本を効率的に探すための「本の要約の要約」を公開します

読書

読みたい本を効率的に探したい人
「本を中身ではなくタイトルやデザインで選ぶのは良いこととは思えません。ですから本の要約サイトで目当ての本を探しているのですが、それでも本の数が多すぎて要約を読んだり戻ったりと目当ての辿り着くのはやはり大変です。色々な本の要点だけ一覧化してチェックできませんか?」

こんな悩みを解決します。

Amazonや本屋で読みたい本を探すのはなかなか大変な作業です。本屋ですと店頭に並んでいたり表紙のデザインやタイトルで気になった本をめくって選ぶのが普通だと思いますが、本来は表紙やタイトルではなく中身を見て選びたいものです。そしてそれを可能にするのがFlierなどの本の要約サイトです。

しかしこれはこれで対象となる本の数が多く、一つ一つ要約の中身を確認するのも相当に大変です。

Flierのスマホアプリでは、本の朗読を音声で聴くことができるので、流し聞く分には便利なのですが、目当ての本に辿り着くには時間がかかり過ぎます。

そこで、読書家の皆様に少しでもお役に立てればと思い、200冊分の要約の中からポイントを抽出して記事にしました。

読みたい本を効率的に探すための「本の要約の要約」200冊【ブックマーク推奨】

効率的に読書するには、要約サイトがオススメです

この記事は、本の要約を要約して200冊分を紹介します。なお、引用元はフライヤーさんの要約になります(引用元:https://www.flierinc.com/)。
それでは早速ですが、200本ノック行ってみましょう!!

観想力

著者:
三谷宏治
  • ヒトは幸運な偶然を必然と感じ、好ましい一事例を典型例と思い込み、見やすい情報と第一印象にのみ基づいて意思決定を行う。常識的な答え、常識的な考え方、それらが如何に自らを冒しているか、理解すべきである。

  • キヤノンや羽生善治氏の例にもあるように、常識を打ち破った戦略は既成の常識を疑うことから生まれているため、大いなる成功のためには自らの頭で考えた常識を超える試みが求められる。

  • 圧倒的強者を倒すため、土俵を自分の勝ちうるものに変え、相手をそこに引きずり込むことで、不可能と思われた大逆転が行えるのである。

ヤバい経営学

著者:
山形佳史(訳)
本木隆一郎(訳)
フリークヴァーミューレン
  • 成功者のインタビューや自伝では、企業経営は常に合理的なプロセスに基づいて決められたかのように語られているが、そういった企業を現場レベルで深く調査すると、ちょっとした運や些細な出来事がきっかけとなり戦略が描かれている。

  • 既存の経営施策で常識となっていることの多くは実は役に立たないものが非常に多い。

  • 表面的な経営学の常識に流され意思決定を行うと、痛い目をみることになる。企業買収はその典型例である。

コンサルタントの「質問力」

著者:
野口吉昭
  • 質問力は、論理的思考力、戦略的思考、市場環境知識など、複合的な要素が凝縮された重要なスキルである。

  • すぐれた質問力を持つ人は、聞く態度を身につけている、鋭い質問で相手を感動させる、事実を使って全体像を示す、相手を積極的に自己開示させる力を持っている、物語を聴く力を持っている、空気を読むのがうまい、といった6つの特徴を持っている。

  • 質問力を磨くためには、「仮説力」、「本質力」、「シナリオ力」という三位一体の能力を鍛える必要がある。

僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話

著者:
本田亮
  • プレゼンテーションはかっこよくなくていい、人間臭さを前面にさらけ出し、愛されろ。

  • アイデアノートを持ち歩き、常に新しいことを経験せよ。

  • もっと枠を外れてアグレッシブにやろう。

  • 仕事の答えは自分のやりたい方向へ持っていけ。

  • 中身はともかく、メールはすぐ返信。

  • いつもメモ魔になれ。

これからの「正義」の話をしよう

著者:
鬼澤忍(訳)
マイケル・サンデル
  • 正義の意味を探るアプローチには、①幸福の最大化、②自由の尊重、③美徳の促進、の三つの観点が存在する。

  • 功利主義の道徳原理は幸福、すなわち苦痛に対する快楽の割合を最大化することである。この考え方の弱みは、満足の総和だけを気にしてしまうため、個人を踏みつけにしてしまう場合があることだ。

  • リバタリアンが主張する自己所有権が認められれば、臓器売買や自殺幇助などの非道徳的行為もすべて容認されることになってしまう。

  • われわれが自らの善について考えるには、自分のアイデンティティが結びついたコミュニティの善について考える必要がある。われわれは道徳的・宗教的信念を避けるのではなく、もっと直接的にそれらに注意を向けるべきだ。

米国製エリートは本当にすごいのか?

著者:
佐々木紀彦
  • 米国の大学教育の最大の強みは、平均点以上の知的エリートを育てる点にあり、日米の学生の差を生んでいるのは、インプット量、読書量の差である。

  • 米国のエリートは「経済エリート」「政治エリート」「軍事エリート」の三つに分けられ、最も力が強いのは「経済エリート」である。

  • 歴史に基づいて議論することは、ときに祖国のために、自らの命をなげうつことも辞さないような、米国人エリートの愛国心を醸成している。

  • 世界を知り尽くし、世界の統治システムについて考え抜いている人材を米国ほど多く有する国はない。米国のインテリジェンス関連予算は実に日本の五〇倍超もある。

できる上司は「教え方」がうまい

著者:
松尾昭仁
  • 「自分がやったほうが早い」という先入観を捨て、会社の成長のための「教える時間」を確保すること、そして教えた相手が戦力になるまでの「我慢の時間」を持つことが大事である。

  • 一度に多くのことを教えるのではなく、多くても3つまでにするべきだ。ポイントを絞り込んで教えることで、基本がしっかり身につき、その後の応用が利きやすくなるからである。

  • 上司が教えたことを部下が実行に移す際、その場ですぐにフォローしてはいけない。教育期間のうちは一連の仕事を一通り黙って見ていることも、教える側の役目と言える。

イシューからはじめよ

著者:
安宅和人
  • 問題を解く前に、本当にそれが解くべき問題であるか、イシューであるかを見極める必要がある。

  • 解の質を高めるために、初期の段階で「ストーリーライン」と「絵コンテ」を作成する必要がある。

  • いきなり分析や検証の活動をはじめず、粗くてもよいから、肝となるサブイシューが本当に検証可能かどうかを見極める。

スタンフォードの自分を変える教室

著者:
神崎朗子(訳)
ケリー・マクゴニガル
  • 意志力は、「やる力」「やらない力」とともに、「望む力」により構成される。それらは具体的な対策により強化できるものである。

  • 意志力は、「食べ物」「住居環境」「エクササイズ」「呼吸」「睡眠時間」の調整により、高められる。

  • 意志力は、他者からの影響を大きく受け、それとは逆に自分は他者の意志力に影響を大きく与える。

クオリティ国家という戦略

著者:
大前研一
  • クオリティ国家は、高コストの人件費をカバーする付加価値力、生産性の高さを持っている国家群をさす。日本の将来の方向性を探るためには、クオリティ国家の研究が必須である。

  • クオリティ国家の代表例は、世界経済フォーラムの国際競争力ランキングで1位のスイスと2位のシンガポールであり、日本が大いに参考にすべき国家である。

  • クオリティ国家には、法人税などの税制や英語の公用語化を行い、ヒト、モノ、カネ、情報、そして企業を呼び込む方策を打っている。

  • 道州制を導入することで、オーガナイズ・スモールを実現し、各道州がそれぞれクオリティ国家を目指していく必要がある。

ワーク・シフト

著者:
池村千秋(訳)
リンダ・グラットン
  • テクノロジーの進化、グローバル化の進展、人口構造の変化と長寿化、社会の変化、エネルギー・環境問題の深刻化の五つの要因から未来の働き方は大きく変化する。

  • 五つの要因から描かれる悲観的なシナリオでは、いつも時間に追われ続け、孤独にさいなまれ、繁栄から締め出される「漫然と迎える未来」となる。

  • 五つの要因から描かれる好ましいシナリオでは、未来の働き方は、コ・クリエーションが行われ、積極的に社会と関わり、ミニ起業家が活躍する「主体的に築く未来」となる。

  • 明るい未来を築くためには、①ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ、②孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ、③大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ、という三つのシフトをおこなう必要がある。

国家はなぜ衰退するのか

著者:
鬼澤忍(訳)
ジェイムズ・A・ロビンソン
ダロン・アセモグル
  • イングランドにおいて産業革命が名誉革命の数十年後に始まったのは、包括的な政治・経済制度によるものであり、決して偶発的に発生したものではない。

  • イングランドの名誉革命や日本の明治維新といった政治革命によって包括的な政治・経済制度を確立できた国が繁栄の道を辿っている。

  • 包括的政治・経済制度確立に向けた動きが一度生まれると、その流れはますます強くなるが、収奪的制度もなかなか抜け出せないという悪循環が生じやすい。

  • 持続的な成長には包括的制度の確立が必要であり、収奪的制度の国は衰退している。中国の成長はしばらく続くかもしれないが、持続的成長には繋がらないだろう。

僕たちがスタートアップした理由

著者:
MOVIDAJAPAN株式会社
孫泰蔵(監修)
  • 直近一〇年間のIT関連コストの劇的な低下を主因として、スタートアップはお金がかかり、大学生が就職せずに起業するのは難しい、という時代から変化した。

  • スタンフォード大学では、最も優秀な学生の層は起業し、次に優秀な層は今後伸びると判断した起業に従業員番号1桁で入ることを勧められる等、日本の就活の考え方と逆であり、「カジュアル起業」がブームとなっている。

  • 経営者は修行僧のように高みを目指すのだけでなく、チームアタックにより頂上を目指すという、比較的カジュアルな起業スタイルがあるのではないか。

FREE フリー

著者:
高橋則明(訳)
小林弘人(監修・解説)
クリス・アンダーソン(実業家)
  • フリーには大きく四つのビジネスモデルが存在し、①無料の商品で客を呼びこみ、他の利益商品を売る「直接的内部相互補助」、②広告主からお金をもらい、商品を安く売る「三者間市場」、③無料ユーザーの一部に有料のプレミアム版を売る「フリーミアム」、④金銭でなく注目や評判などを対価として商品を売る「非貨幣市場」に分類される。

  • デジタル世界では、近い将来に必要となるコストをもとに価格を決め、価格低下に伴う需要増とコスト低減により、利益を上げることが可能となる。

  • デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になるが、フリーからもお金儲けはできる。創造的にも破壊的にもなり得るこのフリーという過激な価格を味方につけることができるかどうかが問われる時代になったと言える。

MAKERS メイカーズ

著者:
関美和(訳)
クリス・アンダーソン(実業家)
  • 著者のベストセラー『フリー』『ロングテール』で語られたウェブのイノベーション・モデルが、デジタルからリアルのもの作りに波及することで、カスタム製造とDIYによる製品デザインや開発を武器に、自宅でもの作りに励む何百人もの「メイカーズ」が誕生する。

  • メイカーズは単に自宅で生産活動を行うだけでなく、オンラインコミュニティでデザインを公開することで、そのアイデアを改善するとともに、資金調達までウェブ上で行ってしまう。メイカーズムーブメントとは誰もが簡単にメイカーズになれることで、作り手の数が劇的に増え、製造業の復活を推し進めている。

初対面の1分間で相手をその気にさせる技術

著者:
朝倉千恵子
  • 飛び込み営業は情報収集の場。①交渉すべき担当部署、②担当者の名前、③担当者の役職、④担当者の直通電話番号の4つを収集するべし。

  • 電話アポのコツは、自分が重要人物だと相手に思わせること。声のトーンを調整し、自分は他にはない有益な情報を持っていることを伝えるべし。

  • 初回面談でラポールを築くためには、相手の悩みや課題を的確に理解する。自分が8割話して構わない。

  • どんなに飛び込みや電話アポがうまくても、クロージングができない営業パーソンは、その会社にとって何の貢献もしていない。

グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」

著者:
松田悠介
  • 著者自身が中学校時代にいじめられたが、それを乗り越えさせてくれたのが体育教師だった。その経験が元で「子どもの半歩先を照らす」「子どもときちんと向き合う」大人になりたいと体育教師を目指した。

  • 自分の学校を作りたいとハーバード留学中にTFAと出会う。このしくみは全世界23カ国で取り入れられた画期的なモデルで、教育問題が解決でき、教師は自己成長ができる。これを日本でも取り入れると決意。

  • 帰国後、紆余曲折を経て起業。「本気」で取り組む大切さ、NPO運営の苦労、キャリアに悩む若い世代へのアドバイス、日本での教育の現状など問題提起と解決の糸口が示される。

100年予測

著者:
櫻井祐子(訳)
ジョージ・フリードマン
  • 二〇二〇年、中国の景気は悪化し、そのひずみによって伝統的な地方の境界線に沿って分裂した結果、中央政府が弱体化して力を失う。

  • 人口減少に直面した日本は移民に変わる手段として、中国現地に進出し、中国人労働力を活用するだろう。二〇二〇年頃には、中国の沿岸地域は日本と協力関係を強化し、中央政府の権力に対抗するだろう。

  • 資源大国として経済基盤を築いたロシアは勢力を拡大するが、バルト諸国への進出により再びアメリカと冷戦構造となり、二〇二〇年頃敗北するだろう。

  • 中国とロシアの衰退によって勢力を拡大した日本とトルコは、次第にアメリカとの対立を始めるだろう。

文章力の基本

著者:
阿部紘久
  • 不用意に長く書かず、短く言い切ることで、頭を使わなくても分かる平易な文章となる。

  • 文章全体の明瞭性を高めるためには、骨子を組み立ててから、段落分けをするとよい。パラグラフ内の因果関係には特に注意する。

  • いきなり核心から入る。また削れる言葉は徹底的に削る。

  • 読み手からの「共感」を得るためには、目に浮かぶように書くこと、感動を押しつけず事実を淡々と描くことが効果的だ。

「感情」の地政学

著者:
櫻井祐子(訳)
ドミニク・モイジ
  • 恐れ、屈辱、希望は人間が生まれながらに持っている重要な要素である。過剰な恐れ、過剰な屈辱、不十分な希望の組み合わせは、社会に最大の不安定と緊張をもたらす。

  • 希望に満ちたアジア、屈辱に満ちたアラブ・イスラム世界、恐れに満ちた西洋、という感情を持つ現在の世界は、今後の人類の繁栄を不確かなものとしている。

  • われわれは歴史的過程の悲劇性を深く認識した上で、世界を改善しなければならないし、改善することは実際に可能だという確信を持つ。その突きつけられた挑戦に立ち向かうために、世界に必要なのは希望である。

スイッチ!

