デザインを勉強したい社会人が読むべきビジネス書13選

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デザインを勉強したい社会人
「社会人としての教養としてデザインの勉強がしたいです。実務にも応用が効くデザインに関するビジネス書はどんなものがありますか?」

こんな悩みを解決します。

デザインを勉強したい社会人が読むべきビジネス書を紹介します

私は金融系ITエンジニア歴12年の社会人です。金融業界のエンジニアならデザインなんて関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、金融エンジニアにとってもデザインの勉強はとても大切です。

デザインは、お客様が使うWEB画面の利便性に大きく影響しますし、エンジニアとしてではなく社会人としてもデザイン思考が身についていると以前は想像もつかなかったような思考も身につき、仕事のアウトプットの質がグッと上がります。こうした経験も踏まえ、デザインに興味のある社会人の方に少しても助力できればと思い、この記事を書きました。

なお、本記事で紹介する書籍とその要約はフライヤーさんの記事になります。
(引用元:https://www.flierinc.com/)

それでは早速、本の紹介とその要点です。

21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由

著者:
佐宗邦威
  • 「デザイン思考」とは、ゼロからイチを生み出すために、デザイナーのように課題を独自の視点で発見し、創造的に解決する思考法であり、21世紀で活躍する人材になるために重要なスキルとして考えられている。

  • 「デザイン思考」は、「インプットの質」「発想のジャンプ」「アウトプットの質」という3つの要素から構成されている。また、デザイン、ビジネス、エンジニアリングという3つの要素を協働させ、左脳と右脳の両方をバランスよく活用することを促してくれる。

スティーブ・ジョブズがデザインしていた未来

著者:
川北蒼
  • 製造業はモノ自体の価値で評価される「モノ支配論理」から、ソフトウェアがつくり出すサービスで収益を得る「サービス支配論理」へと転換していくことが求められている。

  • 「自己実現欲求」に基づいた、多様かつ個性的な生活者の自己表現を満たすサービスの多様性が求められている。

  • <モノのインターネット>
    の時代で日本が生き残るためには、ビジネス応用領域での規制を緩和し、特に製造業におけるネットサービス型ビジネスモデルを確立させることが必須である。

WORK DESIGN(ワークデザイン)

著者:
池村千秋(訳)
大竹文雄(解説)
イリス・ボネット
  • 直感的な思考モードである「システム1」は、元々の思い込みを助長するような判断を導きがちである。そのため人々は「代表性ヒューリスティック」などのバイアスに陥りやすくなる。

  • 行動デザインは、人々が自動的に好ましい行動をとるように促す方法である。価値観や思考様式が変わらなくても、環境を変えることで行動を変えることは可能だ。

  • 人事評価で性別や人種によるバイアスを排除するには、複数の候補者を比較して評価する手法が有効だ。比較により、無意識のバイアスでなく、個々人の成績に注目できるようになる。

「行動デザイン」の教科書

著者:
國田圭作
博報堂行動デザイン研究所
  • モノ(商品・サービス)から捉える「モノ発想」ではなく、行動から捉える「行動発想」を持つことが、右肩下がりの市場でビジネスを伸ばすために必要である。

  • 「思ったほど人は動かない」ことを前提に、意識レベルの変化よりも行動レベルの変化をダイレクトに作り出すのが「行動デザイン」の基本的な考え方である。

  • 目に見えない人の意識を探るより、手掛かりとなる「行動」の事実から、人がなぜ、その行動をしたのかを探っていくほうが行動デザインを考える上で確実なアプローチといえる。

デザインの次に来るもの

著者:
八重樫文
安西洋之
  • EUでは「デザイン思考」以外にも様々な手法を用いて、デザインによるイノベーションをめざしている。

  • 特に注目すべき手法は、「デザイン・ドリブン・イノベーション」である。この手法は単に製品の色やカタチを変えるのではなく、製品に新しい意味を見出すことを目的とする。

  • デザイン思考では、課題を設定するのが難しいという弱点がある。その解決策となるデザイン・ドリブン・イノベーションにおいては、各専門家の見解をネットワーク化し、デザインの課題を見出すことが出発点となる。

デザイン・ドリブン・イノベーション

著者:
佐藤典司(監訳)
八重樫文(監訳)
岩谷昌樹(監訳)
立命館大学DML(訳)
ロベルト・ベルガンティ
  • デザイン・ドリブン・イノベーションとは、市場ニーズに応えるのではなく、全く新しい「意味」を提案する「意味のイノベーション」である。

