイル通信キャリア]
     NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI、楽天など
  • [回線接続事業者]
     NTT、ケーブルテレビ事業者など
  • [インターネットバックボーン事業者]
     IIJ、NTTコミュニケーションズなど
  • [ネットワーク機器メーカー]
     シスコ、ジュニパーネットワークスなど
  • [インターネット関連事業者]
     アカマイなど

馴染みのない会社も多いかもしれませんが、これらの事業・企業は、インターネット社会となった現代を裏から支えるとても重要な業務を担っています。

これらの会社なくして、現代社会は成り立ちません。

本記事では、就職・転職者目線でこれらの企業についてランキング形式で解説していきます。

3つの視点でネットワーク・通信関連会社を一覧化し評価します

本記事では以下の3つの観点で評価し、ランキング形式で独立系SIerと呼ばれる個別の企業について見ていきます。

  • 1. 社員による自社評価
  • 2. 社員の平均年収
  • 3. 会社の安定性

社員による評価

最後にOpenWorkに投稿された社員による自社の評価を見ていきます。

実際に働いている人の統計的な評価というのは、かなり有効な指標だと思いますので、ぜひ参考にして見てください。

社員の平均年収(上場企業限定)

ネットワーク&通信企業に限りませんが、働くとして次に気になるのは給料、すなわち社員の平均年収ではないでしょうか。

当然給料が高いに越したことはないですし、人材にお金を投資する企業の方が価値のある仕事ができるのが一般的だからです。

シンプルにネットワーク&通信企業社員の平均年収をランキングにします。ただし、対象は平均年収が公表されている上場企業に限り、外資系などは対象外とします。

会社の安定性(上場企業限定)

売上高から事業規模の大きさをもとに会社の安定性を測り、ランキングにします。また条件として、直近の決算が黒字である企業を対象とします。

1.社員による自社評価

  •  : シスコ 4.34
      2位: アカマイ 4.01
      3位: ジュニパーネットワークス 3.97
    ※ 無料登録して詳しい転職条件をGET
      4位: 日本電信電話 3.60
      5位: ビジョン 3.53
      6位: ソフトバンク 3.52
      7位: エヌ・ティ・ティピーシーコミュニケーションズ 3.41
      8位: NTTドコモ 3.36
      9位: 西日本電信電話 3.32
    10位: KDDI 3.26
    11位: ドコモCS 3.25
    12位: エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ 3.24
    13位: 東日本電信電話 3.20
    14位: ソニーネットワークコミュニケーションズ 3.16
    15位: NTTぷらら 3.12
    16位: ニフティ 3.08
    17位: IIJ 3.07
    18位: ドコモ・テクノロジ 3.05
    19位: フォーティネット 3.03
    20位: USEN NETWORKS 3.01
    21位: コムシスネット 2.98
    22位: スターティア 2.96
    23位: GMOインターネット 2.95
    24位: U-NEXT 2.90
    25位: IIJエンジニアリング 2.87
    26位: USEN-NEXT HOLDINGS 2.87
    27位: NTTコムマーケティング 2.84
    28位: エクスコムグローバル 2.69
    29位: 岩崎通信機 2.66
    30位: ガルフネット 2.56

2.社員の平均年収

  • : KDDI 952.8万円 (43.0歳)
     2位: NTT 911.4万円 (41.0歳)
     3位: NTTドコモ 872.0万円 (40.0歳)
    ※ 無料登録して詳しい転職条件をGET
     4位: ソフトバンク 733.1万円 (39.0歳)
     5位: ニフティ 722.7万円 (39.5歳)
     6位: IIJ 669.8万円 (38.0歳)
     7位: 岩崎通信機 636.7万円 (47.0歳)
     8位: USEN-NEXTHOLDINGS 598.8万円 (38.6歳)
     9位: フリービット 577.1万円 (38.0歳)
    10位: GMOインターネット 534.4万円 (34.7歳)
    11位: ビジョン 517.3万円 (32.3歳)

3.会社の安定性

  • : NTT 118,798億円 (303351人)
     2位: KDDI 50,803億円 (41996人)
     3位: NTTドコモ 48,408億円 (26564人)
    ※ 無料登録して詳しい転職条件をGET
     4位: ソフトバンク 37,463億円 (23059人)
     5位: IIJ 1,924億円 (3353人)
     6位: GMOインターネット 1,852億円 (4975人)
     7位: USEN-NEXTHOLDINGS 1,758億円 (4876人)
     8位: ニフティ 668億円 (806人)
     9位: フリービット 504億円 (1266人)
    10位: ビジョン 215億円 (563人)
    11位: 岩崎通信機 208億円 (1277人)

当ランキング利用上の注意点

当サイトは、TechClipsレバテックキャリアを利用しています。より詳細な個別企業の情報、転職条件を確認するには、リンクから無料登録をおすすめします。

[TechClips]

当ランキングを転職情報として利用する際の注意点①
 

[レバテックキャリア]