著者:
千葉敏生(訳)
ダン・ハース
チップ・ハース
  • 理性(象使い)に訴えかけるには、成功例を探して真似ること、全体像で考えるのではなく具体的な行動を定めること、変化の目的や価値を理解させることが重要である。

  • 感情(象)に訴えかけるには、変わりたいという感情を生み出すこと、変化を細分化して少しずつ積み重ねていくこと、アイデンティティや柔軟な考え方を養うことが重要である。

  • 変化しやすい環境(道筋)を整えるには、行動が変化するように環境を変えること、行動を習慣化させること、仲間を集めて行動を広めることが重要である。

それをお金で買いますか

著者:
鬼澤忍(訳)
マイケル・サンデル
  • 現代はほぼすべてのものが売買される時代であるが、われわれは市場の道徳的限界をめぐる議論を避けるべきではない。

  • 行き過ぎた市場主義を懸念する理由の一つは不平等にかかわるもので、市場が嗜好品だけでなく日常に関連するものごとに広がると、貧しい人にとってはますます生きていくのが難しくなってしまう、という主張である。

  • もう一つの理由は、市場には腐敗を招く、つまり市場はものを分配するだけではなく、取引されるものに対する特定の態度を表現し、それを促進する懸念があるというもので、例えば子供が読書することにお金を払うようにすると、読書の意味づけが変質してしまう、という主張である。

新幹線お掃除の天使たち

著者:
遠藤功
  • JR東日本のグループ会社で「テッセイ」の愛称を持つ、鉄道整備株式会社は、新幹線の車内の清掃に留まらないトータルサービスを行い、その利用者を魅了してやまない。

  • テッセイの従業員は、清掃の手際の良さ以上にその礼儀正しさが際立っており、従業員の自身のサービスに対する愛情やプライドで支えられている。

  • こうした文化はもともと備わっていたものではなく、2005年に当社の取締役経営企画部長に矢部氏が着任したことをきっかけに、その後の7年間にもわたる改革の中で培われたものである。

30代からの『孫子の兵法』

著者:
染井大和
  • ビジネスにおいては、まず、重要なのが「道」であり、これは大義名分である。経営者と社員は、同じ方向を見て同じ思いを共有していなければいけない。30代は若手と中堅をつなぐ世代として、「道」を示す存在になるべきであり、組織の中核をなすことを志向してほしい。

  • 本当に勝てる人というのは、自分の強さも弱さも知り抜いた人だ。自分に足りないものがあるときは、決して無理な戦いはせず、自分の強さが発揮できる場面でこそ勝負をかけるのである。

  • 『孫子の兵法』の魅力は、戦場全体を高い視点から見下ろすような感覚で、戦いに勝つためのヒントが得られることであり、先が見えない状況でも、その教えにより新たな道が提示されるのだ。

コカ・コーラ

著者:
関美和(訳)
ネビル・イズデル
デイビッド・ビーズリー
  • イズデルは上級管理職を集め、彼らと共同で「成長へのマニフェスト」を策定し、目標達成にもっとも必要な社員の協力を獲得することができた。

  • 後継者へのバトンタッチは困難な挑戦である。CEOが失敗するのはその地位に長くしがみつきすぎるからだし、優秀なCEOになる能力のある人材は、ナンバー2として長く待ち続けてくれない。

  • 営利企業として末永く存続するには、社会的責任を考え、行動する「つながりあう資本主義」を実践していくことが重要である。

シリコンバレー流 世界最先端の働き方

著者:
伊佐山元
  • 成功する起業家は「メガロマニア(誇大妄想癖)」、「パラノイア(偏執症)」、「ヒューメイン(義理人情といった人間性)」の3要素を兼ね備えている。

  • 目標の大きさは、「今の自分で達成可能なもの」では小さすぎる。今の自分では「少し怖いと思える」くらいがちょうどいい。

  • 「完成度の低いサービスを提供するのは非常識だ」という声はもう古い。より早くサービスを展開し、ユーザーの反応を見ながら修正を行うアプローチが今の常識である。

  • シリコンバレーにいる人たちは、すべてのキャリアを、自分の夢やビジョンをかなえるための「手段」として考えていて、キャリアは「自分で決めること」である。

予想どおりに不合理

著者:
熊谷淳子(訳)
ダン・アリエリー
  • 伝統的な経済学では、私たちはみんな合理的で最善の行動をとっていると予測する。しかし、実際の私たちは不合理なだけでなく、「予想どおりに不合理」だ。私たちはいつも同じように不合理に行動し、それは何度も繰り返される。

  • 私たちは無料!と聞くと合理的な判断ができなくなる。ゼロはまったく別の価格だ。2セントと1セントの違いは小さいが、1セントとゼロの違いは莫大だ。これを理解すれば、ビジネスに生かすことも十分にできる。

  • 人々に行動の道筋をあらかじめ決意表明する機会を与えることによって、先延ばしの問題を解決することができる。

個を動かす

著者:
池田信太朗
  • 新浪氏が社長に就任した時、社員は親会社の都合でローソンが振り回されてきた経緯から、経営に対する不信感が大きく、期待よりも諦めや反発の気持ちが強かった。

  • 就任後にまず手掛けたのは、コンビニの主力商品である「おにぎり」の商品開発。商品部を外し、先入観なしで挑んだこのプロジェクトの成功によって、組織は競合に対する「自信」と、経営に対する「信頼」を取り戻し始めた。

  • 新浪改革ではセブンイレブンの「中央集権」と異なる「地方分権」を推進した。乏しいリソースを組み替えて、やり繰りして、勝てるポートフォリオに変える、つまり弱みを強みに転じるという点が新浪経営の最大の面白さの一つである。

それでもあきらめない

著者:
林英恵
  • 今やりたいことがわからなくてもいい。より大事なのは、常に物事に真摯に向き合い、感じ、考えること。そして本当にやりたいことを見つけることだ。

  • 職業やポジションを目指すのではなく、「あるべき社会」を実現するために、自分は一体どう貢献することができるかを考える。

  • 目の前にある一見つまらない作業を雑用として認識するか、大きな仕事の根幹として認識するかは本人次第だ。

  • 与えて、与えて、与えて、その結果として与えられる。見返りを期待して行動してはいけない。

  • 自分に限界を作らず、常にどうしたら実現できるかを考える。

世界の経営学者はいま何を考えているのか

著者:
入山章栄
  • マクロ分野の経営学には三つの流派、経済学ディシプリン、認知心理学ディシプリン、社会学ディシプリンが存在し、それぞれの興味にもとづいて多様な考え方をする経営学者が存在する。

  • マイケル・ポーターは「競争しない戦略」を唱えたが、企業が競争優位を持続できる期間が短くなった現代では、「一時的な競争優位の連鎖」を生み出す、より積極的な競争行動が必要とされている。

  • 世界の経営学が直面している課題は大きく下記の三つであり、経営学者は経営学を社会科学として確立し、知のフロンティアを推し進めようと、日々格闘している。 課題①:研究者の理論への偏重が、経営理論の乱立化を引き起こしている。 課題②:おもしろい理論への偏重が、重要な経営の事実法則を分析することを妨げている。 課題③:平均にもとづく統計手法では、独創的な経営手法で成功している企業を分析できない可能性が残る。

なぜあの人は会話がつづくのか

著者:
中谷彰宏
  • 力まず会話を続けるためには相手の会話の反復を行うのが良い。

  • たくさん話せば話すほど、印象に残らなくなる。状況説明は他の人に任せて、気の利いた一言で盛り上げよう。

  • 楽しく会話のキャッチボールをするためには、演説ではなく物語を話す。聞き手も話を膨らませる努力が必要だ。

  • 話を、整理しすぎては面白くなくなってしまう。ひと言で終わる話をどれだけキャッチボールをするかが、会話の楽しみである。

  • 相手を尊敬する気持ちを持てば、おのずと敬語を話したくなる。

クロネコの恩返し

著者:
日経BPビジョナリー経営研究所
  • ヤマトグループは、サイズ・運賃などにかかわらず、2011年度の一年間、国内の宅急便の取り扱い1個あたり10円を、ヤマト福祉財団を経由して寄付することにした。それは純利益の4割にも相当する、巨額の支援である。

  • 企業が寄付をする場合、政府や日本赤十字などに寄付金を預け、運用を一任するのが通常のケースだが、今回はできるだけ早い復興・効果の高い支援のため、ヤマト福祉財団を経由し、個人ではなく支援を求める団体に直接助成するというかたちとした。

  • 宅急便は、今や日本の国民生活において、電気、ガス、水道と同じく無くてはならない社会インフラとなった。ヤマトグループは創業100周年を迎える2019年に向け、「社会から一番愛され信頼される企業」となることを目指している。

販促手法の基本

著者:
岩本俊幸
  • 今や経済は成熟期を迎え、作っても売れない時代が到来した。インターネットの普及により価格の透明性も増し、商品を見る顧客の目もよりシビアなものになっている。こうした中、企業は商品を売るために、よりいっそうの知恵が求められている。

  • どんな商売も「客数×客単価×購買頻度」によって売り上げが決まる。それぞれの変数を改善するために、どのような販促活動が望ましいのか考える必要がある。

  • 販促手法には、①販売時点直接型、②新規顧客向け・媒体活用型、③既存顧客向け・媒体活用型、④イベント活用型、⑤インターネット活用型の5つの型が存在する。

  • 販促活動を行う際は他の営業戦略と同様に、必ずKPIを設定し、PDCAサイクルを回し常にカイゼンしていくことが望ましい。

わたしも、がんでした。

著者:
国立がん研究センターがん対策情報センター(編)
  • がん患者に対する神話の多くは真実ではない。現代においては、下記の認識が正しいものである。 ① がんは個人の健康問題ではなく、みんなで考えなければならない社会的な問題 ② がんはあらゆる年齢・性別の人がかかり得る病気 ③ がんは不治の病ではなく、治療と回復が十分に可能な病気 ④ がんはある程度の予防が可能な病気

  • がん患者の方は、弱者ではなく現役社会の構成者であり、支える方々は、手を差し伸べてサポートすることで、一緒に仕事ができる、人生を共にできる、パートナーだと認識を変えるべきである。

お金が教えてくれること

著者:
家入一真
  • 今は「これ以上ものを増やしてもしょうがない」時代だ。お金は出会いや発見のための道具の一つにすぎず、お金の奴隷になってはいけない。

  • 起業の理由は「儲かるから」ではなく、「誰かの悩みや不便を解決したい」という発想であるべきだ。そして、それを「自分がやるべきだ」というストーリーが必要である。

  • 会社が潰れるのが怖くて起業できない人が多いが、潰れても死ぬわけではない。むしろ失敗した方が成長する。日本は失敗や再挑戦を受け入れない社会だと言われていたが、時代は変わってきている。

閉じこもるインターネット

著者:
井口耕二(訳)
イーライ・パリサー
  • パーソナライズドフィルターによって自分の価値観や考え方にマッチした情報しか表示されなくなり、ユーザーのインターネットにおける体験は変わりつつある。しかもユーザーから見てフィルターがどのようにして形成されたのかわからない。そのため、フィルターバブルの内側からでは、自分に届いている情報がどれほど偏向しているのかわからない。

  • パーソナライズドフィルターにより、何が重要なのか、何が真実なのか、何が現実なのかという認知がゆがめられる結果、政治や文化、将来の社会構造に対して大きな影響を及ぼしている。

  • フィルターに用いられているアルゴリズムはウェブサイトに利益をもたらすために使われているだけで、その複雑さゆえ開発者ですらなぜそのような情報の取捨選択が行われたのかを説明できない。

  • パーソナライゼーションを提供する企業にはパーソナライゼーションの仕組みを透明化し、ユーザーが選択できるようにする必要がある。また、利用する個人も、パーソナライゼーションの影響を自覚し視野を広げる努力をすべきである。同時に政府が個人情報の取り扱いを規制する動きを強め、インターネットの世界を守っていく必要がある。

ソーシャル・ビジネス革命

著者:
千葉敏生(訳)
岡田昌治(監修)
ムハマド・ユヌス
  • ソーシャル・ビジネスは、現代の経済理論に欠けている「他社の役に立つという喜びに専念する」新しいビジネスの枠組みだ。

  • ソーシャル・ビジネスは社会的目標を達成することが目的であるが、ビジネスとして持続可能であることが大前提であり、寄付で成り立っているような多くの非営利団体や社会的起業などと一線を画す。

  • ユヌス氏は非営利組織も営利目的の企業も否定していない。社会問題を解決する一つの手段としてソーシャル・ビジネスという枠組みが存在し、それは誰からも強要されるものではないと主張している。

MITメディアラボ

著者:
千葉敏生(訳)
フランク・モス
  • MITメディアラボで行われている研究活動はきわめて“自由”なものである。個々の研究者は自分の専門分野や研究資金の出資者に縛られることなく、研究者たちは問題解決のみを目標に、あらゆる知識、道具、人々を活用する領域横断的な研究を行っている。

  • MITメディアラボでは「デモ・オア・ダイ(デモができないなら死んでしまえ)」という有名な理念が端的に示すように、デモを行うためのプロトタイプ製作が重要視されている。

  • MITメディアラボは、障害者や弱者にフォーカスをあてる。それは、健常者にも何らかの欠陥や弱点は持っているため、そのフォーカスにより「ごく普通の人々にも大きな何かを達成させる“力”」を与えることになるからだ。

ゼロ

著者:
堀江貴文
  • 本書ではかつてメディアを騒がせた「ホリエモン」ではなく、著者の考えを理解してもらうために「堀江貴文」という人間について、その半生が包み隠さず描かれている。

  • 本書では、堀江氏が唱える「掛け算によるショートカット」の前提である、「足し算」部分が語られている。ゼロの状態から始めるときには、まずはゼロをイチにしなければならない。信用の「ゼロからイチ」は、まず自信を持つところからはじまる。

  • 人生の中で、仕事はもっとも多くの時間を投じるもののひとつであるにもかかわらず、それが我慢の時間になってしまっているのは間違っている。人は自らの生を充実させるために働くべきだ。

30歳までに身につける 仕事で一番大切なこと

著者:
古川裕倫
  • 実力は「スキル」「行動力」「人間力」の3つの力で構成される。まず若手社員は意識で変えられる「行動力」を徹底して高めるよう心がけるべきだ。

  • 上司になった際には、「遂行」と「報告」は部下の責任であり、「結果」は全て上司の責任である、ということを明確にすることが必要である。

  • できるビジネスパーソンは、趣味で本を読んでいるというより、読書を常識としている。「読書は人間形成を加速する」という言葉もある通り、読書を最も優先すべき将来への投資と捉えるべきだ。

荘司雅彦の法的仮説力養成講座

著者:
荘司雅彦
  • 予め描いたストーリーをもとに、証言や自白を取ってストーリーの妥当性を検討していくのが法律家のアプローチである。このアプローチを用いると矛盾点や供述の食い違いは驚くほど浮き上がってみえる。

  • 仮に到底信じられないストーリーが出来上がったのだとすれば、そのストーリーを作らざるを得なかった客観的な事実を提示し、客観的事実の積み重ねであることを説明する必要がある。

  • 法的仮説力を飛躍的に高めるためには、①普段なんとなく頭の中で考えていることを、客観材料、主観材料、人間心理、行動のどの側面の根拠に根差しているか、②それぞれの素材の信頼性をしっかり意識しているか、という2つの点を常に留意する必要がある。

リーダー論

著者:
野村克也
  • リーダーが備えるべきもっとも大切な条件のひとつは、「責任はすべておれがとる」という度量だ。リーダーは振るえる権限が大きい分、伴う責任も当然大きい。

  • 人を動かす究極の方法は、「自主的に動かす」ことだ。チームを第一に考え、チームのために何ができるのか、どのように役立てばいいのかということをつねに念頭に置いて動くような選手が集うチームは最強となるだろう。

  • 勝負を決める要素には「戦力」「士気」「変化」「心理」の四つが存在し、「戦力」が無くても残りの三つの要素をうまく味方につければ、戦力の不足をある程度補うことができる。

彼女はなぜ「それ」を選ぶのか?

