中国はなぜ脅威なのか?中国共産党の野望と未来

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悩む人

中国脅威論について調べる人「中国ってなぜ脅威だと言われるのでしょうか?確かに人口が多いし、GDPは日本を超えるまでになったけど、一人ひとりはまだ貧しい人も多いし、発展途上国ですよね?なぜアメリカはあそこまで目くじらを立てる必要があるのでしょうか。」

こんな疑問を解決します。

中国はなぜ脅威なのか?中国共産党の野望と未来

本記事では金融エンジニア歴12年の私の独断と偏見により選んだ書籍から、中国の脅威についての論壇の要点をピックアップします。なお、紹介する書籍とその要約はフライヤーさんの記事になります。
(引用元:https://www.flierinc.com/)

China 2049

  • 本書は、中国が2049年までにアメリカから世界の覇者の地位を奪取し、中国主導の世界秩序を回復しようとする「100年マラソン」という秘密戦略と、その対処策について述べた一冊である。
  • アメリカはこれまで、中国を支援すれば、中国が協力的になり、民主化が進むという間違った仮説に立っていた。だが実際には、強硬なタカ派が優勢になっており、春秋戦国時代の教えを土台に、覇権を握る好機を狙っていた。
  • アメリカは、中国が「100年マラソン」をすでに始めていたことを認めて、中国の脅威に立ち向かう必要がある。

丹羽宇一郎 習近平の大問題

  • 習近平が掲げるテーマは「中華民族の夢」だ。また国内的には、反腐敗運動を進めるとともに、八大元老による長老支配を一掃しようとしている。
  • 習近平の対外政策は、より広い地域を手中に収めることが狙いだと受け止められていることが多い。しかしその見方は正しくない。目指しているのはアジア諸国との共存共栄である。
  • 中国の大問題として挙げられるのは、信用のおけない国内の統計数字および金融市場の自由化だ。いずれ民主化していくのは必然の流れだが、これは人類史上初の挑戦となる。

喰い尽くされるアフリカ

  • 資源産業が経済を支配してしまうと、国民に課税して資金を集める必要がなくなる。その結果、民主主義は機能しなくなり、独裁政治が生まれてしまう。
  • 中国とアフリカ大陸の運命は密接に結びついている。その関係構築に大きな役割を果たしたのは、「仲介者」と呼ばれる広い人脈をもった人物たちだ。
  • 現在のアフリカを略奪・支配しているのは、影の政府を通じて国土を支配する政治家、彼らと世界を結びつける仲介者、そして汚職にまみれた多国籍企業の三者である。

データで読み解く中国の未来

  • 中国は2012年に米国を追い抜いて、輸出額世界第1位となった。先進各国よりもGDPに占める工業生産額割合が非常に高く、名実ともに「世界の工場」となっている。
  • 中国は安価な石炭をエネルギー源とし、都市部の農民を低賃金の労働力として使うことで、工業製品の輸出競争を優位に進めている。
  • 中国はアメリカとならぶ強国となったが、今後は「中進国の罠」にはまり、成長の鈍化に直面するだろう。人口の3分の1を占める農民を豊かにしなければ真の先進国にはなれない。

日本の国益

  • 2013年の「国家安全保障戦略」により、日本の国益は「国家・国民の安全」「国家の繁栄」「普遍的価値観にもとづく国際秩序(リベラル秩序)の擁護」と定められている。
  • 日本の国益は、いま「北朝鮮の核・ミサイル」「東シナ海の尖閣諸島を巡る対立」「南シナ海における法の支配の問題」という3つの脅威にさらされている。
  • 日本はアメリカと中国という2つの大国に挟まれた「境界国家」である。現実主義と理想主義を包摂した「開かれた国益」によって、戦略的に生き残るとともに、国際社会へ貢献していかなければならない。

図解地政学入門

  • 地政学とは、地理的な条件が一国の政治や軍事、経済に与える影響を考えることだ。歴史の背景には、領土にまつわる国家の野心が存在し、地理的条件が大きく関わってきた。
  • 西洋列強による半植民地時代で弱体化していた中国は、二度の大戦を経て再び大国として存在感を示し、太平洋への足がかりをつくろうとしている。
  • アメリカにとって、アメリカ大陸の囲い込みや、太平洋の植民地の奪取は、自由精神を普及させるためであり、これが「世界の警察官」としての意識につながっていく。

アリババ中国eコマース覇者の世界戦略

  • アリババは、1999年に一介の英語教師であった起業家、ジャック・マーにより創業された。創立当初から世界最大規模のインターネット企業になることをめざす、野心的な企業だった。
  • 創業間もない頃、カリフォルニア州へのオフィスの展開を図り失敗。大規模なリストラを行うという苦難の時代があった。
  • 中国市場におけるイーベイとの熾烈な競争の末、イーベイは中国市場から撤退した。これは、インターネット界の巨人を打ち破る快挙となった。

ビジネスに効く教養としての「中国古典」

  • 物事を優位に進めるには、ライバルに先んじて名乗り出ることが大切だ。スピーディーな決断と実行ができるようになるには、普段から問題意識を持って情報に接することが求められる。
  • トップや上司の命令が、会社やチームのためにならないと思った場合は、あえて逆らうことが必要であり、その忠義が評価につながる場合も多い。
  • 真に勝利を収めたいのならば、力で制圧するよりも、相手の心をつかむことが必要だ。