当ランキングを転職情報として利用する際の注意点②

個別企業の評価

普段の生活では馴染みのない優良企業を中心に解説します。

社員の満足度がダントツに高いシスコ

社員の満足度がダントツに高いシスコ

シスコは世界一のネットワーク機器メーカーです。国内でもそのシェアは一位で、この業界ではシスコが標準的な製品となっています。

出典:シスコが半数近いシェア――国内ネットワーク機器市場のベンダーシェアをIDCが発表 

 
外資系かつ業界トップということかわ判るように、給料も最高水準です。非公表ですが平均年収は1,000万円を軽く超え、管理職でなくても優秀な社員は2,000万円以上も狙えます。

社員にとっては能力主義・成果主義の反面、自由な気風と業界世界トップシェアの会社で働けるため成長機会も大きい事が評価の背景にあるのではないかと思います。

インタネットを牛耳るアカマイ

インタネットを牛耳るアカマイ

アカマイはインターネット・コンテンツ配信の分野で世界一のシェアを誇ります。例えばあなたが、とあるサイトで動画を見たとき、実際はそのサイトではなくアカマイから動画データをダウンロードしているかもしれません。

またセキュリティ分野でも他社にない強みを持っています。大規模かつ高度なプロキシのような役割を持っており、大量のサイバー攻撃(DDoS)を検知して吸収してしまうなど、独自の技術とインフラを持った会社です。

こちらも外資系かつ業界トップということで給料も高く、意識の高い人が多く、ビジネスの最前で戦いたい方や成長し続けたい方にはオススメの企業です。

インターネットの草分けからNo.1企業に成長したIIJ

インターネットの草分けからNo.1企業に成長したIIJ

IIJは、国内インターネットバックボーン事業でNo.1のシェアを誇る会社です。

インターネット業界においては歴史の古い会社で、インターネットの草分け的な存在として1992年に設立されています。

そのため、古参の優秀なエンジニアが在籍しており、ネットワーク技術を学ぶにはとても良い会社だと思います。

年収面など華やかさには欠けますが、ネットワークの分野でスペシャリストを目指すなら、IIJはオススメできる会社の1つです。

業界をリードする、多様な業種のお客様

IIJのサービスは、大手・中堅企業や官公庁を中心に約12,000社のお客様に導入され、その信頼性に高い評価をいただいています。

業界トップ10企業へのサービス浸透率 (当社のサービス提供企業数)※

※ 出典:業界ごとの売上高トップ10企業は、Yahoo!ファイナンス・売上高・全市場・デイリーをもとに弊社にて作成

出典:IIJ – 企業情報 >> IIJの強み 

ネットワーク関連ニュース

「5G」の基礎をもっとよく知る10問クイズ

2020-09-29 20:00:00
「5G」の基礎知識を確認できるクイズを掲載したブックレットを公開しました。TechTargetジャパン会員であれば無料でダウンロードできます。

「5G」「Wi-Fi 6」の使い分け方は? 「SSD」「HDD」のどちらを選ぶべきか?

2020-09-28 23:30:00
「サーバ&ストレージ」「ネットワーク」に関するTechTargetジャパンの「プレミアムコンテンツ」のうち、2020年度上半期にユーザー企業の新規会員の関心を集めたものは何か。ランキングで紹介します。

「ローカル5G」が理想でも「ネットワークスライシング」を選びたくなる理由

2020-09-27 20:00:00
企業が「5G」のプライベートネットワークを構築・運用する場合、「ローカル5G」と「ネットワークスライシング」が選択肢になる。セキュリティ重視であればローカル5Gが選ばれそうだが、話はそう単純ではない。

「Wi-Fi 6」は何がすごいのか? 「5G」よりもテレワークに適する?

2020-09-23 20:00:00
無線LAN規格「Wi-Fi 6」は企業にどのようなメリットをもたらすのか。在宅勤務などのテレワークを実現する手段として「5G」と比べることに意味はあるのか。無線技術分野の識者が語る。

“遅いMicrosoft 365”や“遅いAWS”をネットワークで解消する4つの方法

2020-09-17 20:00:00
従来のネットワークのままクラウドサービスの利用が増えると、ボトルネックが生じて快適なクラウドサービスの利用が阻害される場合があります。その問題を解消する4つの方法を紹介します。

いまさら聞けない「クラウドセキュリティ」の基礎 機能とその役割は?

2020-09-16 20:00:00
「クラウドセキュリティ」は、具体的にどのような機能を持ち合わせているのか。保護対象を中心にクラウドセキュリティの基本事項を整理した上で、「ネットワークセキュリティ」との関連性を解説する。

「ローカル5G」「ネットワークスライシング」とは? 2大プライベート5Gの違い

2020-09-14 20:00:00
「5G」の活用を検討する企業が取り得る手段として、5Gのプライベートネットワークの構築・運用がある。その2大手法である「ローカル5G」と「ネットワークスライシング」の違いを整理する。

今回は以上です。

人気記事ITエンジニア転職サイト・転職エージェントランキング2020