著者:
福井昌子(訳)
パコ・アンダーヒル
  • 世界で今、女性の影響があらゆる分野に及んでいる。女性が文化に及ぼす影響の一例として、アメリカ人女性の70%は外で働いている。

  • 男女の賃金格差とは、男性の賃金が高い、という意味を持っていたが、既に女性の方が高いという逆の意味を持つ地域が出てきている。

  • 女性がサービスに求めるポイントとして顕著であるのは、①清潔であること、②調整できること、③安全であること、④思いやり、の4つである。

経営戦略の基本

著者:
(株)日本総合研究所経営戦略研究会
手塚貞治(監修)
  • 経営戦略の策定は、「①環境分析」、「②ドメイン(事業領域)設定」、「③戦略策定」という3つのステップで行われ、それぞれのプロセスには定石(フレームワーク)が存在している。フレームワークは実態に合わせカスタマイズする必要がある。

  • 経営戦略を絵に描いた餅にしないため、「経営管理」と「組織」を整えることが必要不可欠である。「経営管理」とは、仕事を明確にすること(計画)、そしてその取り組みをチェックする(評価)仕組みである。「組織」とは、実行するヒト、カネなどの経営資源を整える仕組みである。

  • 変化の著しい近年の市場において、ダイナミックな戦略の見直しは必要不可欠である。そのためには、「戦略とは計画的に策定されると同時に創発的に形成されねばならない」というミンツバーグの発想を取り入れ、相互の考え方のバランスを図る必要がある。

一生お金に困らない「華僑」の思考法則

著者:
大城太
  • 華僑のビジネスに失敗はない。失敗を生まないためには14のエッセンスが存在するが、その中でも、「徹底的にスピードを高めること」、「自分にとっての重要人物に合わせてスケジュールをコントロールすること」、「考えずに、とにかく手を挙げすぐに行動に移すこと」の3点はとりわけ著者が重要であると語っている要素である。

  • 人をコントロールするのに長けた華僑は、独自のコミュニケーション術を持ち合わせている。ここには、「大きな声を出さず、敢えて小さな声を活用すること」、「相手の目ではなく、口を見て事の真意を探ること」、「相手に対し、なぜなのかと問い詰めてはいけない」など9つのエッセンスが存在する。

未来の働き方を考えよう

著者:
ちきりん
  • IT革命、グローバリゼーション、人生の長期化という3つの革命的変化によって、いま一般的であるとされる日本人の生き方は、近い将来全く通用しなくなる。

  • 若者のなかでは既に、惜しげもなく大企業を辞める人、自ら進んで海外で働こうとする人、働くことを最小化しようとする人が存在する。彼らのなかでは仕事は生きるための土台ではなく、その一部にすぎない。

  • 今後は40代を境にして職業生活をふたつに分け、前半と後半で異なる働き方をしてみてはどうか。そうすれば二回目は自由設計の個人旅行のように、「自分で創るオリジナルの働き方」が出来るだろう。

日本でいちばん大切にしたい会社

著者:
坂本光司
  • 会社は経営者や株主のものではない。会社には、①社員とその家族、②下請企業の社員とその家族、③顧客、④地域社会あるいは地域住民、⑤株主という、五人に対する使命と責任があり、その五人に対する使命と責任を果たすための行動のことが、本当の「経営」だと言える。

  • 本書で取り上げられている「日本でいちばん大切にしたい会社」は、大企業ではなく、立地も地方にあり、中には斜陽産業と言われる業界に属しているが、それでも従業員や地域社会に貢献しつつ、好業績を持続している。

世界の働き方を変えよう

著者:
吉田浩一郎
  • 吉田氏は過去の経営の失敗から7つの教訓を得た。その中でも特に着目すべきは、「事業には夢が必要」という要素である。「この人についていきたい」と思わせるような夢が欠けている状態では、人は集まらない。

  • 「クラウドソーシング」という仕組みは、企業とフリーランス、在宅ワーカーそれぞれにメリットを提供する仕組みだ。発注者は市場リスクを回避しつつ多様な人材を確保でき、受注者は自由な働き方を手にする。正社員か非正規社員かという二元論的枠組みではなく、新しいワークスタイルが生まれつつある。

  • クラウドソーシングは、これまで有効な解決策を見いだせないでいた、結婚を機に引退した女性や、定年退職を迎えた高齢者の力を活かすこと、さらには地域活性化にも貢献することができる。

経営者とは

著者:
日経トップリーダー編
  • 盛和塾には、生きた経営を学ぼうと中小企業から大企業まで多くの経営者が入門している。稲盛氏がそこで説いているのは経営ノウハウではなく「経営者の心」である。

  • 厳格な計数管理と深遠な理念の共有という、次元の異なる2つの経営の大命題を両立させるカギは、経営手法ではなく、経営者個人にある。まず経営者は、従業員を物心両面から幸せにすることを唯一の経営目的にし、従業員の物心両面の幸せを実現するために高い志を掲げ、必死に努力する。そして高い志を遂行するために、経営者が私利私欲を捨て、日々誰にも負けない努力をすれば、従業員がついてきてくれる。

発想をカタチにする技術

著者:
吉田照幸
  • アイデアを具現化する時には、自分から離れることがポイントだ。そうすることで、自分の才能を発見できるし、アイデアも浮かび、人間関係すらもうまくいくのである。

  • ①直感を刺激するリサーチ、②直感を具体化するリサーチ、③さらに深める内的リサーチ、の3つをすることで、直感を活かし企画をより面白いものにできる。

  • [li:直感は才能ではなく、思考が邪魔をしているだけである。直感が降りてくる状態にするためには、下記の5つの習慣を実践すると良い。

  • ① 起床したら5分待つ

  • ② 違う自分を試す

  • ③ カレーをつくる(開き直る)

  • ④ 本屋に行く

  • ⑤ 溜まっているものを吐き出す]

未来のスケッチ

著者:
遠藤功
  • 旭山動物園再生のカギは飼育係員全員で作った「14枚のスケッチ」であった。厳しいときこそ、皆で思いを語り、具体的なイメージを「スケッチ」として掲げるべきである。

  • 旭山動物園において高い現場力を実現する上で、①何でも自分でやったこと、②失敗を恐れずチャレンジし続けたこと、③現場一人一人の強烈な使命感があったこと、の3つの事実が重要な意味を持った。

  • 「動物のすごさ、美しさ、尊さを伝える」という信念が飼育係員ひとりひとりの意識の中に深く根付いていたからこそ、信念を実現することができた。

  • 飼育係員ひとりひとりの創意工夫が積み重なった結果、「行動展示」というイノベーションが生まれた。旭山動物園のイノベーションの鍵は「現場力」にある。

「社長」を狙うか、「社畜」で終わるか。

著者:
吉越浩一郎
  • 出世を求めることは動物としての本能である。著者はオンリーワンを目指すのではなく、ナンバーワンを追い求め成長することを若者に期待している。

  • 社長になるなんて夢物語だと思っている人や社長というポジションに魅力を感じない人でも、会社で働いているビジネスパーソンである限り、目標は社長に置いて働いたほうが絶対にいい。社長を目指すことで働き方が変わり、「リーダーシップ」「マネジメント力」「問題解決力」などの9つの能力を飛躍的に高めることが可能だからである。

著者:

日本人へ リーダー篇

著者:
塩野七生
  • [li:見たい現実ではないが、二一世紀の現実は次のようなものである。

  • ①結局は軍事力で決まるということ、②アメリカ合衆国への一極集中、③国連の非力、④日本の無力]

  • [li:本来、政治とは参加する全員が利益を得るシステムを目指すものである。しかしながら海外との関係上、外交カードは両脇に差している剣の切れ味が強さである。その切れ味の良い方から順に並べる。

  • ①拒否権を持っていること、②常任理事国であること、③海外派兵も可能な軍事力、④核をもっていること、⑤他国に援助も可能な経済力]

  • 国家の衰退期においては、専門家と称する人種の物事を不要に複雑化した議論に終始する傾向がある。本来、重要な問題ほど単純化して、常識に基づいて判断を下す必要がある。

池上彰の宗教がわかれば世界が見える

著者:
池上彰
  • 宗教とは、「よく死ぬ」ための予習である。死について考えることは、どう生きるかを考えることに繋がるものだ。

  • 日本人は宗教の違いに無頓着であるが、同時にそれぞれの宗教に寛容でもあるという、世界でも特異な宗教観を持っている。その場の宗教性を感じることができるという意味では、必ずしも宗教性が貧しいというわけではない。

  • 団塊の世代が死を考える年齢に達し、東日本大震災や海外の宗教紛争などを通じて、改めて伝統宗教の意味合いについて知ることが重要になっている。

1000人の患者を看取った医師が実践している傾聴力

著者:
大津秀一
  • 傾聴力とは「お互いを支える力」である。相手の話に耳を傾け、その人の苦しみの根源を聴き出すことには、苦悩する人を支えるだけではなく、自らもまたそこから支えられるという力がある。

  • 近年では、医療現場において「傾聴」は「治療的対話」であると言われ、患者を支え助けるための力を「傾聴」が持っていると認められてきている。

  • 人間の苦痛は「身体的な痛み」「社会的な痛み」「精神的な痛み」「スピリチュアルペイン」の4つに大別される。4つの苦しみが絡み合い悪循環を形成している場合も多い。苦痛を持つ人、そしてその人を支える立場にある人は、苦しみをこの4つに整理しながら聴くとよい。特に、衣食が事足りている日本においては、「スピリチュアルペイン」、すなわち、「自分が存在することの意味」についての問いが苦しみの原因になっていることが多いため、それについて深く理解することが欠かせない。

  • 傾聴する際には「苦悩している人を支えたい」という心が何よりも重要である。そして、その人自身の「物語」を意識しながら聴くようにする。苦悩する人自身が物語を語り、再構成していくことが「スピリチュアルペイン」の癒しに繋がっていくからである。

日本復興計画

著者:
大前研一
  • フクシマ原発事故は、これまでの原発安全神話を形成してきたラスムッセンの確率理論と格納容器神話のそのどちらをも、事故初日で破壊した。これまで我々が原発推進の論拠としていたことが実は誤りであったということを強く認識せねばならない。

  • 東北再生のカギは箱物的発想ではなく、ソフトの力にこそある。このグランドデザインを描くためには、Facebook等を積極的に活用しクラウドソーシングの力を使うのも一つの有効な手段である。

  • 大前氏は、日本復興計画を二本の柱で考えている。1つ目は、地域繁栄をもたらすために道州制を導入すること。2つ目は、日本人のメンタリティを変革することである。

マネジメントの基本

著者:
手塚貞治
  • チームリーダーはメンバーをコーチングする役割を担っている。コーチングの手法はメンバーの置かれている状況に合わせて柔軟にやり方を変えることが望ましい。特にやみくもに恫喝することはコーチングの観点からは望ましくない。

  • ミドルマネージャーは、①部署に向けられた期待を理解し、期待達成に必要な活動を考える、②部署のメンバーの活動を活性化する、③経営層と業務の最前線で働く部署のメンバーとをつなぐ、という3つがあるべき姿であり、それを達成するための9つの役割を担う。

「粗にして野だが卑ではない」

著者:
城山三郎
  • 「粗にして野だが卑ではないつもり」とは、石田禮助の生き様そのものである。何に対してであろうと、誰が相手であろうと、全力で立ち向かい、そして威圧感があるほどの堂々とした姿勢で臨むのである。

  • 石田禮助の大きな成果の裏には、時流に流されることなく、自分の頭で先を読み、そしてその先の商売のため着実に準備をした上で適切なタイミングで一気呵成に攻めるという原則がある。

  • 強い信念に裏打ちされた行動に対しては、一時的に批判されることがあっても、しだいに応援と称賛に移り行くものである。

会社を強くするビッグデータ活用入門

著者:
網野知博
  • ビジネス的な効果の高いビッグデータ活用を志向するならば、「儲け話のメカニズム」や「キードライバー」をあらかじめ、まとめておくことが肝要である。

  • [li:ビッグデータと呼ばれるものは下記4つの特徴がある。

  • (1)容量:数テラバイト~数ペタバイトと巨大である

  • (2)種類:通常の構造化データ以外のテキスト、音声、ビデオなどを含む

  • (3)頻度・スピード:リアルタイムで生成されるデータに対応している

  • (4)正確さ:データの矛盾や不確実性を排除した信頼できるデータ]

  • データ分析のためのツール選定時には下記3つのポイントを押さえるべきである。(1)事業企画部署で投資できる安価なツール(減価償却費にならないSaaSなど)、(2)事業企画部署でも活用できる簡易なツール、(3)試行錯誤ができるサクサク動くツール

日本でいちばん大切にしたい会社2

著者:
坂本光司
  • 本当の企業経営とは、①社員とその家族、②社外社員(下請け・協力会社の社員)とその家族、③現在顧客と未来顧客、④地域住民、とりわけ障害者や高齢者、⑤株主・出資者・関係機関、とりわけ①~④にあたる人々の幸福を追求することである。

  • 顧客より、社員や社外社員とその家族を優先すべきなのは、自分が所属する組織に感動や愛社心をもち合わせない社員が、顧客に対して心を込めた接客サービスや、感動的商品の創造提案をすることなどできるはずがないからだ。

  • 本書では8つの企業が紹介されているが、どれもロケーションの悪さや規模の小ささなどを言い訳にせず、問題は内部にあると考え、自己革新努力を怠らない企業ばかりである。

日本型モノづくりの敗北

著者:
湯之上隆
  • 日本の半導体、電機産業、インテル等の、世界で覇権を握った企業が、凋落する共通項は、パラダイムシフトに対応することができず、「イノベーションのジレンマ」を免れなかった点にある。

  • 技術力には、高品質をつくる技術力、高性能をつくる技術力、低コストでつくる技術力、短時間でつくる技術力、といったように様々な評価軸がある。一つの評価軸で技術力が高いだけでは、「技術力が高い」とは言えないのである。

  • 日本は、高品質を作る技術は高いが、低コストで作る技術に関しては、韓国・台湾勢に劣っている。これは半導体に限らず、日本の電機産業、ものづくり産業全体にも当てはまる。

ブラック企業

著者:
今野晴貴
  • ブラック企業は、「コスト=悪」という価値観を新卒社員の頃から意識の深くに根付かせ、「仕事できない自分はコストであり、自分が悪い」という意識を抱かせることに長けている。

  • ブラック企業には、「月収を誇張する裏ワザ」「正社員という偽装」「戦略的パワハラ」などの8つのパターンが存在し、その企業がブラック企業か否かを見分けることができる。

  • ブラック企業は、従業員を意図的に鬱病に追い込み、自己都合退職に追い込む。より高度なブラック企業は「ソフトな退職強要」を行い、この行為は立証できても違法性を問うことすら困難である。

ホワイト企業

著者:
経済産業省(監修)
  • 企業は今イノベーションの必要性を認識している。イノベーションを起こすためには、多様な人材が集まって知恵を出し合わなくてはならない。そこで今、企業は女性のアイデアや発想力に注目している。

  • 日本において、女性は結婚や出産を機に離職して、その後再就職するというM字カーブの就業率となっているが、先進国の中で、このM字カーブが残っているのは、日本と韓国くらいである。

  • 個々の企業における女性の働き続けやすさ、活躍のしやすさは、①平均勤続年数の男女格差、②実労働時間、または残業時間、③有給取得率、④女性の管理職比率、⑤女性の役員比率から見極めることができる。

著者:

コンサルティングの基本

著者:
神川貴実彦
  • コンサルティングファームの機能・付加価値は、①業務効率化を図れるプロフェッショナルアウトソーシング機能、②ゼロベース思考で客観的な視点でビジネスを効率化する機能など、大きく8つに分類することができる。

  • コンサルティング会社は強みに対応して、戦略系、総合系など7つに分類することができるが、現在ではその領域の垣根はなくなりつつある。

  • 経営コンサルタントには、①プロフェッショナルマインド、②コンサルティング的思考力、③対人関係構築能力、④体力・精神力の4つの資質が求められる。

スタンフォードの未来を創造する授業

著者:
清川忠康
  • スタンフォードに入学すると、学校の理念でもある「世界を変えよう」という言葉から一生逃げられない。金融機関やコンサルティング会社といったキャリアは全くプレミアムにはならず起業することが最大の価値であるとされる。

