アフリカへの企業進出、中国の躍進と日本の勝算について考える

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悩む人

アフリカの企業進出について調べる人「今アフリカでは中国系の人々でごった返しているみたいですね。中国の安価な製品がたくさん輸出されるだけでなく、現地でも様々なビジネスに中国系企業が参画しているようです。一般に日本企業の方が賃金が高いため競争力で不利な面も多いのでしょうけれど、日本企業のアフリカへの進出ってどうなんでしょう。」

こんな疑問を解決します。

アフリカへの企業進出について、中国の躍進と日本の勝算を考えます

本記事では金融エンジニア歴12年の私の独断と偏見により選んだ書籍から、アフリカへの企業進出について考えていきます。なお、紹介する書籍とその要約はフライヤーさんの記事になります。
(引用元:https://www.flierinc.com/)

アフリカで超人気の日本企業

  • アジアよりアフリカの方が今後の人口増加率は高い。今こそアフリカ市場に打って出るべきだ。
  • 日本から離れたアフリカで持続的ビジネスを実現するためには、目先の利益を追わず、現地の雇用を生み出し、信用を勝ち得ることがなによりも重要である。
  • 商売の面白さは、仕込みが当たった時にこそある。野心的な試みこそが、毎日楽しく仕事をする原動力となる。
  • ビィ・フォアードの強みは、ブランド力、資金回収力、物流網の3つであり、他社にはなかなか真似ができないようになっている。

喰い尽くされるアフリカ

  • 資源産業が経済を支配してしまうと、国民に課税して資金を集める必要がなくなる。その結果、民主主義は機能しなくなり、独裁政治が生まれてしまう。
  • 中国とアフリカ大陸の運命は密接に結びついている。その関係構築に大きな役割を果たしたのは、「仲介者」と呼ばれる広い人脈をもった人物たちだ。
  • 現在のアフリカを略奪・支配しているのは、影の政府を通じて国土を支配する政治家、彼らと世界を結びつける仲介者、そして汚職にまみれた多国籍企業の三者である。

20億人の未来銀行

  • 著者はモザンビークで、お金の「ものがたり」を変えようとしている。資源制約期の現在、自由競争のルールに則った金融システムに従っていると、社会が不安定化する恐れがある。
  • 現在のお金の「ものがたり」の問題点は、「お金でお金を稼ぐ」すなわち「複利」で稼ぐことを是とする点にある。お金を貸している側に富が積み上がり、富の偏りを生み出してしまう。
  • 著者がめざすのは、電子マネーを使って買い物をする際の決済手数料を収入源とする、「収益分配型モバイルバンク」の構想だ。

バッタを倒しにアフリカへ

  • 幼少期に『ファーブル昆虫記』に感銘を受け、昆虫学者になることを夢見た著者は、博士号を取得するも職にあぶれて食い扶持に困っていた。
  • 現在の日本ではバッタ研究の必要性はかなり低いが、大量発生したバッタが深刻な飢饉を引き起こしているアフリカではバッタ対策が急務の課題であった。
  • 著者は、博士生命をかけてバッタ研究所のあるモーリタニアの地を踏み、数々の困難にぶつかりながらも、現地の人々の助けを得つつバッタ研究を進めていった。

日本企業が世界で戦うために必要なこと

  • 大黒屋はグローバル展開を進めており、既にブランド品の本場欧州と、市場規模が大きくなった中国に進出した。さらに、かつて中古ブランド品販売においては不可能だと言われていた「キュレーション型のEC」を開発した。
  • 大黒屋のグローバル展開にあたっては、著者自身のアメリカと香港での経験が礎になっている。グローバルビジネスにおいては、リターンを最大化するために行動することと、ファイナンスの知識が最重要だ。
  • グローバルビジネスはどんどんスピード重視型になっている。だがいくら時代が変わろうと、「信用」を原理原則とすることは変わらない。

なぜ日本企業は真のグローバル化ができないのか

  • 日本のグローバル企業は、日本人駐在員に依存する経営モデルから脱さなければならない。
  • 海外のグローバル企業の本社は、利益を最大化するために、使用するインフラを指定し、一定のルールに基づいたコミュニケーションを行っている。
  • 日本企業がGOMを構築するためには、海外のGOMのケースを模倣するだけでは不十分である。日本固有の事情を踏まえたうえで、日本型のGOM構築をめざすべきだ。
  • GOM構築を行うにあたっては、たんに作業タスクを並べてひとつひとつ推進していくのではなく、変革のためのプロセス設計を入念に行う必要がある。

国境なき医師団

  • MSFは、1960年代後半にフランスの若い医師たちによって創設された。「行動と発言」、「治療と証言」を二軸に据え、市民社会の運動だと自ら定義している。
  • MSFは人道的医療活動をうまく機能させようとするあまり、組織化、官僚化を招き、当初の「議論主義」や「人類愛」といった方向性から離れつつあるという課題を抱えている。
  • MSFは、南アフリカでのエイズの治療に尽力する一方で、MSFの能力の限界や人道的活動の有限性と向き合い続けている。