  • 新しいテクノロジーは既存の「意味」を強化するために使うのではなく、新しい「意味」を創出するためにこそ使われるべきである。

  • デザイン・ドリブン・イノベーションを引き起こすためには、同じプロダクトを扱っているさまざまな「解釈者たち」とよい関係を築くことが必要不可欠である。

無印良品のデザイン

著者:
日経デザイン編集
  • 本書は、無印良品の成功の秘密を「プロダクトデザイン」「コミュニケーションデザイン」「店舗デザイン」という3つの視点から考察しており、無印良品の「思想」とデザインの関係性がわかりやすく示されている。

  • 無印良品独自の「アドバイザリーボード」という仕組みが、経営と…

経営とデザインの幸せな関係

著者:
中川淳
  • ものづくり企業再生の第一歩は現状把握に取り組むことからはじまる。正しい現状把握を経て、中期経営計画を策定し、その上でブランドづくりや商品づくりに入る。

  • ブランドを組み立てる際、ブランドの「志」「ストーリー」「らしさ」「ブランドコンセプト」を書き出すとよい。すべての項目の整合性がとれるように、ぐるぐるとつなげながらよく考えることが大切だ。

  • コミュニケーション設計とは、顧客が正しいブランドイメージを持てるように、営業戦略、流通戦略、販売促進・PRを、個別的にではなく、総合的に考えることである。

HELLO, DESIGN

著者:
石川俊祐
  • デザイン思考とは、人々の潜在的なニーズを発見してそれを解決するための方法を考え出す、あたらしい未来を描くための思考法だ。

  • デザイン思考は「デザインリサーチ(観察/インタビュー)」「シンセシス/問いの設定」「ブレスト&コンセプトづくり」「プロトタイピング&ストーリーテリング」の4つのプロセスで構成されている。

  • 優れたデザインの宝庫である日本で育った日本人は、デザイン思考を身につけるポテンシャルを持っている。

CEOからDEOへ

著者:
坂東智子(訳)
マリア・ジュディース
クリストファー・アイアランド
  • 現代のように常に変化する時代においては、これまでのCEO的リーダーシップはもはや通用せず、デザインの力(集団的な変化を起こす力)を積極的に活かす「DEO」が求められる。

  • DEOは、①変化を起こす、②リスクを冒す、③システム思考をする、④直観力が高い、⑤社会的知性が高い、⑥さっさとやる(GSD)という特徴を持っている。

  • コラボレーション(共創)やメンタリングを重視する点、分散的思考を行い、失敗を容認する点など、DEOの特徴は組織作りや行動にも表れる。

問題解決に効く「行為のデザイン」思考法

著者:
村田智明
  • 「行為のデザイン」とは、ユーザーの行動や心理に着目し、ユーザーがより滑らかに目的の行為を進められるプロダクトのデザインを考えることである。

  • ユーザーの行動を時間軸に沿って思い描く「想像体験」によって、不便を引き起こすバグや、「ここが便利、使ったら楽しい」という「エフェクト」を発見することができる。

  • デザインは、プロダクトの設計思想を絞る「プランニング」、その思想をユーザーインターフェイスとビジュアルに落とし込む「可視化」、プロダクトを世間に認知させる「告知」のプロセスから成る。

ロードアイランド・スクール・オブ・デザインに学ぶクリティカル・メイキングの授業

著者:
大野千鶴(訳)
久保田晃弘(監訳)
ロザンヌ・サマーソン
  • ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)は、「クリティカル・メイキング」と呼ばれる独自の教育プログラムを提供しており、イノベーションや独創性を引き出す内容になっている。

  • RISDの授業を通して、学生は作品の意味について考え、批判的に観察し、検証することを学ぶ。

  • RISDの卒業生は、批判的に思考することや、何度も制作し直すことに慣れており、問いへの対応力や課題の解決策を探す力を身につけている。こうした能力を活かしてアートやデザインだけでなく、ビジネスの分野でも活躍している。

ネットで「女性」に売る

著者:
谷本理恵子
  • 女性にとって現実は「仮の姿」であり、「お城にいる自分」こそが「本来の自分の姿」である。そのため「ないものを手に入れる」のではなく、「もともともっているものが目覚める」というニュアンスが重要となる。

  • 女性は「解決手段」ではなく、「本来の自分を取り戻してくれる魔法」を探している。数字やスペックよりも、「ときめき」や「理想の場面」を見せることが、売り上げ向上につながる。

  • 女性は男性よりも「パッと見の印象」に敏感だ。色やフォントなどといった小さな要素にこだわることが、印象を大きく左右する。

今回は以上です。デザイン思考の必要性を感じた方には、ぜひこれらの書籍を手に取って、デザインに関するより具体的な内容に耳を傾けていただきたいと思います。