  • スタンフォードに集まってくる学生たちは、みんながそれぞれ「アジェンダ」(自分の人生を賭けて成し遂げたい課題)を持っており、「世界を変える」という価値観を叩き込まれる。

  • デザインスクールの「ローンチパッド」という講義は、実際に事業を起こすことが目的となっている。「完璧である必要はなく、早くリリースし早く失敗する」といった、イノベーションを起こすプロセスを学ぶことができる。

社長が3ヶ月不在でも成長する会社の作り方

著者:
安東邦彦
  • スモールビジネスが成長できない、あるいは破綻してしまうのは、社長自身が毎日現場で働く「職人型ビジネス」に原因がある。社長が働くのではなく、ビジネス自体がどんどん働いてくれる「起業型のビジネス」を作り、「職人」「マネジャー」「起業家」という3つの人格をバランスよく使い分ければ、成長への土台を築くことが出来る。

  • 年中働きづめの社長は「ビジネス=我が人生」と考え、忙しさのあまり気がついたら最期を迎えている。しかし、人生を自ら切り開いていくためには、彼らは事業や人生の将来像を決めてから、それに近づけるために現状を変えようとすることが肝要だ。

起業家のように企業で働く

著者:
小杉俊哉
  • 現代では、企業で働く場合においても、自ら仕事を作り、オーナーシップを持って自ら実施するという、「自律」が求められている。

  • プライベートの活動やネットワークすら、仕事に直接的に繋げる、「ワーク・ライフ・インテグレーション」こそ起業家のスタイルである。

  • 企業の社員として働いている場合でも、新規事業、出向、傍流の仕事を選ぶということにより、自分からチャレンジをしていくことができる。すなわち、コンフォートゾーンに留まらない働き方をすることが、自身のやる気や成長を促す鍵となる。

人を感動させる仕事

著者:
前刀禎明
  • これからの時代に求められるのは、単に情報を獲得し整理する能力の高い人物ではなく、「肌感覚」や「直感」が優れており、他人を共感させる能力に長けた人物である。そして、優れた肌感覚を身に付けるポイントは常に「五感」を働かせることである。

  • 自分の「スイートスポット」を確立し、他人と違う価値を提供していくためには、常にセルフ・イノベーション(自己革新)をしていかねばならない。セルフ・イノベーションを実現するためには、一度や二度の失敗でくじけることなく、自分のやっていることを信じることが必要である。失敗したとしても、失敗から何かをつかむことが出来さえすれば、それは自分の資産となり、成功に転じる可能性を秘めるものとなる。

  • 人を感動させる仕事をするためには、自分自身の凝り固まったものの見方を変えていくことが重要である。そのためにできる行動の仕方として「-1+i(マイナス1プラスi)」を心がける。たとえば、「通勤電車の中ではiPodを聴かない(マイナス1)」⇒「何が聞こえる?何に注意が行く?車内広告で目に付いた記事は?(プラスi)」というようにやってみる。このように身近なところで自分自身の価値観の軸を変える行動を取ってみることから始めるとよいだろう。

ハーバード流宴会術

著者:
児玉教仁
  • 「人は誰しも、自分のことをわかってほしい生き物」であり、どんなに「シャイ」「口べた」「奥手」な人であっても、「心のパンツを脱いだ状態」になれば、「超おしゃべり人間」に変化することが出来る。この状態に参加者を誘うことこそ、宴会においてもっとも大切なことである。

  • 仕事も宴会も入念な準備が事の成否を決める。まず大事なのは「主賓」の他に、自分の味方になってくれる「宴会キーパーソン」、「普段宴会に来てくれない人」の日程を素早く押さえること。そして「母上」には場所選び、「姉御」にはお店選びへの協力を仰ぐと、主催者側の一員になって力を貸してくれるはずだ。

最高の自分を引き出す法

著者:
神崎朗子(訳)
ケリー・マクゴニガル
  • 人間には、「闘争・逃走反応」「休止・計画反応」という2つの状態があり、前者の状態では脳の前頭前皮質は機能しておらず、理性的な判断が困難である。人間には、意図的に休止・計画反応を起こすことも可能である。

  • ①睡眠を十分にとる、②血糖値をコントロールする、③小さなステップで脳を鍛える、④将来を見ることによって、意志力を後天的に鍛えられる。

  • 人間の脳にはミラーニューロンという細胞が多数存在し、無意識のうちに他人の影響を受けているのと同時に、自分自身も他人に影響を与えているため、意志力は伝染する。

TEDトーク

著者:
中西真雄美(訳)
ジェレミー・ドノバン
  • スピーチのトピックは、この世界に対する見方が変わるような、あるいは何か行動を起こそうという気になるような、ひとつのアイデアで勝負する。

  • 核となるアイデアを基本フレーズやパワーバイトに転換し、聴衆の心に深く刻み込まれるまで繰り返し口にする。

  • スピーチは最初の10~20秒間が勝負。『個人にまつわるパーソナルストーリー』『ショッキング・ステートメント』『インパクトのある質問』から始めるのが有効である。

  • スピーチの途中で自虐的なユーモアを交えることで、聴衆との距離はぐっと近くなる。

  • スピーチをする前に、ダメだった点とその理由について中身の濃いフィードバックが得られる環境を整えた上で、少なくとも3回は練習しておくべきだ。

データサイエンス超入門

著者:
保科学世
工藤卓哉
  • 膨大なデータを操り、ビジネスに活かすためには、①データを活用したビジネスを企画する力、②データサイエンスを支える統計知識、③アナリティクスを実現するITスキル、という3つの力が必要である。

  • データサイエンスの知識を活かして有効な示唆を得るためには、プロジェクト初期の「発射台・標的の設定」の段階で、チーム全体、更には経営幹部や業務部門を巻き込みながら意思決定を下すプロセスを怠るべきではない。

  • データサイエンスを習得すれば、ビジネス面だけでなくスポーツも含めた幅広い領域にその応用対象を見出すことができる。

日本でいちばん大切にしたい会社3

著者:
坂本光司
  • 本当の企業経営とは、①社員とその家族、②社外社員(下請け・協力会社の社員)とその家族、③現在顧客と未来顧客、④障がい者や高齢者などの社会的弱者、⑤出資者・支援者、とりわけ①~④にあたる人々の幸福を追求することである。

  • 坂本氏の研究によれば、好不況にかかわらず、その業績がほとんどぶれない企業の共通項は、「人間尊重経営」「人本経営」、つまり人を大切にする、人のしあわせを念じた経営が貫かれていることだ。本書に紹介されているのは、それらの企業の典型ともいうべき7社である。

日本でいちばん大切にしたい会社4

著者:
坂本光司
  • 企業の経営者が何よりも、誰よりも幸せづくりに力を注がなければならない人は「社員とその家族」だ。坂本氏が全国7000社以上の企業を訪問調査するなかで、好不況にほとんど関わりなく好業績を持続している企業に共通していることが「社員第一主義経営」であり、「大家族経営」であった。

  • 社員満足度を高めるためには、従業員が自分の会社に誇りをもてること、そして自分が生み出す製品やサービス、仕事を通じて確実に成長しているという喜びが感じられることが必要である。

出光佐三の日本人にかえれ

著者:
北尾吉孝
  • 出光佐三は「人間尊重」に基づく家族主義を唱え、終戦時に出光の仕事はまったくなかったにも関わらず、一人も解雇を行わなかった。

  • イギリス海軍の海上封鎖を突破してイランの石油を買い付けた日章丸事件。石油の所有権をめぐる裁判において、出光佐三は一貫して正義を貫き裁判で勝利することで、産油国との直接取引の先駆けとなった。

  • 出光佐三は、物質文明はいつか行き詰まり、その際に必要とされるのは心の豊かさだと主張した。その際に世界の手本となるのが日本人であり、それは「日本人にかえれ」という言葉に表れている。

奇跡の職場

著者:
矢部輝夫
  • テッセイの仕事は「3K(きつい・汚い・危険)そのもの」であるにもかかわらず、スタッフがみな表情が明るく、やる気にあふれている理由は、会社が現場ありきの「全員経営」を目指しているからだ。

  • 現場の課題とその改善策は、現場のスタッフが一番よく知っている。組織のチャレンジは、トップダウンで始まり、ボトムアップで達成される。

  • お客様と仕事を通じてコミュニケーションを取れること、会社が日々の努力をしっかりと評価してくれること。それによってスタッフはやりがいや生きる意味を感じる。そうすれば、どんな会社でも奇跡の職場を生み出すことができる。

一流の決断力

著者:
植田兼司
  • 決断力のあるリーダーをめざすのであれば、またリーダーとして最適の決断を不断に続けるのであれば、若い頃からリスクにチャレンジし、徹頭徹尾考え抜き、自分のこととして結果にこだわることが必要だ。

  • 最適の決断は、「粘る力」と「割り切る技術」の絶妙のバランスから生まれる。このふたつは矛盾しているようだが、だからこそ決断に伴うリスクが軽減される。バランスを取るには試行錯誤を繰り返すしかない。

  • 変わることは難しいが、現状に満足し、それを守ろうとするところに進歩はない。困難なこともあるかもしれないが、優秀な人は新しい環境に進むことで、新たな才能が引き出されるはずだ。

リーダーに必要なことはすべて「オーケストラ」で学んだ

著者:
桜井優徳
  • オーケストラは理想の組織と言われるが、その要因は次の5つである。①オーケストラは多彩な職能の専門家集団、②オーケストラには上下関係がない、③臨機応変に役割を分担する、④楽譜という「絶対的唯一無二の総合計画書」を共有する、⑤達成すべきミッションが明確である。

  • リーダーは、常に想定外の事象まで想定し、非常事態に備えておかなければいけない。そして、失敗の責任はリーダーにあっても功績はメンバーのものとし、順調なときにはチームメンバーを信じて一歩引くような心構えも必要である。

新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣

著者:
古川武士
  • 悪い習慣を簡単にやめられないのは、脳が変化に対抗しようとすること、欲望が理性よりも強いことが理由である。本来何かで満たされるべき欲求を悪い習慣が満たし、それが快感だからこそやめられないのだ。

  • 「習慣化」を始めるには、①一度に1つの習慣に取り組むこと、②センターピンとボトルネックを明確にすること、③目標達成ではなくプロセスに集中することの3原則を押さえる必要がある。

  • 悪い習慣から抜け出すためには、目先の欲望・誘惑に負けず、自分の感情をコントロールする「こころの体力」、そして「何のために」やめるのかという「骨太の理由」を作ることが肝要である。

アップル帝国の正体

著者:
森川潤
後藤直義
  • アップルの真の強さは妥協なきハードウェアを作り上げることへの執念である。取引先の技術や生産能力、コスト構造を調べつくし、コスト・納期を徹底的に管理する。ファブレスに徹しながらも、時に巨額の投資を負担し、競合メーカーが考えもつかない方法で洗練された製品を量産している。

  • 一つの端末で音楽、映像、通話、コミュニケーション、地図、ゲームまで楽しむことができるソフトウェアは、ユーザーを魅了する体験を生み出した。アップルは長年にわたりソフトウェアの分野でノウハウを蓄積してきたが、日本企業はこの分野で大きく出遅れている。

  • アップルもまた、ITやインターネット業界の潮流に飲み込まれ、アマゾンやグーグルなどの企業との競争に巻き込まれ始めている。ジョブズの不在に対する不安感を払しょくしきれず、もはやアップルも「普通の会社」になってしまっている。

  • 日本企業がこれから生き残るためには、新しい技術やトレンドを貪欲に吸収し続け、世界中をカバーするネットワークを築く必要がある。これこそが、グローバルレベルでのビジネスのルールチェンジに対応する道である。まずは劇的な産業構造の変化の波に飛び込む必要がある。

燃える闘魂

著者:
稲盛和夫
  • 日本の近代史を振り返ると、四十年ごとに「盛」と「衰」が転換する八十年周期が存在する。明治維新で勃興、1905年に日露戦争の勝利、1945年の第二次世界大戦の敗戦、1985年に経済的なピークを迎えた後、2025年には「衰」の底に至ろうとしている。それまでにわれわれに残された時間は刻々と短くなるばかりである。

  • どのような分野であれ、日本には世界に誇るすばらしい技術があり、勤勉で篤実な従業員も存在する。いまこそ優れた先人達のように、闘争心をたぎらせた中小企業経営者が立ち上がれば、日本経済復活も実現できるのではなかろうか。

  • 美しく高邁な「徳」を備えた日本人にとって、「なにくそ、負けるものか」という強い思い、すなわち「燃える闘魂」を呼び覚ますことが、いまなによりも肝要である。

銀座の雑談手帳

著者:
日高利美
  • 銀座のママは初対面の人との雑談の入り方、雑談中の沈黙に対する対処法、雑談の切り上げ方に関するテクニックを持っており、それらは我々でもすぐに実践することが可能である。

  • 銀座のママは雑談のネタとコツを豊富に持っており、本書では33個のネタが紹介されている。初級編・中級編は比較的実践しやすいものばかりだ。

  • 銀座のママは一流の経営者と接する機会が多く、ビジネスパーソンに響くフレーズにも精通している。

著者:

2050年の世界

著者:
峯村利哉(訳)
東江一紀(訳)
船橋洋一(解説)
英『エコノミスト』編集部
  • 突出して多い世代が労働年齢に達した時、その国は急成長する。これを「人口の配当」という。さらにその世代がリタイヤし、被扶養世代になると、その配当は負へと変化する。今後人口の配当を受ける地域はインドとアフリカと中東、負の配当を受けるのは日本と欧州、そして中国である。

  • ソーシャル・ネットワーク・サービスのこれまでの成功は、物理的世界における友情の概念を仮想世界へ移行させられることを示してきた。利用者が描く“ソーシャル・グラフ”は人間関係のネットワークと興味対象のネットワークを明らかにし、あらゆる分野に大きな影響をもたらすだろう。

  • 2050年には世界の半分がアジア経済となる。しかし、日本は急速にプレゼンスを失っていく。2010年には世界経済の5.8パーセントを占めていた日本のGDPは、2050年には1.9パーセントになるだろう。

爆速経営

著者:
蛯谷敏
  • スマートフォンの隆盛により、ネット利用の中心がパソコンからスマートフォンに移り、巨大な集客力をテコに広告収入を稼ぐというヤフーのビジネスモデルの根幹が揺らぎかねない事態となった。

  • 新社長となる宮坂氏は第一に相棒として川邊氏を指名、その後経営メンバーの人選に注力した後「オンリーワン」「異業種最強タッグ」「未踏領域への挑戦」という新経営方針の策定を行う。

  • 「爆速」という言葉による意識変化は大きい。社外の人からも、「『ヤフーさん、爆速ですね』『爆速でお願いします』」というメールを受けるようになり、社員の目つきが変わった。そして新生ヤフーの経営陣は「爆速&試行錯誤」という言葉とともに、組織を変革している。

銀座のすし

著者:
山田五郎
  • 「銀座のクラブ」と「銀座のすし」には、「一流」や「高級」というだけでなく、「いくらかかるかわからない」という凄みすら伴う。これはクラブ同様、すしにおいて銀座が世界の「本場」であることの証左である。

  • 銀座のすしには、二葉鮨を起源とする「二葉会」の系統と、今はなき銀座の老舗美寿志(みすじ)の系統が大きな派閥として存在している。

  • 「美寿志」起源の久兵衛、与志乃起源の「すきやばし次郎」など、伝統を重んじながらも「銀座のすし」に変革を起こす店もある。だからこそ「銀座のすし」は色あせないのだ。

シリコンバレー4.0 変貌する革新の聖地

著者:
原隆
蛯谷敏
田中深一郎
ニューヨーク支局細田孝宏
  • クラウドサービスやコワーキングスペースを使うことで、起業にかかるコストが以前の100分の1程度になったことや、シードアクセラレーターやクラウドファンディングの存在によって、シリコンバレーにおける起業のハードルは劇的に下がった。

  • シリコンバレー4.0とは、ソフトウエアがITの枠を超え、我々に身近な産業を刷新し始めていることを指す。空き部屋を個人間で貸借するサービス、Airbnbなどはその代表例だ。

  • シリコンバレーのようにイノベーションを生むエコシステムを構築しようとする動きがヘルシンキなど世界各地で進んでいる。そのためには、政府がイノベーションを促進する舞台作りに徹すること、異なる価値観の人間が集う、いわゆるワイガヤの場を作ることが求められている。

売る力

著者:
鈴木敏文
  • セブンプレミアムがPB商品としては他に類を見ない成功をおさめたのは、市場の大小に目を奪われずに、競合相手が進出していない「上質さ」と「手軽さ」の空白地帯を見つけたことが勝因であった。

  • お客様が次にどんなものを求めるかを知るには、「お客様のために」ではなく「お客様の立場で」考えることが重要だ。「お客様の立場で」考えるときは、自分たちに不都合なことでも実行しなくてはならない。

  • お客様は期待度をどんどん増幅させていくため、お客様のロイヤリティを維持していくことはとても難しい。だからこそ、飽きられないようにするために自分たちが変わっていくことが重要だ。

起業の技術

著者:
浜口隆則
  • 経営においては顧客との関係を上手に築くための「商品力」と「営業力」、これをサポートする「管理力」を高めていくことが重要だ。

  • 経営に不可欠な12要素とは次の通りである。①「ミッション」存在価値を考える、②「商品力の29Cuts」絶対価値を考える、③「ポジショニング」相対価値を考える、④「ブランディング」認知価値を考える、⑤「集客力」8つの集客ツール、⑥「見込み客フォロー」5つのパイプライン、⑦「サイレントセールス」販売業から購入支援業へ、⑧「CLVマネジメント」顧客生涯価値(CLV)を高める、⑨「経理・財務」社長のコックピットをつくる、⑩「チームビルディング」自立型組織をつくる、⑪「仕組み化」安定と継続を築く仕掛け、⑫「投資とリスクマネジメント」永続への善循環を築く

キレるソフトバンク

著者:
榊原康
日経コミュニケーション編集
  • ソフトバンクの強みはどこにも負けないと自負するスピード経営だ。「動物園」と表現される経営会議には社内外のあらゆる関係者が呼ばれ、即断即決で物事がどんどん進む。

  • 他を寄せ付けないスピードの裏には、実は徹底した数字至上主義がある。まず数値目標と達成時期を決め、必要な施策を検討し、効果の予測と検証を日々繰り返す。成果主義だが、失敗は許容される文化で、とにかく実践を重んじている。

  • 孫社長は人をひき付けたり、動かしたりする能力に長けており、唯一無二の存在だ。その才能や人脈を引き継ぐことは難しく、後継者問題はソフトバンクの課題の一つと言える。

アグリ・ベンチャー

著者:
丸幸弘
境新一(編)
加藤寛昭
臼井真美
齋藤保男
  • 現在の農業は、日本の気候や地形といった制約を受けていることや、経営体が分散していることにより、他産業と比べて利益率が低く、成長性が低い。そのため、他産業と同様に事業として農業を位置づけ、発展させるためのイノベーションが求められている。

  • 経営資源が限られ、かつ地域や産品の制約も受けやすいアグリ・ベンチャーにおいては、必然的に他者との「連携」を推進することが求められる。

  • 農業分野のイノベーションとして、フランチャイズビジネスの概念の導入、新たなマーケティングの活用等、ビジネスとして新しく捉え直すケースと、先進技術を農業に取り入れるケースの両面が存在している。

「博士号」の使い方

著者:
incu-be編集部編
  • 博士には、世の中から自分なりの問いを見つけ、それを解く方法を考え、学び、導入することで検証した上で、さらにその結果から次のクエスチョンを見つけ解き明かす力がある。

  • 企業のもつ技術や製品を世の中に広めるなど、研究経験があるからこそできる博士の生き方もある。

  • 研究を通して培った思考力を活かして、これまで博士のキャリアとして想定されてこなかった道を新たに切り開こうとしている博士たちがいる。

iPS細胞物語

著者:
井上浄
木村聡
松原尚子
立花智子
高橋宏之
坂本真一郎
  • iPS細胞は、4つの遺伝子を導入して作られた細胞で、一度分化した細胞が多能性を獲得し、ほぼ無限に増殖できるようになったものである。

  • 再生医療にはこれまで、ES細胞と体性幹細胞が使われてきたが、iPS細胞はそれらがもつ技術面の課題や倫理面の課題をクリアできる。

  • iPS細胞の実用化は、再生医療分野よりも創薬分野で先に実現しそうだ。

  • iPS細胞の実用化にむけて、日本では文科省、経産省、厚労省がそれぞれ研究費を投じているが、総額はアメリカの10分の1程度である。

ぜんぜん気にしない技術

著者:
家入一真
森田正康
  • 気にしすぎな人は自分のことより周り優先の行動をとってしまうが、それはもったいないことだ。本書では、自分に正直に生きてきた家入氏、森田氏の二人による、気にしすぎな人の思い込みを取り払うための言葉が紡がれている。

  • 才能がないからといって、人生あきらめることはない。世の中で評価されている「才能」とは後天的なものだからだ。

  • お金を持っているからと言って、勝ち組とは言えない。お金を持っていれば選択肢が増えるかもしれないが、ただの金には何の価値もない。勝ち組とは、お金の使い方を知っている人のことだ。

植物工場物語

著者:
丸幸弘
塚田周平
川名祥史
  • 植物は、太陽の光や土がなくても生長することができる。水耕栽培のメリットは、植物を育てる環境を完全にコントロールできることだ。

  • 独自の技術開発が行われている日本の植物工場技術は、今後海外への輸出も十分可能だ。

  • 植物工場のビジネスモデルの課題は、コストの削減と高付加価値化だ。

  • 植物工場は過去から現在、そして未来へと進化していき、今では様々な形、規模で展開されている。その良例が「店産店消」モデルだ。

抗体物語

著者:
久保田俊之
井上浄坂本真一郎
  • 私たちは病原体からからだを守るために「免疫」というシステムを使って、いくつかの細胞が巧妙に働き異物を排除するしくみをもっている。

  • 花粉症やアトピー、アレルギーなどは抗体が関係する病気であり、近年治療方法が開発されつつある。

  • 抗体は特異的な物質のみに結合する性質があるため、研究現場ではさまざまな方法で活用されている。

  • 抗体の特異性を活かして、医薬品としての活用も始まっており、日本には世界を牽引する技術がある。

脱ニッポン富国論

著者:
山田順
  • 現在、日本からアジア各国に「人材フライト」するケースが増加している。ミャンマーで起業した人、アジア各国の大学に留学する若者たちなど、特に20~40代の若者世代の「人材フライト」が多い。

  • 日本は長らく「輸出立国」として認識されてきたが、現在の経常収支から見るとその見方は誤っており、むしろ海外投資から利子や配当を得る「投資立国」と呼ぶ方が適しているといえる。

  • 今後、人口が減少し衰退することが予測される日本が再興するためには、人材フライトを推奨し、日本人や日本企業が海外で稼いだお金を還流する仕組みを作ることが肝要である。

ビジネスモデル2025

著者:
長沼博之
  • 貨幣経済に共有経済や贈与経済などが融合し合う「ハイブリッド型経済」においては、ロボットの継続課金モデル、モノのオープンプラットフォーム、物流再構築モデル、価値消費の最適化モデル、クラウドソーシング利用モデル、ボットソーシング利用モデル、そしてニューサプライチェーンという7つのビジネスモデルが勢いを増していくと予測されている。

  • 共有経済圏では、企業は利益最大化ではなく、社会にどれだけ価値…

なぜ、システム開発は必ずモメるのか?

著者:
細川義洋
  • 業務知識やシステムへの専門性の双方が求められる要件定義において、ユーザ・ベンダ間の認識の摺り合わせに多くの時間が必要であることを、十分に理解すべきである。

  • 進捗はWBS等のタスクスケジュールの細分化された一つひとつの作業の「着手」と「完了」で管理する。つまり、完了しか信用してはいけない。

  • システムの品質を守る最後の砦は受入テストそのものではなく、テストケースやテストデータのレビューにあると認識すべきだ。

値上げのためのマーケティング戦略

著者:
菅野誠二
  • 日本は、企業が利益志向ではなく価格競争に明け暮れる結果、売上重視の価格設定を行っているという、世界でも稀な市場と言える。

  • 顧客価値創造プライシングとは、同一商品でも異なるセグメントのお客様には、時と場合によって感じていただける価値が異なるため、それぞれに価値を創造し、最適価格をつけて儲けるための手法である。

  • 本書では顧客価値創造プライシングの実行手法が詳細に解説されており、この手法を身に着けることで、値上げのためのマーケティング戦略を練ることが可能となる。

アップルvs.グーグル

著者:
依田卓巳(訳)
フレッド・ボーゲルスタイン
  • 2008年の登場以降アンドロイドはシェアを拡大し、いまではスマートフォン市場の75%を占めている。

  • アップルはアンドロイドに対抗してiPadを発表した。iPadは本・新聞・雑誌・映画・テレビといった5つのメディアを一つのデバイスに集約(コンバージェンス)したという点でiPhoneを上回る革命的な商品だった。

  • アンドロイドとアップルのプラットフォーム戦争は、単にどちらが「テクノロジー」の未来を支配するかという争いではなく、「メディア」の未来をかけた争いでもある。

グローバル・リーダーの流儀

著者:
森本作也
  • 現地の従業員をうまく指揮するには、①組織として、従業員からの信頼を得る、②各従業員のモチベーションスイッチを見つける、という2つの手法が有効だ。

  • 日本人はグローバルな組織において、①日本と海外の文化の媒介役、②海外と別の海外の文化の媒介役を果たすことができる。

  • グローバル・リーダーはジェネラリストとスペシャリストを融合した「T字型人材」である。

  • 日本人とアメリカ人のコミュニケーションの違いは、①メッセージを伝える責任、②表現のスタイル、③マインドセットの3つの観点から整理することが可能である。

  • アメリカでは、将来を見通し、行く先を決定できる人間がリーダーとなる。

あの人と一緒にいられる時間はもうそんなに長くない

著者:
千田琢哉
  • 成功している人は本来の自分と逆の自分を演じる。気が小さい人は勇敢に、傲慢な人はあえて謙虚に振る舞う方が成功しやすいのである。

  • どん底に対処する一番の方法は、どん底を味わうことである。独力で地獄のどん底から這い上がってきた経験をしてきた人は、独特のオーラを身にまとう。同じ境遇を乗り越えてきた人から、「ようやくこっちの世界にやってきたね」と、歓迎してもらえるだろう。

  • 嫌な人へ向けた最高の復讐は、嫌な人がキョトンとするくらい、感じよく接することである。不機嫌な相手には、最高の笑顔で返す。厭味に対しては、「褒め言葉として受け取っておきます」と言い、スキップして立ち去るのである。

その言葉だと何も言っていないのと同じです!

著者:
吉岡友治
  • 「もっと議論をすべき」、「本当に今必要なものでしょうか?」、「主体性を持って取り組め」といった、便利だけれども実は何も言っていない「マジック・ワード」は多数存在する。

  • ビジネスの現場では、「グローバル人材」、「リーダーシップ」という定義の曖昧な「マジック・ワード」が使用されがちである。

  • 「自分の考え」を論理的に伝えるには、①言葉を定義する、②首尾一貫させる、③根拠を示す、④論理と例示を対応させる、⑤結論まで同一の内容にするという5つのポイントがある。

「話す力」を「お金」に変える習慣

著者:
西澤史子
  • エグゼクティブは「物事」を「具現化」して「お金」に変える術を持っている。本書ではそれらを「巻き込み術」「人間関係の築き方」「聞き方」「大原則」に分けて紹介・解説している。

  • エグゼクティブは、「今度ぜひ飲みに行きましょう」というセリフを「話だけ」で終わらせるようなことはしない。稼ぐためには、話したことをすぐに実現するスピードが必要だ。

  • エグゼクティブは相手を認め、ほめることで、聞く人にプラスのエネルギーを与え、やる気を喚起させる。それらは周囲の聞いている人にもプラスの影響を与え、成功に導く効果がある。

イーロン・マスクの野望

著者:
竹内一正
  • 地球で起こる人口爆発や環境悪化の加速から人類を救うため、イーロン・マスクは人類を火星に移住させるために「スペースX社」を設立し、宇宙ロケットの開発に取り組んでいる。

  • 火星ロケットの開発には時間がかかるため、二酸化炭素による地球環境の悪化を少しでも食い止めるべく、イーロンは電気自動車や太陽光発電の普及にも尽力している。

  • イーロンはロケット開発で何度も失敗し、テスラ社の資金は底をつきかけたが、諦めずに常に前を向いて問題解決に当たり、成功を手繰り寄せた。イーロンの目標ははるか遠くにあり、今後も彼の野望からは目が離せない。

勇気の科学

著者:
児島修(訳)
ロバート・ビスワス=ディーナー
  • 勇気とは、危険、不確実性、恐怖があるにもかかわらず、道義的で価値ある目的に向かっていく行動意志である。

  • 幸運やラッキーアイテムなどの超自然的な力を信じることは、勇気を高める効果的方法になり得る。

  • [li:勇気を奮い起こし行動を決断するまでには、下記の5段階を経る。

  • ① 出来事を認識する。

  • ② 緊急事態であることを理解する。

  • ③ 自分に問題に対処する責任があると感じる。

  • ④ 問題に対処するための方法がわかる。

  • ⑤ 行動を決断する。]

休む技術

著者:
西多昌規
  • 毎日午後2~3時は予定を入れない時間とするなど、業務時間中に敢えて「サボる時間」を作るのも集中力を維持するためには効果的な手法である。

  • 興味のある対象に没頭しすぎてしまっている場合が、度を越してしまうと、心身の疲労を脳が認識できなくなってくるため注意が必要である。

  • 寝不足の日にワーキングメモリをフル稼働させるためには、15分間の仮眠が有効である。

  • 人間関係につらくなったら、平日にリフレッシュデイを設けて人間関係を「休む」べし。

  • 有休がとりにくい場合でも、有休を取る計画を立てることが肝要である。

世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる

著者:
丸幸弘
  • リバネスの社員は現在約50人で、全て理系の博士号または修士号をもつ。そして離職者はほとんどゼロ、会社の約200のプロジェクトは全て黒字、という驚きの企業である。

  • QPMIサイクルは、質の高い問題(Question)に対して、崇高なまでの情熱(Passion)を注ぎ、仲間と共有できる目的(Mission)に変え解決し、試行錯誤を経て革新(Innovation)に繋げるイノベーションサイクルだ。

  • イノベーションのために最も必要なのは研究者の「パッション」であり、経営者にはその熱意を後押しすることが求められる。

理系の子

著者:
横山啓明(訳)
ジュディ・ダットン
  • 「サイエンス・フェア」は高校生によって競われる自由研究発表大会であり、規模・レベルともに様々なものがある。その最高峰と位置づけられる「インテル国際学生科学フェア」には50カ国以上から1500人以上の高校生が出場する。発表される研究のレベルは大学院博士課程の研究を上回るほど非常に高く、企業や政府機関なども見学に訪れている。

  • サイエンス・フェア世界大会に出場しているのは恵まれた環境に育ったエリート高校生だけではない。中には、暖房器具を買えないほどの困窮した環境から出場した高校生もいれば、授業などまったく成立しないような刑務所内の高校から出場したものもいる。彼らに共通するのは、教師や両親、あるいはまったく縁もゆかりもないにもかかわらず彼らの研究に魅了されて手を貸すことになった人々など、強力な支援者の存在である。

人体探求の歴史

著者:
笹山雄一
  • 三十年位前まではヒトにおける種々の機能は魚類まで遡るのがせいぜいであった。しかし、分子生物学的手法の発達によってDNAに刻まれた過去の情報を読み取ることが可能になり、現在は無脊椎動物にまで遡ることができる。各章においても可能な限り進化を遡って記されている。

  • 本書はどこの章から読んでもよく、教員の方が生徒の興味を引くために授業の小さな種を探すと言った読み方や、高校生、大学生の授業の副読本としても読むことが可能である。もちろん、生物学に興味を持つ一般の方々の頭の骨休めにも良いであろう。

著者:

ハーバード戦略教室

著者:
野中香方子(訳)
シンシア・モンゴメリー
  • 「どんな状況でもすぐれた経営者は成功する」という考えは間違っている。真の成功者は、業界には抗しがたい力が働いており、勝利を収めるには戦う場所の選択が肝心であることを認識している。

  • 競争優位を築くためには、適切な目標を持つことが重要だ。その目標が実現可能なものかどうかを見定めるのは、リーダーの重要な責務である。

  • 競争で優位に立つには、堅実で意義ある目標を定めるだけでなく、価値創造システム「戦略の輪」を細やかに調整することが必要となる。

  • すぐれたストラテジストになるためには、自分は戦略の管理者でもなければ専門家でもなく、組織の未来を作る責任を負っていることを認識し、選択を下していかなくてはならない。

日本電産 永守重信、世界一への方程式

著者:
田村賢司
  • 日本電産の3大精神は、「情熱・熱意・執念」「知的ハードワーキング」「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」である。

  • 日本電産は企業買収後、「Kプロ」と呼ばれる経費削減プロジェクト、「Mプロ」と呼ばれる資材、部品などの調達費削減プロジェクトを徹底的に実行する。

  • 現在、日本電産は「精密モーター」の1本柱経営から、「車載用モーター」「家電・商業・産業用モーター」「関連機器などその他製品」への多角化を行う4本柱経営への転換を進めており、M&Aの役割は依然として重要と言える。

「企業変革」入門

著者:
鈴木博毅
  • 失速する企業には、①責任をとらず“自分の問題ではない”という病、②分権と官僚主義が狂気のように進行、③利益を生み出す構造を見失って行動している、という3つの共通点がある。

  • 3人のカリスマは売上向上に向けて、①既存市場での優位性を強化する、②拡大している市場を追い風にする、③新規市場そのものを創造する、という3つの手段を選択した。

  • 3人のカリスマは、①重複する間接業務の一元化、②財務システムの一新、③組織階層の縮小、④管理するだけの中間層のリストラ、⑤部門ごとの採算性の精査、という手法で生産性改善を行った。

入門クラウドファンディング

著者:
山本純子
  • クラウドファンディングとは、寄付、もしくは、将来できる製品や何らかの特典と交換する形で資金を提供する一般公募を意味する。寄付型、購入型、株式型、融資型、投資型の5つのタイプがあり、近年は購入型の成長が著しい。

  • クラウドファンディングでは、そのゲーム性によって、応募者と資金提供者が感情的な繋がりを持つ「仲間」にすらなる。

  • クラウドファンディングによって資金提供者と顧客を一致させることで、顧客が満足する商品の開発に集中できるようになる。更に、需要の見込み違いで失敗するリスクが回避できる。

著者:

好きになったら博士

著者:
incu-be編集部(編)
  • 大学や公的機関で研究を行う女性博士にとって、妊娠や出産はキャリアアップを阻害することはあるが、まずは自分のやりたいことを貫き、研究も人生も同時に楽しむことが重要。

  • 1970年代はまだ少なかった企業の女性研究者であるが、現在、女性研究者のキャリア支援の取り組みが全国の大学に広がりつつある。

  • 研究経験を活かす道は、研究だけではない。疑問に思った事をつきつめて考えていく人には研究の道が開かれており、「思い立ったらやってみる」という考え方が大切。

投資とお金の大事なことはモノポリーに学べ!

著者:
岡田豊((監修))
千葉敏生(訳)
フィリップ・E・オルベーンズ
  • 巨大な建設クレーンの操作と同じように、賢いお金の判断を下すためには初歩的な教訓の実体験が必要である。その訓練に最適なのがモノポリーだ。モノポリーはお金に関するシビアな体験ができるビジネスシミュレーションゲームなのだ。

  • 著者はリスクを全く侵さないことこそ、最大のリスクだという。「リスクを冒さないリスク」を理解するにもモノポリーは良い教科書だといえる。

  • 交渉パターンには、①わがままタイプ、②復讐家タイプ、③詐欺師タイプ、④人格者タイプ、⑤扇動家タイプ、⑥執着家タイプ、⑦カメレオンタイプ、⑧珍品収集家タイプ、⑨お友だちタイプ、⑩専門家タイプがあり、それぞれの対応策を覚える必要がある。

「博士号」の使い方2

著者:
incu-be編集部(編)
  • “Be somebody” 自分が他となにが違い、どんな価値があるのかをしっかり見いだし、人に認識されることで、自分の選択肢を増やせ。

  • 世の中にある様々な課題に直面することで、そこにある課題を発見し、新たな価値を生むことで社会に貢献していく。それが博士人材の本質なのだろう。

  • 先のことはわからない。だからこそ好きなことを突き詰めて、唯一無二の存在に。

  • 現代の研究者は、マネジメントスキルとコミュニケーションスキルの両方が必要だが、多くは不足している。科学的な内容の説明の際には、年配の女性に話しかけるようにすべきである。

  • 研究者としての経験があるからこそ、その価値を発揮できる仕事はラボの外にもある。

男性論

著者:
ヤマザキマリ
  • 「古代ローマ的」男性は、大きな「寛容性」を持っている。自分の知らないことを素直に受け入れ、それを自分の糧としながら新しいものを次々と生み出していくのだ。

  • 「古代ローマ的」男性は、「ボーダーを越える」力を持っている。文化や宗教の壁を越え、本来であれば敵である者までも味方にしてしまう力を持っている。

  • 「古代ローマ的」男性には「変人」が多く存在する。スティーブ・ジョブズは古代ローマ的=ルネサンス的な感性を持つ現代の代表的な人物である。

ルールを変える思考法

著者:
川上量生
  • ゲームと同様にビジネスにおいても、勝つためには緻密な「ルールの検証」が欠かせない。古くからの業界慣習など、時代が移り変わったことによって本来「変えた方がいいルール」を見つけ出すことができれば、そこにチャンスがある。

  • 勝つためには、「最終的にどうなるか」というイメージをはじめに持つことと、「自分の武器になるものはなんなのか」を考えることが重要である。

  • サービスの独自性は、「きちんと説明できないのだけれども、正しいと自分が思うこと」という感性のレベルまでいけば、競合と争う可能性はかなり減る。それは、人間が理解できるかできないかのギリギリのところに存在し、ヒット作はそうした感性の領域から生まれるものである。

拡張する脳

著者:
藤井直敬
  • SRシステムは視覚と聴覚をハックすることで現実を操作することができるシステムである。このシステムを使用することで、人が社会の中でどう行動を変革するかを脳科学的に研究することが可能になる。

  • 社会脳研究のために開発されたSRシステムは研究への利用にとどまらず、エンターテイメントへの応用など事業化への展開をみせている。

  • 新しい研究ツールの開発は科学的発見へと続いている。そして、「知見」は陳腐化し書き換えられてゆくが「技術」は残る。

マニーペニー先生の仕事に生きる女性の教科書

著者:
ヘザー・マクレガー
ミセス・マニーペニー
  • 本書では、「男性と女性は本質的に違う」という事を前提とし、女性が男性社会で生き抜く為のアドバイスが綴られている。「暗黙の男性のルール」の中で、女性が本質的に自然と行っている事がキャリアの上で不利である事に気付かされる。

  • 社会や家庭で「こうあるべきだ」といった女性が期待されている役割には捕われないことが肝要だ。一流のキャリア、子育て、料理、掃除、友人との付き合いなど、全てを完璧にすることは難しく、意志を持って選択しなければならない。

  • キャリアアップを目指す女性にとって、資格取得やネットワーキングは重要である。財務責任者を担うことが多い女性にとっては、特に会計士がお勧めする資格である。

一流役員が実践している仕事の流儀

著者:
安田正
  • 平社員や部長と、一流役員では、仕事に対する姿勢や観点が異なっている。一流の役員ともなれば、仕事の成果や効率を重視したライフスタイルを徹底し、何がビジネスにおいて一番効果的かを考えて実行するものだ。

  • 一流の役員の特徴として、常にチャンスをつかもうとする姿勢が挙げられる。昇進はこれまでとは異なるスキルやノウハウが必要となり、場合によってはリスクを伴うものと言えるが、そこで遭遇する苦労や困難がその人をさらに鍛え、さらなる高みへとつながるのである。

日本の会社40の弱点

著者:
小平達也
  • ピーター・ドラッカーが「もはや知識労働者は雇用主と自分自身を一体化させた解答はしない」というように、外国人は会社名からではなく名前から自己紹介を始める。

  • 外国人とのコミュニケーションにおいて、「強調」と「協調」のような同音異義語は誤解を生みやすいので注意が必要である。日本人は開始時間には厳しいが、終了時間は軽視しがちである。

  • 過剰なホウレンソウは従業員の士気を低下させる恐れがある。

  • 人材育成という観点において、外国人は研修のみを重視しがちである。

会社で活躍する人が辞めないしくみ

著者:
内海正人
  • 現在、多くの会社が、多額の費用をかけて人材紹介会社に依頼をする、採用広告を出すなど、新規採用には力を入れている一方で、できる社員・辞める社員の流出については、「いい人だったが残念だった」で終わってしまい、その原因究明がしっかりと行われていない。

  • 「できる社員が辞めないで働くにはなにが必要なのか」についても、社員の側、会社の側、時代の流れなど、いろいろな角度から考える必要がある。

  • 「会社で活躍する人が辞めないしくみ」とは、1つの手法によるものではなく、感情的で人間性あふれる人と人とのつながりである。

「自分で考える力」の授業

著者:
狩野みき
  • 自分の意見は、①この事態について自分が理解していることは何か、確認する、②この事態をもっと理解するために調べなければならないことは何か、を把握する、③この事態をどう切り抜けるべきか、という「自分の意見」を持つ、の3ステップを踏む。

  • 的確な意見を言うためには、状況の理解を深め、根拠を重視し、視点を広め、未来を予測する力が求められる。

マーケティングで一番大切なこと 感動できる柔らかなココロがマーケットを創造する

著者:
西村公志
  • マーケティングの本質は「豊かな未来を語ること」だ。生活者が豊かな未来を思い描いた結果として、その生活を実現できる商品が誕生し、新しいマーケットが創られる。

  • 新しいマーケットを創造するためには、「感察力」が重要だ。身の周りのものを見るに当たっては、対象を「虫の眼」「鳥の眼」「魚の眼」という3つの異なる視点で見ることがポイントである。

  • 「豊かな未来の物語」の完成度を高めるためには、「創造性に富んでいること」「共感が得られること」「検証できること」の3つの特徴を有する必要がある。

ジョブズの料理人

著者:
日経BP社出版局(編)
外村仁(序文)
  • 佐久間氏が非冷凍の穴子を取り寄せて握ったのをきっかけにジョブズは穴子を好むようになった。ジョブズは理不尽ともいえる厳しさを見せるが、しっかりした仕事をすればその成果は認めてくれる。

  • 貸し切りランチをきっかけに、佐久間氏はジョブズのカリスマや変わり者としての一面だけでなく、夫や父親という普通の一面を見出した。

  • 佐久間氏が成功できたのは、現状に満足せずに、新たな一歩を踏み出したこと、そしてその際に、とにかく小さく始めることで、試行錯誤を繰り返しながら、目指すビジョンに向かって突き進んでいったからだ。

進化しすぎた脳

著者:
池谷裕二
  • 大脳皮質は決まった六層構造をもっているにもかかわらず、場所によって分業が行われている。この性質が解明されたことで「ラジコンネズミ」が実現した。

  • 能力のリミッターは「脳」ではなく「身体」にある。もし人間が20本指だったとしても、脳はそれに対応できるだろう。

  • 私たちはすでにある世界を見ているのではない。脳が世界をつくっているのだ。また、自分の判断ですら無意識な脳の支配を逃れられない。

  • 進化した動物ほど記憶はあいまいだ。これは神経細胞どうしのつなぎ目で起こる反応のあいまいさで説明できる。

事業創造のロジック

著者:
根来龍之
  • ビジネスモデルには、「仮説性の高さ」に加え、「緻密な計算」による妥当性チェックが必要であり、これらがキンドルの成功に大きく寄与している。

  • 持続的な競争優位を築くためには、規模の経済、経験の経済、範囲の経済、ネットワークの経済といった原則を押さえておくことが有効だ。

  • ビジネスモデル検証の際には、「妥当性」と「正当性」に留意し、決定的な欠陥をあらかじめ排除することが求められる。

働く女性の行動科学マネジメント

著者:
石田淳
  • 仕事の悩みのほとんどは「良い結果」を出せれば解決できる。仕事の成果をあげたいのであれば、結果にいたる「行動」を変える必要があり、まずは自分がとっている「行動」を客観的に見直すことが重要だ。

  • 「結果につながる行動」を確実にこなすためには「やるべき行動」の内容を、「MORSの法則(具体性の法則)」を使ってできるだけ「具体的な言葉」で表現するべきだ。

  • 女性上司の中には、「ヒステリーだと思われたくない」と叱ることを躊躇する人がいるが、あなたの性別に関係なく、人格否定をせずに「好ましくない行動」を「良い行動」に変えるために叱るべきだ。

まだ「会社」にいるの?

著者:
山口揚平
  • 独立とはスキルや姿勢の問題であり、誰でも実現できるものである。幸せな独立を実現させるためには、まず自己を知り、感情のバイオリズムをマネジメントして、安定して成果を出せる仕組みをつくっていく必要がある。

  • 独立するならば、仕事は作業ではなく、どれだけ他者に貢献できたかであるという新たな評価基準を意識しなくてはならない。

  • 独立すると、個としての信用が今まで以上に問われるようになる。人生のバランスシートをもとに、お金だけでなくクレジット(信頼)や人とのつながりを含めた「人生の総資産」をいかに高めていくかという視点が重要である。

情熱を注いで、働く

著者:
山元賢治
  • 自分が思うような方向に物事が進まないときは、まずは自分を疑ってみることだ。リーダーという立場にいるのであれば、起こる事すべてが自分の責任と言える。

  • どんなときも判断や行動がブレない基準を設けることで、時間を無駄にすることなく、自分の「To Be」を達成するために使うことができる。

  • 自分の経験を踏まえ磨かれた意思決定エンジンを持つこと、自分の仕事のノウハウを周囲と共有することで目指すレベルの仕事ができるようリソースを空けること、多くの仕事を並列処理する習慣を身に付けることが、自分の志を成し遂げるために必要だ。

企業参謀(2014年新装版)

著者:
大前研一
  • 勘や感覚のみに頼るのではなく、冷徹な分析と人間の経験や勘、思考力を、最も有効に組み合わせた思考形態こそ、戦略的思考と呼べるものである。

  • 問題点の識別においては、「問題点の絞り方を現象追随的に行うこと」が重要であり、適切に抽象化されれば既存の解決策が活用できる。

  • PPMが強力であるのは、戦略的にどの事業を強調するのか、ポートフォリオを振り分ける過程にあり、それこそが大企業のトップに適した管理法にのし上がった理由である。

インサイド・アップル

著者:
依田卓巳(訳)
アダム・ラシンスキー
  • アップルでは対外的なものだけでなく対内的にも秘密がある。社員は自分が関わらないプロジェクトの内容は一切知らされず、もし秘密を外にもらしたら即時解雇される。

  • アップルでは「デザインが製品の出発点」とされ、工業デザイナーの地位が異様に高い。さらにアップルは製造設備を所有していないが、ハードウェアとOSの両方を完全にコントロールしており、垂直統合の新しい形をとっている。

  • 明確な指示、個人の説明責任、緊張性、恒常的なフィードバック、ミッションの明確性――こうした特徴によって明らかになるアップルの価値観がどれほど深く浸透しているかが、ジョブズ亡き後を占う鍵となるだろう。

最強マフィアの仕事術

著者:
花塚恵(訳)
マイケル・フランゼーゼ
  • マフィアの成功者の共通項が一つあるとすれば、ハードワーク、つまり「努力」である。

  • マフィアの世界でも誰を仲間にするかが重要であり、次の3点で相手を確認すべきである。(1)「誠実」であるかどうか、(2)「有能」であるかどうか、(3)「頼りになる」かどうか

  • マフィアでは嫉妬と裏切りはついてまわるものである。何者にも利用されないという決意を持って、直感を研ぎ澄まし事にあたらなければならない。

  • マフィアの正式な交渉の場「シットダウン」では次のことを心掛けるべきだ。(1)銃に弾をこめておけ、(2)口ではなく頭を先に使え、(3)自分のエゴを捨てよ。相手のエゴを利用せよ、(4)弱気になっているときほど、弱気を見せるな、(5)感情を持ち込むな。つねに相手に敬意を払え

ビジネスマンのための「読書力」養成講座

著者:
小宮一慶
  • 本は読み方次第で、いくらでも、読み手の頭をよくしてくれる。正しい読書法を身に着ければ、あらゆる分野について、読書による独学も可能(30時間で専門家レベルに達する)である。

  • どんな読書法をしようと、頭をよくする本としない本がある。逆に、頭をよくする本でも、読書法が間違っていると、頭は良くならない。

  • 読書は「目的」によって使い分けるべきものであり、その目的に合わせて、①速読、②通読レベル1、③通読レベル2、④熟読、⑤重読(再読)の5つの読書法が存在する。

「大発見」の思考法

著者:
山中伸弥
益川敏英
  • 「Vision and Hard work」(明確なビジョンをもちそれに向かって一生懸命に努力すること)。よく言われることだが実践するのは難しい。

  • 「諦める」ということが最も重要な作業だった。物理現象の説明を必死に考え、どうしてもダメだと諦めたとき、条件の縛りから開放されて自由な発想ができるようになった。諦めることが「コロンブスの卵」のきっかけとなった。

  • 一見無駄なものに豊かな芽は隠されている。無駄を省いて全てを合理性で突き詰めた生き方をしているといつかは壁にぶつかるのではないか。

著者:

著者:

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?

著者:
戸塚隆将
  • 将来どのような利益をもたらすかは現時点で分からないが、利害関係を越えた何かのつながりを信じることが、結果として人間関係を発展させることにつながる。

  • 世の中の現実課題のほとんどに正しい答えは存在しないため、日頃から読書や新聞を通じて自ら課題設定し、解を見出す訓練を積むことが重要だ。

  • 成果を出すためには、仕事を頼まれたらその場で完成イメージを共有することや、自ら進んでホウレンソウを行うといった、上司とのコミュニケーションが鍵を握っている。

  • キャリアアップのためには、昇進が決まる前にその能力があることを示す必要がある。背伸びして仕事に取り組めば、その分早く成長することができる。

道は開ける

著者:
東条健一(訳)
デール・カーネギー
  • 不安を取り除くためには、明日のことを思いわずらうことなく、今日だけを見て生きるべきだ。

  • 困難な状況を脱するには、起こりうる最悪のことを受け入れるべきだ。そうすれば失うものは何もなく、問題に集中できる状態になる。

  • 不安を克服するには、何か前向きなことに集中することだ。どんな人間でも一度に一つのことしか思考できないからである。

  • 私たちは持っているもののことは滅多に考えず、持っていないもののことを考えてしまう。体の一部や家族に値段をつけられないことを考えると、自分には計り知れない価値があることが分かる。

宇宙になぜ我々が存在するのか

著者:
村山斉
  • この宇宙は正体不明の物質であふれている。ニュートリノは、エネルギー量で見れば、その割合は多くはないが、粒子の数をみると、一秒間に数百兆個のニュートリノが私たちの身体を通り抜けているほど、この世界はニュートリノであふれている。

  • 日本人ノーベル賞受賞者小柴さんによって、自然界で発生するニュートリノが、初めて観測された。

  • 誕生してから100億分の1秒後の宇宙の姿まで迫ることができるようになってきた。

  • 私たちの身体は星の最期である超新星爆発のときにつくられた元素を材料につくられている。

科学の扉をノックする

著者:
小川洋子
  • 私たちの身体をつくる元素は、50億年前の星の中で作られた。その星が一生を終え爆発したときに、星の中にあった元素は宇宙にばら撒かれ、そしてまた集まって地球ができ、私たちができた。

  • 地球の中で特定の環境条件が満たされたときにできる鉱物には美しい結晶がある。一番エネルギーの少ない方法で自然に形作られる結晶は、必然の美しさを持っている。

  • 遺伝子暗号や遺伝子の解読表は、大腸菌から人間まですべて共通している。遺伝子には、生き物を活かすプログラムだけでなく、新たな命のために自ら死ぬためのプログラムも書き込まれている。

その考え方は、「世界標準」ですか?

著者:
齋藤ウィリアム浩幸
  • 子どもの頃から失敗を恐れずにチャレンジするマインドを育てておくことが不可欠である。失敗から学ぶ経験を積むことが成功への近道である。

  • 日本に求められているのは、「ピボット」の発想から、既存の強みをニーズに合わせて応用するイノベーションである。自分と違う考え方や価値観を持つ人に積極的に出会い、多様性を取り入れて新しい価値を生み出すことが必要だ。

  • 情報を暗記する「What」の教育から、実体験を通じて本当の学びを得ていく「Why」の教育にシフトしていくことが大切である。

ハウスワイフ2.0

著者:
森嶋マリ(訳)
エミリーマッチャー
  • ハウスワイフ2.0現象とは、高学歴で一流企業に勤めているにもかかわらず敢えてその職を捨て、手作り品や料理、子育てに没頭する若い主婦が増えていることを指す。

  • 男性と同じように一生懸命働けば出世できるという期待が裏切られ、会社に幻滅した女性が、育児や家庭菜園、編み物などに生き甲斐を見出した結果、ハウスワイフ2.0が誕生した。

  • ハウスワイフ2.0は旧来の男性や会社中心の働き方からの大胆なシフトになる可能性を秘めているが、彼女たちが「社会に無関心な、優雅なひきこもり」にならないように気を付ける必要がある。

こころと脳の相談室名作選集 家の中にストーカーがいます

著者:
林公一
  • 精神科医の林公一先生が、2500件以上回答してきた人気ホームページ「精神科Q&A」の傑作選。

  • 統合失調症、うつ、擬態うつ・新型うつ、アスペルガーなどについて、当事者(患者本人や家族)からの質問と、答えというわかりやすい形式で学べる。

  • 患者当人やその周辺の人でしかわかりえない事例の独特さが興味を引く。

  • 質問者の背景や思いなどから、伝えられた文面通りではない、深層心理まで読み解いた回答にはっとさせられる。

ハラルマーケットがよくわかる本

著者:
ハラルマーケット・チャレンジ・プロジェクト
  • 人口16億人を抱えるハラルマーケットの市場規模は2兆1000億ドルほどとも言われる。今後も成長が見込まれるこの市場には世界中の企業が注目しているが、日本企業は大きく遅れを取ってしまっている。

  • 「ハラル」とは「健全な商品や活動」を指すイスラム教の教えの総称のことで、認証機関から「ハラル認証」を受けることによってムスリムの購買対象となり流通しやすくなる。

  • 本書では、ハラルビジネス振興に国を挙げて力を入れており、親日国でもあることから、イスラム圏のなかでも特にマレーシアへの進出を推奨している。

ビジネスモデル×仕事術

著者:
細谷功
井上和幸
西本伸行
  • ビジネスの構造を見抜き、構造を理解し、それを利用しようとすることが「ビジネスモデル思考」である。

  • ビジネスモデル思考は新規事業を考えるとき以外にも、日々の仕事術にすぐに応用することが可能である。

グーグル秘録

著者:
ケン・オーレッタ
  • グーグルは、創業当初からユーザー視点を徹底しており、あらゆるグーグルの製品やプロジェクトがユーザーの利便性を高めるために考えられたものだ。正確な検索結果や、「アドワーズ」「アドセンス」という広告方式はその顕著な例である。

  • グーグルは「邪悪になるな」を企業テーマとして掲げ、創業者をはじめ社員の誰もがグーグルに邪悪な意図があるとはまったく考えていない。しかし、中国政府との一件からも明らかなように、時にグーグルが「邪悪な意図」を疑われるような行動をとってきたのも事実である。

  • グーグルは多くの業界に影響を与えたが、最も大きな打撃を受けたのは雑誌や新聞、テレビなどのメディア業界である。中でも新聞や雑誌の凋落は著しい。ウェブでニュースが即時配信されるようになったため、印刷された報道記事に対する広告需要が著しく下がっていることが原因である。

才能を磨く

著者:
宮吉敦子(訳)
ルー・アロニカ
ケン・ロビンソン
  • 人生の3つの原則(①自分の人生は唯一無二であること、②人は自分自身の人生を創造していること、③人生は偶然の出来事の影響を受けるということ)がエレメント探しのベースとなる。

  • 個人的な幸福度に影響を与えるものは、環境・遺伝的要因・態度の3つの要素であり、後天的な「態度」が幸福を形成するのに特に重要である。

  • エレメントを共有できる同族とつながることで、互いに成長を促すことができるだけでなく、自分のエレメントを見極めることができる。

グロースハック

著者:
梅木雄平
  • グロースハックとは「極力お金を使わず、仕組みやアイディアでプロダクト/サービスを継続的に伸ばすこと」と定義され、データ分析やA/Bテストを駆使しながら地道な改善を積み重ねることで成長を促す。

  • グロースハックの基本的なフレームワークに「AARRR」がある。これはAcquisition(ユーザー獲得)、Activation(ユーザー体験最大化)、Retention(継続率向上)、Referral(口コミ拡散)、Revenue(収益化)を意味する。

  • AARRRの各段階において改善施策を打ち出すことで、ユーザー獲得だけでなく、ユーザーにとっても便利なサービスになる。

幸せな人にとっては当たり前なのに 多くの人がやっていないこと

著者:
カカトコリ
  • 自分の心が何によって喜びを得るかを知り、そのために自分で判断できるようにすること。その先に、あなた自身の幸せがある。

  • いつも幸せを感じられ、幸せを引き寄せられるような「幸せ体質」になろう。コツを意識することで、そうなることはできる。

  • ずっと幸せであり続けるためには、幸せへの努力を当たり前になるまでやり続けることが大切である。幸せな人が行っている行動特性を学び、一つ一つ行動に移して習慣づけることで、幸せを手繰り寄せることができるだろう。

トヨタの育て方

著者:
OJTソリューションズ
  • トヨタの強さの根源は、一人ひとりの社員が自分たちの頭で考えて、問題解決できる人材へと育て上げるノウハウにある。

  • 主体的に考え問題解決できる人材へ育てるには、それを評価してより考えることを促す仕組みやプロセスを組織に根付かせることが重要である。

  • 考えることを組織に根付かせるために、上司は、常に部下が納得して自ら考えて行動できるようにしなければならない。そのためには、部下に関心を持ち、部下のありたい姿を理解し、その行動が変わるまで伝え続けることが大切である。

うっかりドーピング防止マニュアル

著者:
遠藤敦
  • 「うっかりドーピング」とは、禁止物質を含んだ風邪薬などを摂取したがために起こる、本人が意図してないドーピングである。

  • 生薬や漢方薬にも禁止物質が含まれていることがあり、さらに海外製のサプリメントには包装の含有成分に表記されずに混入している例もある。

  • ドーピングはスポーツ精神に根本的に反するものである。

  • スポーツファーマシストが活躍する世界の実現によって、スポーツ界が支えられる。

今を生きるための「哲学的思考」

著者:
黒崎政男
  • 哲学的に考えるとは、ものを深く考える、疑って考えてみる、ものごとの本質を見ようとすることである。この哲学的な考え方で、激変する今をもう一度考えてみるべきだ。

  • デジタル化社会は、ネット上にも「私」がいる、知っていることの価値がなくなるというような、従来とは全く異なる社会を作りだした。

  • フクシマは、「自分で作ったのになんともならない」「世界をコントロールできない」という新しい世界観を私達にもたらした。「世界との新しい関わり方」を見つけるべき時が来ている。

桐谷さんが教えるはじめての株主優待

著者:
桐谷広人
  • 株主優待の魅力は、1万円前後から始めることができる手軽さと、配当金に株主優待の品物が上乗せされることで利回りが高くなることだ。優待品の種類も豊富で、桐谷さんは日々の生活のほとんどを株主優待でまかなっている。

  • 桐谷さんは株式投資で失敗した経験を踏まえ、株主優待生活におけるポイントとして、①常に割安の株を買うこと、②余剰資金でやること、③信用取引をしないこと、の3つを挙げている。

ジェフ・ベゾス 果てなき野望

著者:
井口耕二(訳)
滑川海彦(解説)
ブラッド・ストーン
  • ベゾスが起業を決断した理由は、将来自分の人生をふり返ったとき、目の前の高い給料を失うことよりも起業しなかったことの方が心から後悔する可能性が高いと考えたからである。

  • ベゾスは他のテクノロジー企業のトップと同様、部下を厳しく叱責する、気性が激しい人物である。一方、彼の指摘はいつも的確で、顧客を第一に考えた施策を実行していくことでアマゾンを成功に導いてきた。

  • 出版業界は当初アマゾンを歓迎したが、キンドルによってアマゾンが覇権を握るようになると、その存在を脅威と見なした。いまやアマゾンは単なるECサイトを超える存在になりつつある。

物語でわかる ベンチャーファイナンス入門

著者:
中井透
  • 日本のベンチャー・ビジネスは、その名の通りの「危険な事業」であり、ファイナンスを学ぶことは、ベンチャー・ビジネスに潜むリスクを少しでも軽減する上で非常に重要である。

  • 資金は調達元により色々な特性を持つものであり、その特徴を理解した上で、自社の状況と照らし合わせて調達することが大切である。

  • ベンチャー企業の成長ステージによって、調達する資金の種類や額、調達方法などが異なる。複数の選択肢を有しておくことが望ましい。

伝説の灘校教師が教える一生役立つ学ぶ力

著者:
橋本武
  • 灘校を全国屈指の進学校に導くきっかけとなった「伝説の授業」が生み出されるまでの背景、過程、授業方法、その授業で橋本氏が大切にしている考え方が描かれている。

  • 「学ぶ」ことは「遊ぶ」こと、「横道にそれる」「意味がなくてもおもしろければいい」など、橋本氏独特の教育哲学が散りばめられている。

  • 著者の蛙グッズの収集、茶の湯、お能、短歌・俳句づくり、宝塚観劇など幅の広い趣味は、本業にも深みを与えるとともに著者の人生を豊かにしている。

宇宙が始まる前には何があったのか?

著者:
青木薫(訳)
ローレンスクラウス
  • 宇宙論で今最も注目を集めている二つの謎は、暗黒の世界にあり観測することができない「暗黒物質」と「暗黒エネルギー」だ。

  • 暗黒エネルギーは宇宙の膨張と縮小のバランスをとるのに理論上必要なエネルギーと考えられる。

  • これまでの宇宙像によると現代は宇宙観測に適した時代だ。宇宙は膨張を続け、2兆年後にはほとんどの星が離れすぎて見えなくなってしまう。

  • 宇宙に挑む科学者のあるべき姿勢は「自分の想像に宇宙を合わせるのではなく、宇宙に自分の想像を合わせること」である。

未来を切り拓くための5ステップ

著者:
加藤崇
  • 起業家になるためには、学歴も職歴もカネもコネも、起業した分野での経験すら必要ない。成功を確信するまで待つのではなく、早く起業して、将来成功を掴むために多くの失敗と挫折を経験したほうが良い。

  • ビジネスの「アイデア」を思いつくためには「問題意識を持って世の中を観察(経験)する」ことだ。良いアイデアとは万人にウケるものではなく、熱狂的なファンとそれを心底嫌う人を生み出すものである。

  • 製品やサービスを売る際には、何度も断られることを想定しておくべきだ。最初のお客さんは具体的に想像できるくらいのニッチ市場で探す方が、そのメッセージが鋭く刺さる。

考えながら走る

著者:
秋山ゆかり
  • 不調に陥る前にその予兆を察知すること、そして万一不調に陥っても早期に立ち直るための「救急セット」や、いつでも相談できる「かかりつけ」の専門家を予め準備しておくとよい。

  • チームとして成果を出すためには、現場の作業をうまく回し人を巻き込んでいく「現場力」が必要である。

  • 人の仕事を奪わずに責任範囲を広げていくことや、部門横断的なプロジェクトチームに参加することは、広い視野と社内外で通用するスキルを培うことに繋がる。

経営戦略全史

著者:
三谷宏治
  • 経営学の歴史は、「科学的管理」を説いたテイラーに始まり、「人間関係論」を語るメイヨーによりソフト面が持つ複雑で深遠なものに対峙していくことになる。

  • ドラッカー、アンゾフ、コトラ―などの知の巨人たちが近代マネジメントを創成し、後の世で出される主要なコンセプトの原型を形作った。

  • その後、ポーター等によるポジショニング派、ピーターズ等によるケイパビリティ派の対立があるも、どちらが正解とも言えないとする、ミンツバーグの「コンフィギュレーション」に結び付く。

  • 21世紀に入り、素早く実行し、素早く修正する考え方を中心とする「リーン・スタートアップ」および「アダプティブ戦略」が評価を得ている。

やわらかな生命

著者:
福岡伸一
  • 生命は環境に適応するために、形態や行動を変化させる可変性と、一部が欠損してもそれを補い全体を維持させる柔軟性に富んでいる特性を持つ。

  • 科学研究は、査読という形態により信頼性が保たれているが、勘違いや捏造はヒトがおこなっていることもあり、なくなることはない。

  • 生命には決して身体をつくる地図はない。遺伝子地図はあくまでカタログ。私たちをつくっている細胞は前後左右との関係性のみで判断し、身体が作られる。

シグナル&ノイズ

著者:
西内啓(解説)
川添節子(訳)
ネイト・シルバー
  • 統計的に実施したにも関わらず、予測を失敗する理由として代表的なものは、今までに経験しなかったことを予測の対象とする「アウト・オブ・サンプル」である。

  • 予測の精度を高めるためには、自信過剰になるのではなく、①確率論的に考える、②情報が増えるごとに軌道修正を施し精度を上げていく、③予想の大胆さではなくコンセンサスを求める、という3つのポイントを押さえておくのが良い。

  • 定量的に要素を分解して確率を試算することが統計予測の基本である。その上ではベイズの定理を正しく理解し、数多く実践で用いることが有効だろう。

悪魔のサイクル(2013年新装版)

著者:
大前研一
  • 日本人に蔓延している「よりかかり」思考(自分で考えることなく、周りと同化することを善しとする考え)は、幼少期から醸成され、社会人になる頃には行動規範として組み込まれてしまう。

  • 共属的な「よりかかり」思考は、理屈が通らないことを生じさせ、しかもそのことに対して疑問を感じなくなってしまい、問題が放置されたままになるという「悪魔のサイクル」を生み出す。

  • 閉じた「悪魔のサイクル」を打ち破るのは非常に困難だが、安易な技術提携に頼らずに、自社エンジニアによる技術開発を推進することは、このサイクルを断ち切るきっかけになるかもしれない。

ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国

著者:
谷島宣之
  • 日本は欧米から取り入れた技術・システムに対して、自分では適応出来たつもりでいても、自覚症状がないうちに適応異常に陥っている。

  • 適応異常に克つには、「道は一本しかない」という思い込みを捨てて、柔軟にグランドデザインや全体像をつかむ思考方法が有効である。

  • 手段を目的化するのではなく、グランドデザインを元に改善するというある意味「当たり前」のことを再び考える必要がある。

気候変動はなぜ起こるのか

著者:
大谷壮矢(訳)
川幡穂高(訳)
眞中卓也(訳)
伊左治雄太(訳)
ウォーレス・ブロッカー
  • 海洋大循環とは、水の温度の違いが生み出す地球規模の水の循環である。

  • 過去に大西洋に淡水が流れだし、低塩分濃度の水が海洋の表面を覆ったことで、海洋大循環が停止したことがある。

  • 産業革命以降、人間が大気や海洋に及ぼす影響力が大きくなり、「アントロポセン」と呼ばれる時代に突入した。

  • 二酸化炭素量の増加による、海洋大循環の停止は考えにくいが、深刻な水供給の減少につながる可能性は否定できない。

超入門 コトラーの「マーケティング・マネジメント」

著者:
安部徹也
  • マーケティングとは顧客のニーズを見極め、適切なタイミングと価格で製品を提供することで、顧客のほうから「売ってください」という状況を意識的に作る戦略のことである。

  • マーケティングは、①調査⇒②STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)⇒③マーケティング・ミックス(4P戦略)⇒④実施というプロセスを踏む。これらはサイクルとして回すことで、より精度の高いマーケティングを実現することができる。

  • コトラーは、マーケティングのサイクルのなかでもSTPにこそすべてのマーケティングの基本があると述べている。

単純な脳、複雑な「私」

著者:
池谷裕二
  • 脳の無意識の作用は強烈だ。ものごとの正しさや好き・嫌いを判断するとき、知らず知らずのうちにこれまでの経験や環境の影響を巻き込んでしまっている。しかも、私たちはそれに気づけない。

  • 自らの意志で自由に判断、行動しているつもりでも、実は行動しようと思う前に、脳がすでに動く準備を行っている。「自由」は行動よりも前に存在するのではなくて、行動の結果もたらされるものだ。

  • 「意志」や「意図」は、簡素なルールに従って創発されているだけなのではないか。

プア充

著者:
島田裕巳
  • 『プア充』とは『年収300万円しか稼がないこと』により、幸せに暮らすという考え方だ。

  • 強い意志がなければ、年収300万円の次は350万円、400万円、500万円と際限なく欲求は膨らんでいく。更にストレスを溜めながらお金を稼ぐと、衝動買いや、エステ・マッサージ、タクシー代などの余分な出費が嵩むことになる。

  • 『プア充』を目指すには、都会に住んだ方がいい。特に地方で必須アイテムとなる車には、車のローンや保険、ガソリン代、車検代など出費が嵩む。

  • 『プア充』の生活でも、結婚や子育てをすることは十分に可能だ。周りの方に世話になること、子供を私立に通わせないなどのポイントを押さえれば、問題なく暮らしていける。

いつだってこんなリーダーが組織を蘇らせる

著者:
日経トップリーダー(編)
  • 組織を蘇らせるリーダーは、企業の立て直しに本気で取り組み、現場感覚を大事にしながら率先垂範して前向きに行動すると同時に、リーダーの考えをわかりやすく社員に伝えることで、社員の本気度を高めている。

  • 中小企業は、安いコストでブランドを作り上げるために、事業を狭い領域に絞り、ニーズを深耕する必要がある。ブランド構築は自社商品やサービスのファンを増やす上で非常に重要である。

  • 長寿企業は危機をバネに、スピード感をもち、自社の強みと弱みを分析し、時代に合わせて変革を続けることで存続してきた。

コーポレート・ファイナンス

著者:
岩村充
  • ファイナンスの世界において、リスクとは「不確実性の大きさ」である。

  • ファイナンスの前提として、投資家は「リスク回避者」であるとの想定がある。つまり、同じ収益性が得られる範囲では、できるだけ不確実性が少ない方法でその収益性が得られる投資機会を選択するとの想定である。

  • DCF法とは、予想される資金の出入りを金利で割り引いた現在価値を算出する手法である。DCF法の考え方は、「将来発生するキャッシュフロー(現金の入り)を、そのリスク(不確実性)に見合ったリスク・プレミアムを上乗せした金利で割り引く」というものである。

スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?

著者:
花塚恵(訳)
ジョン・ムーア
  • スターバックスは従来のマスマーケティングでなく、お客様一人ひとりと心の通った関係を築くことに焦点をあてた。そして世界中の人々のコーヒーに対する考え方を変えるという目標を達成した。

  • スターバックスは、ブランドをつくろうとしたことはない。ただお客様に美味しいコーヒーの楽しみ方を伝えること、くつろげる空間をつくることに情熱を注いだ。そうやってビジネスに忠実に取り組んだ結果、強力なブランドが築かれた。

  • 常に人ありき。スターバックスは人を相手にしたビジネスとしてコーヒーを提供しており、コーヒービジネスを通して人に奉仕する会社ではない。

未来への6つの約束

著者:
日本大学N.研究プロジェクト(編)
  • 世界中でまだ誰も知らないことを追求したり、この世の中のどこにも存在していない新しいものをつくり出したりすることは困難の連続である。それを地道に続けていくことで、世界の誰も真似できない唯一無二の知識や技術をもつ、真のプロフェッショナルになれる。

  • 研究分野や得意技が違う様々な人とつながることで、研究は広がり、前進する。

  • 研究はこれまで研究者によって蓄積されてきた基礎のうえで、新しい挑戦や実験をこれでもかというほどに、くじけずにくり返す努力によって支えられている。

早く正しく決める技術

著者:
出口治明
  • 早く正しく決めるためのシンプルな考え方の鉄則は、「迷ったら、どちらのほうが、ベネフィット(便益)が高いかを考える」ということである。

  • 社内で正しく決めるために、「数字・ファクト・ロジックで話し合う」という文化を作るとよい。

  • 限られた資源の中で、物事を決めていくためには、時間を区切るクセをつけることが肝要である。

戦略的ストーリー思考入門

著者:
生方正也
  • 戦略的にストーリーを活用していけば、自分の考えていることの実現に一歩近づける、というのが本書のキーとなるメッセージである。

  • 戦略的ストーリー思考を身につけるためには、①ストーリーを「連続した出来事」と捉える、②「はじまり」と「おしまい」を意識する、③ストーリーの「舞台」と「地」を意識する、④逆算思考、⑤成果物を組み立てる思考、⑥難所想定の思考、⑦出来事を並べる順序、⑧視点の置き方、⑨伝える場面の選択の9つの原則の理解が必須である。

金持ち脳と貧乏脳

著者:
茂木健一郎
  • 金持ち脳とは、お金を増やすことを考えている脳であり、貧乏脳とは、ただお金を使うことだけしか考えていない脳である。貧乏脳の持ち主は、何よりも先に自己欲求を満たすことを優先してしまう。

  • リスクテイクのスケール感は、その人の経験によって大きく異なる。そして、ここがお金持ちと貧乏人の間にある、決定的な脳の使い方の違いのポイントとなる。

  • お金持ちに共通する脳の使い方は、「動かざること山のごとし」である。お金を出すときと出さないときのメリハリがしっかりしており、そのメリハリを判断する脳の「危険シグナル」が発達している。

暗号が通貨(カネ)になる「ビットコイン」のからくり

著者:
吉本佳生
西田宗千佳
  • ビットコインは中本哲史を名乗る人物が提唱した論文を元に世界の技術者が構築した、画期的な暗号通貨である。

  • マウントゴックスの破綻によりビットコインが持つ暗号の強固さが損なわれた訳ではない。資産を預かる取引所としてのマウントゴックスの情報システムに問題があったのである。

  • ビットコインにはそれを支える中央銀行もなく、武力もない。暗号が破られないという「知力」が基礎になっている通貨だと言える。

ディズニー 感動を生み続ける37のルール

著者:
濱名均
  • ディズニーランドではすべて、「もしウォルトならどうするか?」を基準に考える。

  • ディズニー流の兵站力の活用法は、圧倒的な量によって圧倒的な感情を伝えることである。

  • マーケティングの4Pに則った戦略を、忠実に展開する。

「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方

著者:
金子敦子
  • 成果が問われるコミュニケーションには、以下3つの原理原則が存在する。1.コミュニケーションには目的がある 2.コミュニケーションは受け手が出発点である 3.コミュニケーションにはコストがかかる

  • コミュニケーションの「やり方」は以下3つの観点からそれぞれコツが存在する。1.中身を磨く 2.表現を工夫する 3.聞く・聞き出す

滅亡へのカウントダウン

著者:
鬼澤忍(訳)
アランワイズマン
  • 医学の進歩と食料供給の増加によって世界人口は20世紀に入って急増しており、現在では70億人に到達、今世紀中には100億人にまで増加するとみられている。

  • 人口が増えれば環境汚染が進み、食料やエネルギーなどが不足する。災厄を未然に防ぐには、人間がみずからの数を管理し、適正な人口に抑制する「家族計画」を推進しなくてはならない。

  • 避妊の手段を持たない発展途上国の女性は現在2億5000万人おり、彼女らに避妊の手段を提供すれば、人口を抑制することができるほか、妊娠中絶の件数も減らすことができる。

  • これまで経済的繁栄は人口増加を前提とした成長を前提としていたが、今後は地球との均衡が可能な人口に抑制していく必要がある。日本は世界で初めて人口が減少する国であることから、量から質への転換が可能かどうかを見極める実験場として注目される。

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕

著者:
松永肇一(訳)
美谷広海(訳)
黒沢健二(訳)
祐佳ヤング(訳)
ジェイソン・フリード
デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン
  • 会社は大きければいいというものではない。ゆっくり成長して最適な規模を見つけよう。

  • 人気があるもの、新しいものに金をつぎ込むのでなく、「変わらないもの」をビジネスの核にする。

  • 「私には十分な時間も、お金も、人脈も、経験もない」と嘆くのはやめよう。制約は見方を変えれば武器である。そこには無駄の余地はなく、創造性が求められる。

「このままでいいのか」と迷う君の 明日を変える働き方

著者:
金井壽宏
  • 「働く」ことを考えるときは、まずは自分が「好きな仕事に打ち込みたいタイプ」か、それとも「仕事に多くを望まず、好きなことは趣味で満足できるタイプ」か、考えてみるのが良い。

  • 職場で認められるためには、①配属先の組織になじみ、メンバーのひとりとして認めてもらうこと、②職場が求める課題に、一人前のメンバーとして仕事面できちんと貢献できること、という2つの「加入儀礼」を済ませる必要がある。

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今回は以上です。ページをめくるだけで腱鞘炎になりそうですが(笑)、ブックマークして検索するなどして利用いただけますと幸いです。